ナンシー・Chang!のおいし~生活

湘南(住まい)&東京(勤務地)で見つけた、あんなこと、こんなこと。

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■ブノワトン【閉店】

2007-04-14 12:26:22 | 湘南・東京以外のレストラン

ブノワトン(パン・惣菜/伊勢原) テイクアウトのみ

*近所にあれば日参必至! 毎日食卓に並べた~い

「神奈川随一!」「いやもしかしたら日本一?」と、私の周りでは絶賛の嵐、伊勢原にある噂の名店ブノワトンについに初訪問を果たしました!
辺鄙な(失礼!)場所にあるにもかかわらず、お店の構えはとっても洗練されていておシャレな印象。
こぢんまりとした店舗には不釣合いとも思われる広めの駐車場には遠方から美味しいパンを求めて訪れる人たちが後を絶たず、交通整理に人が立つほどの繁盛ぶり。

■全てが手作り!
パンの主原料である小麦粉作りまで店主自ら行っているベーカリー。



店主の高橋幸夫氏は、パン職人であるとともにフレンチの料理人でもあるそうです。フレンチレストランで料理を作っている時にフランスパンに興味を持ったのがパンを作るきっかけだったとか。ちなみに此方で使用している小麦は、ナンブやハルユタカという日本を代表する品種。これを石抜器にかけて小石を除き、精米器で磨いてふすまの粗い部分を取ってから目の細かい石臼で挽き、さらにふるいにかけて寝かせる―。こんな面倒な作業を時間と手間を惜しまず毎日続けているだけでもすごいのに、ミルクや天然酵母も自分の目と舌で納得がいくまで徹底的に吟味。

さらに、自分が食べたいもの、美味しいと思う食べ方はすでにサンドイッチメニューにして商品化しているとか!
生ハムやスモークサーモン、ソフトサラミなど、店主の高橋さんがヨーロッパ旅行中に堪能した食材をアレンジして提供しているわけです(美味しいわけだ)。

食材やその安全性に対する真摯な姿勢、美味しいものを食べてもらいたいという誠実さには脱帽するばかり。

■パンについて
そんなこだわりの食材を使って作られているのは、ヨーロッパ風の食事パンが20種類あまりと、限りなく洋菓子に近い繊細な菓子パン、合わせて約30種類ほどとか。



シチューやハンバーグなど、洋食と一緒に食べられる食事パンのバリエが豊富な点は非常に貴重です。菓子パンはともかく、美味しい食事パンが何種類も並ぶお店はなかなかありません。

精米器にかけた小麦粉を使っているせいか、手作りパンにありがちな強めの穀物臭が全く鼻につかず、粉本来の香りが楽しめます。しかもふっくらと仕上がったパンたちは焼き上がりから時間が経っても美味しいまま。石臼挽きした小麦で作られたパンは、たいていボソボソとした食感が気になって、私的には「ちょっと苦手…」なイメージがあるのですが、此方のパンは石臼で挽いた後の一手間を惜しまないおかげで、ビックリするほど美味しくいただけます。

全てが手作業のため、1日に石臼で挽ける小麦粉は7~8kgとか。当然大量生産は出来ません。更に驚かされるのが、これほど手間隙かけて作られた貴重なパンが赤字覚悟の良心的すぎる価格で販売されているのです! 「わざわざ車で来店していただくのだし、場所柄あまり高くは設定できないでしょう。コンビニで買うならうちで買って欲しい」との思いからだそうです。

■買ってきたパン
私は初訪問にして「予約しないとなかなか入手出来ない」クロワッサンを焼きたて状態でGet!



巷によくある「サクサクハラハラ」系ではなく、歯応えのあるハードなタイプ。濃厚なバターの香りにクラクラします。
唯一のスイート系「シナモンアップル」は、これでもかと詰め込まれた焼き林檎にシナモンパウダーがたっぷりと振り掛けられたルックスに「ひと目惚れ」でした。

しかも2人で分けても十分な大きさ(もちろん1人でいただいたけど)でなんと360円ですよ! その他の食事パンたちも、翌日妹と半分ずつにして一気に全て食べ尽くしてしまいました。

いや~、一度の訪問で5~6,000円使う人たちの気持ちが分かりましたよ(お店にディスプレイされていたエコバッグはそのためにあるのね!)




店内には焼きたてのパンの他にケーキなどのスイーツ、料理人でもある高橋氏が腕によりをかけて作ったお惣菜、バジリコ、アンチョビ、オリーブオイルなども置いてあります。
ひっきりなしに人が入ってきて狭い店内はてんやわんやなので、落ち着いて(パンの名前を確認しながら)選べない点が唯一の難点でしょうか。

今度はいつ行けるかなぁ…。
「スライスしてバターや蜂蜜を塗るのがおすすめ」というバゲット、「サンドイッチの具にすると最高」の高橋氏ご自慢のラタトゥイユは絶対購入したいところ。あ、ヤキソバパンも!

 
ブノワトン

□10:00~18:30(土・日・祝は9:00~) 
□火曜不定休 
□駐車場有り(10台)
□伊勢原市板戸645-5 
□0463-91-6710

【2010年12月追記】
4月よりスタッフの方が新店舗 ムール ア・ラ ムール を居抜きで営業しています。
コメント (3)
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