スティーブ@茅ヶ崎さんからの投稿です。
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ナンシーさん
とうとうあの旭山動物園にやってまいりました。
最北の、奇跡の動物園です。
この動物園については既にマスコミでもかなり採り上げられましたし、先日はテレビでも放映されましたので、もう知らない人はほとんどいないでしょう。
人気が無くて旭川市のお荷物だった動物園を必死の努力によって再建し、今ではあの上野動物園をも入場者数で上回るほどになりました。
8月は30万人もの入場者を記録したそうです。
場所は札幌からバスで約2時間くらい、旭川市内からは20分程度のところです。
文字通り旭山という山の中腹にあって、その段差を利用した施設になっています。
結果としてそれがユニークな構造を産み出して「見せる」発想が生まれたという事です。
ここの動物達はとにかく自然に伸び伸びと振舞っています。
表情が明るく見えます。ストレスのありそうな動物はまったくおりません。
有名なアザラシの水槽なんて彼らが自由自在に、思う存分に動き回っています。
プクプクと丸く育っており、又人懐っこいので可愛らしいです。
それとなんだか見ている人間のほうが見られているような感じになります。
北極ぐまが豪快に泳ぎ回るのは見逃しましたが、ペンギンのすばやい動きは、餌をもらう時のあどけない姿からは想像できないくらいです。
それが逆にほほえましいのですが。
動物園自体はそれほど大きいものではありません。
また素晴らしい近代的な設備があるわけでもありません。
しかし動物の扱い方や檻の構造は、動物達が自然の中で自然に動き回れるように、かつ見物客の目線に合うように配慮してありますので斬新です。
今回はオラウータンの綱渡りは気温が低いので見ることは出来ませんでした。
でもアザラシ、ペンギン、くま、虎、サル一族、池の中を一列になって泳いでいる野鳥など見ることが出来、ほのぼのとした気分になりました。
なお、動物園の周りにはレストランやホテルなどの設備がありませんので、訪問する場合には旭川市内のホテルに宿泊する事をおすすめします。
動物園は旅行ツアーのように半日では勿体無いと思います。
私は団体のバスで、半日が動物園で残りは美瑛の丘の見物の1日コースでした。
これは止めるほうが良いでしょう。
夜のフライトに間に合わせると、美瑛などどこも立ち止まらずに風景はバスの車窓だけになってしまいます。
また最悪なのが休憩で拓真館というどうでも良いギャラリーに立ち寄るのです。
これが何だかみやげ物(写真やポスター)を買わせようという意図が見え見えです。
従いまして、おすすめは速いフライトで旭川へ行き、その日のうちに動物園を堪能し、翌日はゆっくりと美瑛の景色を眺めるのです。レンタカーが良いでしょう。
ただし、美瑛は写真のように富良野とは異なりラベンダー畑など派手な景色ではありません。地味とも思えるおおらかな丘の風景です。
でも、そのほうが心が和みます。
食事は園内にレストハウスがいくつかありますが、軽食程度です。
え?私ですか?勿論その中の1軒を利用しました。
写真もすばやく「数多く」撮影しました。
ただ、ヨーグルトだけなので食べログに写真30枚載せるか迷っています・・・
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ご投稿ありがとうございました!