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みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

ななみみず前身「みみざこ連」




仔ニャンコ・仔ワンコが新たなお家に迎えられるには、いつ頃が良いのでしょうか?
いわゆる「8週齢」問題については、こちらをご覧ください。六つ子の仔猫の動画もあります。

最新記事は、この下です↓
通常1日おきに更新の予定ですが、2日おき、あるいは3日おきになることもあるかも・・・(^v^;)

アレッポの光芒

2016-01-13 | おきにいり

数日前にラジオから耳慣れた音楽が流れてきました。それもそのはず、大好きなアルキンディの演奏でした。
アルキンディのコンサートは3回ほど行ったことがあり、その2回は旋舞もありました。CDも色々持っています。

アルキンディのリーダーはジュリアン・ジャラールディン・ヴァイスというフランス人です。本来クラシック・ギターの演奏家ですが、1976年にウード奏者ムニール・バシールと出会いアラブ音楽に傾倒、カーヌーン奏者となり、アンサンブル「アル・キンディ」を結成しました。

以前に「回転瞑想」というタイトルでアップしたことがあります。アップした3つのYouTubeのうち2つは消されてしまったようですが、イスタンブールの旋舞のYouTubeはまだ残っています。

改めてYouTubeで探したところ、ダマスカスのウマイヤ朝のモスクでのコンサートが見つかりました。ギリシャ正教のコーラスとスーフィー音楽による聖母マリア(イスラム教ではマリアム)のための音楽ということです。
ウマイヤ朝のモスクの位置には古代にジュピター神殿があり、その後教会があり、ウマイヤ王朝の初期には、建物の半分がキリスト教の教会、半分がイスラム教のモスクだったので、キリスト教、イスラム教合同のコンサートに相応しい場所だと思います。




ジャラールディン・ヴァイスは1983年アレッポで「アルキンディ」を結成、古典的なアラブ音楽の演奏形式によるコンサートを開催、ヨーロッパ各地、アメリカでもコンサートを行っています。ラジオの番組を紹介するHPで、2015年1月2日にパリで亡くなったことを知りました。
シリア内戦の勃発でパリに帰ったものと思われます。シリアの現状に胸を痛め、それも死を早めることになったのではないかと思います。

今アレッポに「アルキンディ」は存在しませんが、早く平和が訪れ、アルキンディが復活することを祈っています。


私の持っているCDのひとつです

カーヌーンの伴奏による伝統的な恋の歌


ジュリアン・ジャラールディン・ヴァイスについてはフランス語ウィキの記事があります。
アル・キンディは中世の哲学者です。