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もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

行ってみたい!海外の人気ビーチリゾート

2009年11月06日 | 家・わたくしごと
 2年前に「行ってみたい!海外の人気ビーチリゾート」というアンケートが、ある大手インターネットサイトで行われた。その結果をたまたま最近知ってひじょうに驚いたのである。
 一位は、当然といえば当然だが「ハワイ」、そして二位は?実はこの二位で驚愕したのだ。なんと二位は「沖縄」なのである。そして三位はモルディブ、四位はタヒチと続き、バリは九位。それにしても海外の人気ビーチリゾートがなぜ、国内の沖縄なのだろうか?このアンケート、沖縄をはずそうと思えば、それもできたはずである。しかしなぜはずさなかったといえば、その投票数がとても多かったことにあるだろう。
 私はこの結果を見てひじょうに複雑な気持ちになる。海外とは、何を意味するのだ?海の向こうにあるから海外なのか、それともパスポートも持たなければ行けない場所が海外なのか?日本にとって陸続きの外国は存在しない。つまりすべて海外だ。しかし本州からみれば、四国も九州も北海道も海外ということになる。たとえ橋やトンネルで結ばれてはいても。
 要するに、「内地」の人々にとって、沖縄はまだ「外地」であり、海の向こうの外国とほとんど変わらないという意識下に存在しているということだ。それは地理的にも、文化的にも……。内地の人々の心の距離が、まさに沖縄を「海外」と言わしめてしまうのである。返還前や直後ならわかるものの、沖縄はすでに返還から35年以上も経ているというのに。