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原発停止 中国の見方

2011-05-13 00:25:00 | 原発
原発事故に関して あちらこちらと渉猟していたら気になるサイトを見つけた

http://blog.livedoor.jp/amuro001/archives/3180834.html
の中にあるこんな記事です

浜岡原発停止に関する報道と中国政府の思惑      2011年05月10日

 菅直人首相が中部電力に浜岡原子力発電の停止を求めたことは中国でも報道されております。いろいろなメディアがこのニュースを報じておりますが、かなり独特の報道をしていているように思えたので、これについて少し。

 何と言っても最も関心を引かれたのが『環球時報』の「日关闭滨冈核电站引不满 民众忧当地经济崩溃」(日本で浜岡原発を停止することが不満を引き起こしており、大衆は現地の地方経済が崩壊してしまうことを心配している)です。

 表題を見ただけで大体中の記事は予想がつくと思いますが、現地(浜岡原発近辺)の人は、原発に関係したところで仕事をしているものが多く、原発が停止されると現地の経済に悪影響を与え、都市の活気がなくなってしまうことを心配しているということだけを記事にしたものです

『環球時報』の一記事だけだと説得力に欠けるので同じ中国共産党系の他の記事も見てみたいと思います。『新華網』ですが、「新闻背景:滨冈核电站-日本“最危险的核电站”」ではかなり今回の停止を要請するに至った原因を詳しく掲載しております。例えば、30年以内に震度8以上の地震が発生する確率が87%だとか、近くに活断層があるとか、1~200年周期で大地震が発生しているとか、東京から180km名古屋から130kmと人口密集地に近い等等。

 極めて冷静に基本的に事実だけを列挙して菅首相が停止を要請するに至った背景を分析しております。ただこれも考えようによっては、浜岡原発はこれだけ危険なところだから停止せざるを得なかったということを述べているわけで、裏を返せばこうしたところでなければ停止する必要はないということにもなると思います。

中国共産党機関誌『人民日報』の電子版『人民網』の「滨冈核电站将停机 女川核电站将开机」は、原発を推進したいという思いがより透けて見えるような記事となっております。この記事では、確かに今回浜岡原発は今回停止することになりましたが、水野社長の言葉を引用して「2・3年後に津波を防ぐ防波堤が建設されれば、原子力安全・保安院は再度動かすことを認めてくれるだろう。」と述べております。

 そして何と言ってものこの表題からわかるように、この記事の言いたいことは、浜岡原発は停止するかもしれないが、女川原発は地元政府の再開に対する同意を得ており、大震災後は稼働していないが、近い将来稼働するだろうということです。これらの記事から中国政府が如何に原発の推進を進めたいと思っているか見て取れるのではないでしょうか

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