また、太宰治の本を読んだ。作品名は「パンドラの匣」です。これは表題の「パンドラの匣」と「正義と微笑」の2つの長編小説が収められていた。
「正義と微笑」は日記形式の小説ですで、中学生の進路が決まるまでを書かれていた。。
「パンドラの匣」は友人への手紙の小説で「健康道場」という結核療養所に入った若い主人公の所内での入所者とスタッフとの交流が綴られていた。
2編とも一種の青春小説ですで、太宰治の小説の暗さが隠し味として含有してはいるが全体的には読みやすい明るさがあった。これも太宰治の変化球と言えそうで素晴らしい作品です。
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