みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

ななみみず前身「みみざこ連」




仔ニャンコ・仔ワンコが新たなお家に迎えられるには、いつ頃が良いのでしょうか?
いわゆる「8週齢」問題については、こちらをご覧ください。六つ子の仔猫の動画もあります。

最新記事は、この下です↓
通常1日おきに更新の予定ですが、2日おき、あるいは3日おきになることもあるかも・・・(^v^;)

地質美女

2014-03-10 | 旧市街

ウィーンの自然史博物館の本来の主役、つまり最も知名度の高いセレブはこの方

名高いヴィレンドルフのヴィーナスさんです。

恐竜の部屋を見に行ったとき、ヴィーナスさんも訪問しました


正面のお姿

日光避けの紗幕風カーテンの向こうにリンク大通りが見えます


横から見た美女

ショーケースのガラスに窓が映りこんでいます


私が以前に描いたヴィーナスさん「復元想像図」

前にもアップしたんですけど図々しく再アップ


みみずボログの以前の記事:美漣村美茄子


Wikipedia:ガルゲンベルクのヴィーナス(美茄子さんの姉さん、1988年発見:英語)
この姉さんに比べヴィレンドルフのヴィーナスは、美意識や彫像技術などが著しく進歩しています。



      


遠い、遠い、遠い昔、やっと人類が人類になった地質時代のヴィーナスさんたちの社会は、私の独断と偏見によれば「女尊男卑」の世界でした。
当時は食料確保も難しく、医療などというものもなく、新生児や幼児の死亡率も極めて高かったことでしょう。大人だって短命だったに違いありません。そこでは、新たな生命を産む女性は、原始人類存続の唯一の保障だったわけで、多産と豊穣への願いが、こうした小像に込められてるのだと思います。つまり「理想の女性像」
しかも、絶対確実な親子関係は「誰から生まれたか」という事実だけ
「女尊男卑」の時代は、恐らく随分長かっただろうと思います。何しろ先史時代の方が、有史時代より圧倒的に長いからです





マイゼル市場

2014-03-07 | そこらへん

前回の「正しいほうれん草」を見つけたのは、ここから地下鉄3駅目の市場。
マイゼルマルクトという名で、マイゼルは人名なので泉市場のようには訳せません。

以前は上水道の貯水槽だったもので、1995年から市場となっています。
前に「泉市場より安くて良いよ」と聞いたことがあり、やっと偵察に行ったのでした

改築中の写真はこちら(何故かダウンロードできないのでリンクしました)

またまたピンボケ写真を撮った順に並べました


1)中央ホール


2)派手な花屋さん


3)多いのは八百屋さんと肉屋さん

奥の突き当たりが地下鉄駅への通路

4)

ここでも奥に地下鉄駅への通路が見えます

5)


6)脇の通路にもお店が並んでいます


7)肉屋さんのケース


8)ペット用品店


9)大小様々ワンニャンベッド


10)エスカレーターで上がって見下ろしたところ


11)お菓子屋さん

イースター菓子色々

12)外へ出ると市電通り


13)水パイプのあるショーウインドウ


以前は、ダマスカス滞在中に吸うのを楽しみにしていましたが、もう向こう暫く内戦のためシリアには行けません。でも数年前から、ウィーンでも水パイプが普及しています。ウィキの記事に、色々な呼称が紹介されていますが、シリアではナルギーラでした。

14)地上の入り口


伝統的な市場とショッピングセンターをセットしたようなところです。地下には八百屋さん、肉屋さんのほか、パン屋さん、お菓子屋さんなど。

15)再び地下に戻って・・・派手な肉屋さん


それから、ほうれん草と大根と巨大なブドウを買って、地下鉄で帰りました


そういえば、このマイゼル市場にも泉市場にも、魚屋さんはありません。
ナッシュマルクトには、多彩な魚が揃っていますが、横着で買いに行かないのであります

今では水パイプ(ナルギーラ)も、ウィーンで吸えるわけですが、結局やめました。水を通すので、普通のタバコより害が少ないと言われますが、しかし一度火をつけると、量や吸い方にもよりますが30分から1時間(あるいはそれ以上)吸えるので、やっぱり健康的ではありません





真正ほうれん草

2014-03-05 | そこらへん

前回の続きは近日中に続く予定です


ここら辺(ウィーン)のスーパーには、束にした青菜というものがありません。
ほうれん草のほか、小松菜、京菜、ニラなど、とても健康的だと思うのですが・・・
ほうれん草も大抵は冷凍で、生のほうれん草は、どこでも売っているというものではありません。
生のほうれん草を売っている場合も、ノヂシャみたいな小さい葉っぱか、フダンソウのように大きな葉っぱをパックしたもので、束ではありません。
ナッシュマルクトというウィーン最大の食品市場には色々あるのかも知れませんが、探しに行ったことなし
そうそう、長ネギは「若ネギJungzwiebel」という名で売っています(これは束になっている)。

最近やっと束にしてある「正しいほうれん草」を見つけて買いました


文字を無視すれば、日本の八百屋さんみたい


これこそ「正しいほうれん草」


横着者の私は茹でただけですので、料理の写真はありませんが、日本で食べるほうれん草の味がしました



今日の蛇足

その1:ウクライナ情勢
ひと頃はシリア情勢が、連日大々的に報道されていましたが、すっかり忘れ去られた感じで(本当はシリアでも大変な事態が続いているのに)、このところウクライナクリミア半島の情勢が毎日トップニュースです。
近いし、以前にも、ウクライナとロシアのガス紛争の時、ロシアからの天然ガス輸入量が減り、ガス不足になるのではと、ちょっとした騒ぎになりました。今回は、目下のところ天然ガスの備蓄は十分あると言われています(もう春になるし)。しかし、ウクライナの経済危機と対ロシア政治危機で、ウクライナに外国支店を有する銀行が大きなダメージを受けるのではと危惧されています。


その2:マーサー世界生活環境調査
マーサーというのは国際的なコンサルティング企業で、毎年、世界の主要都市を対象とする生活環境調査を実施しています。この調査でウィーンは連続5年「最も住み心地の良い街」に選ばれています。この調査では、政治・経済・社会環境に加え、教育、医療、文化、娯楽、自然環境などが評価対象になります。
ウィーンは、いずれのチェック項目でも高い点数だと思いますが、一番の強味は文化プログラム・イベントの豊かさではないかと思います。
それに、都市の大きさも「住み心地」にとって重要な要素でしょう。あまり大きな都市は、全体が見渡しにくく、例えば西端から東端まで到達するのが大変。逆に都市としての規模が小さいと、やはり、物足りない感じがあるかもしれません。
ウィーンは「大都市」としては小規模ですが、このため大き過ぎず見渡しやすい・移動しやすいという利点があると思います。

マーサーの調査結果発表はこちら






再度中間点

2014-03-03 | おきにいり

昨年晩秋のことでございます

オスマントルコの軍楽と西洋音楽の関係を、ちょこっとアップしました。

三兄弟のCD(10月31日)
原点(11月10日)
終点(11月12日)


少し間をあけて続けるつもりが、病気で年が明けてしまい、そのままになっておりましたが、遅ればせながら一応「続き」を続けます

原点の軍楽と終点のモーツァルトの間の中間点とも言えるのがリュリの「トルコ人のセレモニーのためのマーチ」で、「三兄弟の週末」にYouTubeをアップしました。この曲には原点の余韻があり、モーツァルトの「料理」とは味わいの異なる名曲と申せましょう。「週末」でアップしたのは、曲だけのYouTubeでしたが、今回は「パフォーマンス」付き。




ルイ14世時代の音楽家マラン・マレーを主人公とする映画の中で、マレーの指揮でリュリの「マーチ」が演奏される場面です。
演奏しているのはジョルディ・サバルのアンサンブルです。以前の記事はこちら

マラン・マレーをジェラール・ドパルデューが演じています。ドパルデューの映画は、ほかに「シラノ・ド・ベルジュラック」を見ただけですが、名優だと思います。


今度こそ続けます(合間に他のものが来るかもしれないけど) でも乞無期待ね