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ランニングハイカーのぺーじ(2010.10.09~)

ランニングハイキングの記録

はまっている本280

2025-05-14 17:32:02 | 図書

 また、「伊勢物語」を再読した。2022.1.8、2022.8.9、2023.9.10に続き4回目です。このところ太宰治の小説ばかり読んでいてかなりブルーな気持ちになっていたので古典が読みたくなった。「源氏物語」だと長編なので体力が必要だし、「枕草子」は10ヶ月前に読んだばかりなので「伊勢物語」にしました。前回と同様に原文で作品の歌を味わってみた。理屈抜きに心を癒してくれる男女の歌のやりとりの歌物語です。

 

 

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はまっている本279

2025-05-04 02:50:52 | 図書

 また、太宰治の本を読んだ。作品名は「もの思う葦」 です。これは太宰治のエッセイ集で49編が収録されている。彼のアファリズムが色濃く反映されていると評価されているようですが、多少は理解できても実は難解過ぎてほとんど理解できなかったの一言です!

 

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はまっている本278

2025-04-22 08:47:26 | 図書

 また、太宰治の本を読んだ。作品名は「新ハムレット」です。これは表題の「新ハムレット」と「古典風」、「女の決闘」、「乞食学生」、「待つ」

の5つの小説が収められていた。

 「古典風」:放蕩ものの御曹司が女中に手をつけて関係を持つが結局は結ばれ新ハムレット」です。これは表題の「新ハムレット」と「古典風」、「女の決闘」、「乞食学生」、「待つ」の5つの小説が収められていた。

 「古典風」:放蕩ものの御曹司が女中に手をつけて関係を持つが結局は結ばれず終わる、途中にローマの暴君ネロの逸話が挿入れている。ああそうですかといった印象だけです。

 「女の決闘」:森鷗外の翻訳本をリメイクしたもので技巧のこなした作品でわかなりの高評価を受けているそうだが難しすぎて私には理解できななかった。

 「乞食学生」:一種の私小説のようで乞食学生に出会った筆者が自分の過去と乞食学生をかぶらせて話し合いするがオチは一瞬の夢だったという話。

 「待つ」:わずか4ページの小説で二十歳の娘が駅に向かえに行って帰えるだけの物語だがその恐ろしさに驚愕した。

 「新ハムレット」:有名なシェイクスピアの悲劇「ハムレット」を太宰治が改変したもので大まかなあらすじは本物とあっているがこまかな登場人物の最期が異なり、結末の前に終わっていた。太宰治なりの考えがあって改変したのだろうが私は最後までその意図はわからなかった。

 以上、感想をざっくりと述べたが読みこなすのが難しい小説集の印象でした。

 

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はまっている本277

2025-04-11 17:17:54 | 図書

 また、太宰治の本を読んだ。作品名は「パンドラの匣」です。これは表題の「パンドラの匣」と「正義と微笑」の2つの長編小説が収められていた。

 「正義と微笑」は日記形式の小説ですで、中学生の進路が決まるまでを書かれていた。。

 「パンドラの匣」は友人への手紙の小説で「健康道場」という結核療養所に入った若い主人公の所内での入所者とスタッフとの交流が綴られていた。

 2編とも一種の青春小説ですで、太宰治の小説の暗さが隠し味として含有してはいるが全体的には読みやすい明るさがあった。これも太宰治の変化球と言えそうで素晴らしい作品です。

 

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はまっている本276

2025-04-02 17:51:18 | 図書

 また、太宰治の本を読んだ。作品名は「惜別」です。これは表題の「惜別」と「右大臣実朝」の2つの長編小説が収められていた。

 「右大臣実朝」は、源実朝の半生を現代語訳した歴史小説に近いものですが完全な現代語訳になっておらずに登場人物を通称名を用いていて非常に読みにくかった。太宰治の小説なかでも200頁を越える長編小説だったが何度もやめたいと思うほど難解な作品の印象しかないです。

 「惜別」は、これも一種の歴史小説に近いもので中国の「魯迅」の仙台医学専門学校時代の生活を彼の同級生の語りでまとめたもので、どこまで史実なのか定かではないが、「魯迅」がなぜ医学から文学へ進路を変えた理由がわかった。

 2つの作品共に太宰治の小説とは異色n歴史小説で時代背景の予備知識がないとかなり難解なので読みこなすならそれなりの覚悟が必要ですと言いたいです。

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はまっている本275

2025-03-27 08:18:45 | 図書

 久しぶりに酒井順子さんの本を読んだ、作品名は「無知の恥」(文集文庫)です。何か以前読んだことがある気がしていたのでよく見ると2020年4月2日に読んだ「センス・オブ・シェイム 恥の感覚」を文庫化に改題したものでした。

 あれから5年経って私の生活は大して変化はないが昨年に肉親が他界したくらいだった。内容に関しての感想は今回も変わらないが、私が還暦を過ぎてさらに恥の感覚が鈍くなってきたのは残念なのかどうか? 毎日同じような生活で同じような人間付き合いで緊張感がなく漫然と過ごしている自分に気づきました。あまり恥に神経質になるのもどうかと思います。ありのままでいたいと感じました。

 

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はまっている本274

2025-03-23 16:40:47 | 図書

 また、太宰治の本を読んだ。作品名は「グッド・バイ」です。これは表題の「グッド・バイ」を含む16編の短編小説集です。

 「薄明」、「苦悩の年鑑」、「十五年間」、「たずねびと」、「美男子と煙草」は、太宰治の自伝小説のようです。

 「男女同権」は、戦後間もない世相を風刺した小説です。

 「冬の花火」、「春の枯葉」は、本格的戯曲で太宰治がこんなものを書けるのかとに驚きました。

 「メリイクリスマス」、「フォスフォレッセンス」、「朝」、「饗応夫人」、「眉山」、「女類」、「渡り鳥」は創作小説ですが当時の社会情勢の中で太宰治が何を考えていたのが垣間見えてとても興味深く読めました。

 「グッド・バイ」は、未完の絶筆で、太宰治の自殺によって終わってしまった。内容は男女の駆け引きの風刺小説です。

 16編すべて、太宰治ワールドを堪能できる短編小説ですので是非ともお勧めしたい一冊です。

 

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はまっている本273

2025-03-16 03:48:29 | 図書

 また、太宰治の本を読んだ。作品名は「お伽草紙」です。これは古典や民話をリメイクした短編小説集です。

「盲人独笑」、「清貧譚」、「新諸国噺(12話)」、「清竹」、「お伽草紙(4話)」が収録されている。単なる現代語訳でなくて太宰治らしい解釈がされていて楽しく読めました。太宰治と言うと「斜陽」や「人間失格」のようなストレートな暗さのイメージがあるが、「お伽草紙」のような題材をした明るさの中での自己主張ができる作家でもあるとよくわかりました。

 

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はまっている本272

2025-03-09 17:26:01 | 図書

 また、太宰治の本を読んだ。作品名は「走れメロス」です。これは表題を含む短編小説集で9編から成っている。前回読んだ「きりぎりす」と同様に多彩な分野の短編小説集です。

「満願」「富嶽百景」、「東京八景」、「帰去来」、「故郷」の5つは完全に自叙伝小説で、当時の太宰治の生活がよくわかった。

「ダス・ゲイマネ」は、私生活がヒントになっていて太宰治が登場しているが内容は全くわからなかった。ダス・ゲイマネは解説によるとドイツ語で通俗性、卑俗性のことだそうですが難しくて理解できなかったです。

「女生徒」は若い女性の一人称告白体の小説で興味深くて太宰治がよくこんなものを書けるのかと思います。

「駆込み訴え」は「聖書」をヒントにキリストとユダの関係を「右大臣実朝」の実朝と公暁と対比して書かれている。

「走れメロス」は私が中学校2年生の時に教科書で学んだものでギリシアの古伝説をもとに書かれている友情の物語です。

 以上、ざっくりとネタバレ承知で内容を紹介したが、太宰治の懐の深さが実感できる秀作の短編小説集です。

 

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はまっている本271

2025-03-04 17:43:35 | 図書

 また、太宰治の本を読んだ。作品名は「きりぎりす」です。これは表題を含む短編小説集で14編から成っている。この14編は前々回読んだ「ヴィヨンの妻」の表題の短編小説集とは異なり。ここの小説が多彩で悲劇あり推理小説あり私生活をヒントにしたものなど多岐にわたっています。個々についての感想はネタバレと書くのが大変なのでは述べません。とにかく面白く、マンネリ化していない。さらに短編なのでどれも2時間くらいで読み切れるので解説も含めて309頁ですが1週間で読破出来ました。それほど太宰治の暗さも感じないのでお勧めできる一冊です!!

 

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はまっている本270

2025-02-27 08:14:15 | 図書

 また、太宰治の本を読んだ。作品名は「津軽」です。これは太宰治の他の作品とは異なり彼が故郷の津軽を3週間を旅行した時の旅行記です。ただ、単なる津軽のガイドブックでなくて彼の友人たちの交流が中心に書かれている。私自身は40年ほど前に津軽を少し旅したことがあり、それを思い出して懐かしさを感じました。彼の3週間を旅行の中で彼の故郷との繋がり交友関係が垣間見えるそんな作品です。

 

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はまっている本269

2025-02-21 16:25:05 | 図書

 また、太宰治の本を読んだ。作品名は「ヴィヨンの妻」です。これは表題を含む短編小説集で8編から成っている。太宰治の晩年の作品集のことで実体験から書かれた虚構のようです。テーマ的には家族を強く意識しています。読んでみて「晩年」と傾向が似ているがより死に向かう太宰治の予感を感じました。

 

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はまっている本268

2025-02-15 16:19:33 | 図書

 また、太宰治の本を読んだ。作品名は「斜陽」です。これは戦争前後の没落貴族(母、姉、弟)とその関係者の作家の4人の物語です。そのうち2人が亡くなり、姉は未婚の母になるというバッドエンドですが。弟と作家に太宰治がかぶってみえた。ストーリーは分かりやすくて登場人物も少ない。さらに太宰治らしさが出ているので一気読みしてしまった。読んでいて闇の中に引き込まれる面白さがある太宰治を感じることができるお勧めできる一冊です。

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はまっている本267

2025-02-12 06:55:47 | 図書

 また、太宰治の本を読んだ。作品名は「晩年」です。これは短編小説集で15編から成っている。内容は、幼年期・少年期の自伝的なもの「思い出」、自ら起こした心中事件を語った「道化の華」が読後に印象に残った。また、それ以外は創作小説だと思うが太宰の内面の思いが反映している。全体的に面白いと言うより自殺に向かう気持ちが垣間見える短編小説集だと思います。

 

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はまっている本268

2025-02-04 04:04:19 | 図書

 太宰治の本を読んだ。作品名は「人間失格」です。おそらく45年以上前の高校時代に読んだことがあるのだがその時の感想は覚えていないので初めて読んだと同様です。感想は、はっきり主人公は作品名のとおり「人間失格」です。こんな人間なのに女性にもてるのが全く理解できない、よほど外見がいいのだろうか? 最初は太宰治の自叙伝小説かと思ったがそうではない、ただし、彼の生涯とかなりの部分かぶっている。

 最初に述べたようにこの主人公は好きではないが、なぜか不思議なお酒に酔った時のような心地よさがこの作品にはある。これから暫く太宰治の世界に入っていきます。

 

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