養殖池の畦道を歩いていると、時々カニの死骸を見る。
ほとんどがオートバイに敷かれた轢死で、ぺしゃんこになっている。
潮が満ちてくると養殖池の水面も上昇し、カニたちもつられて畦道に上がってくる。
甲羅の径は7~8㎝くらいあろう。
やや紫がかった色をしている。
カメラの一脚の先でつついてみたら、一目散に逃げだした。
その後、草むらでこちらの気配を伺っている。
爪が大きくて、食べるとおいしそうに見えるが、このカニを捕っている人を見たことがない。
食べられないカニかもしれない。
木陰で水を飲みながら休憩していると、カニが穴から出てきた。
少しでもこちらの気配を感じると、サッと穴の中に逃げる。
気配を殺してじっとしていると、恐る恐るまた出てくる。
「だるまさんが転んだ」「だ~る~ま~さんが転んだ!」という感じである。
冒頭の写真は養殖池に白い旗を立てて魚を捕る野鳥が来ないようにしている。
特に大きな魚を飲み込むミナミヒメクロウを嫌い追い払う。
声を出しながらミナミヒメクロウを追い払う漁師。
手には鋸を持って、何をするのかしばらく見ていたら、マングローブの枝を切っていた。
枝が茂り過ぎると強風で木が倒れるためにそうするらしい。
養殖池とマングローブの保守にも手がかかる。
これがその悪食のミナミヒメクロウ。
コサギやダイサギも同じように魚を捕食するが、漁師たちはサギ類は追い払わないが、ミナミヒメクロウ特に嫌うのは、食べる量が多く、餌も大きな魚ばかりだからであろう。
コサギと一緒にいたミナミヒメクロウ。
漁師はミナミヒメクロウを追い払うつもりだが、コサギも追い払われてしまった。
野鳥たちは人間を仲間とは意識していない。
特にインドネシアでは人と野鳥の距離は遠いようである。
浅い養殖池の中央部にいたチュウシャクシギ。
通常は数羽から数十羽の群れでいることが多く、今回は100羽くらいの群れ。
水深は腹に届くくらいの深さなので、餌は捕っていないようだ。
ほぼ世界的に分布し、夏になると寒帯、亜寒帯で繁殖する。
冬はアフリカ、中東、インド、オーストラリア、南米などで越冬する。
体長約42㎝。
日本にも渡りの途中で立ち寄る、つまり旅鳥として春と秋に立ち寄るが、春の方が圧倒的に個体数が多い。
恐らく春と秋の渡りのコースが異なるのだろう。
アジサシ類の群れ。
この日は2か所でやや大きな群れを確認。
群れにはアジサシ、コアジサシ、ハシブトアジサシの3種類がいた。
微風だったが体を風上に向けている。
風に乗ってくる獲物の匂いを感じ取るためだろう。
杭に止まる瞬間。
思った以上に翼が長い。
海上では少ないエネルギーで風に乗って飛ぶ。
コアジサシの群れ。
その名の通り体が小さく、くちばしと足が黄色い。
アジサシより少し小さい。
こちらはハシブトアジサシの群れ。
この3種では一番大きな体をしていて、その名の通りくちばしが太い。
アカアシシギの群れと一緒にいたハシブトアジサシ。
やはりこちらも翼が長い。
空中でホバリング(停止飛翔)しながら獲物を定め、頭から水中にダイビングして捕らえるのが得意。
杭に2羽止まったリュウキュウツバメ。
赤道付近から琉球列島にかけて繁殖しているようで、今は繁殖時期。
ここWonorejoでも繁殖していると思われ、人間の生活環境を巧みに利用して繁殖している。
人間の生活環境に入り込むことで、天敵の蛇などから卵や雛が襲われないようにしている。
(おわり)
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ほとんどがオートバイに敷かれた轢死で、ぺしゃんこになっている。
潮が満ちてくると養殖池の水面も上昇し、カニたちもつられて畦道に上がってくる。
甲羅の径は7~8㎝くらいあろう。
やや紫がかった色をしている。
カメラの一脚の先でつついてみたら、一目散に逃げだした。
その後、草むらでこちらの気配を伺っている。
爪が大きくて、食べるとおいしそうに見えるが、このカニを捕っている人を見たことがない。
食べられないカニかもしれない。
木陰で水を飲みながら休憩していると、カニが穴から出てきた。
少しでもこちらの気配を感じると、サッと穴の中に逃げる。
気配を殺してじっとしていると、恐る恐るまた出てくる。
「だるまさんが転んだ」「だ~る~ま~さんが転んだ!」という感じである。
冒頭の写真は養殖池に白い旗を立てて魚を捕る野鳥が来ないようにしている。
特に大きな魚を飲み込むミナミヒメクロウを嫌い追い払う。
声を出しながらミナミヒメクロウを追い払う漁師。
手には鋸を持って、何をするのかしばらく見ていたら、マングローブの枝を切っていた。
枝が茂り過ぎると強風で木が倒れるためにそうするらしい。
養殖池とマングローブの保守にも手がかかる。
これがその悪食のミナミヒメクロウ。
コサギやダイサギも同じように魚を捕食するが、漁師たちはサギ類は追い払わないが、ミナミヒメクロウ特に嫌うのは、食べる量が多く、餌も大きな魚ばかりだからであろう。
コサギと一緒にいたミナミヒメクロウ。
漁師はミナミヒメクロウを追い払うつもりだが、コサギも追い払われてしまった。
野鳥たちは人間を仲間とは意識していない。
特にインドネシアでは人と野鳥の距離は遠いようである。
浅い養殖池の中央部にいたチュウシャクシギ。
通常は数羽から数十羽の群れでいることが多く、今回は100羽くらいの群れ。
水深は腹に届くくらいの深さなので、餌は捕っていないようだ。
ほぼ世界的に分布し、夏になると寒帯、亜寒帯で繁殖する。
冬はアフリカ、中東、インド、オーストラリア、南米などで越冬する。
体長約42㎝。
日本にも渡りの途中で立ち寄る、つまり旅鳥として春と秋に立ち寄るが、春の方が圧倒的に個体数が多い。
恐らく春と秋の渡りのコースが異なるのだろう。
アジサシ類の群れ。
この日は2か所でやや大きな群れを確認。
群れにはアジサシ、コアジサシ、ハシブトアジサシの3種類がいた。
微風だったが体を風上に向けている。
風に乗ってくる獲物の匂いを感じ取るためだろう。
杭に止まる瞬間。
思った以上に翼が長い。
海上では少ないエネルギーで風に乗って飛ぶ。
コアジサシの群れ。
その名の通り体が小さく、くちばしと足が黄色い。
アジサシより少し小さい。
こちらはハシブトアジサシの群れ。
この3種では一番大きな体をしていて、その名の通りくちばしが太い。
アカアシシギの群れと一緒にいたハシブトアジサシ。
やはりこちらも翼が長い。
空中でホバリング(停止飛翔)しながら獲物を定め、頭から水中にダイビングして捕らえるのが得意。
杭に2羽止まったリュウキュウツバメ。
赤道付近から琉球列島にかけて繁殖しているようで、今は繁殖時期。
ここWonorejoでも繁殖していると思われ、人間の生活環境を巧みに利用して繁殖している。
人間の生活環境に入り込むことで、天敵の蛇などから卵や雛が襲われないようにしている。
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コメントありがとうございます。
日本は連日の灼熱地獄で暑中お見舞い申し上げます。
今年の暑さは異常ですね.
体調管理にはくれぐれもご留意ください。
日中は日差しが強くて倒れそうでインドネシアを超えてそうです!