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比例東海ブロックで初当選した磯谷香代子さん

2009-09-03 00:34:28 | メディアから
2日の東京新聞の夕刊 社会面トップに民主比例東海で初当選を果たした無職磯谷香代子さん(43)の記事が載っていた。彼女の劇的な当選はネットでも話題になっているという。さらに、メディアからの取材申し込みも殺到して、密着取材日を設けるほどだという。

「負け組の星になれ」
「バイト43才民主比例東海で当選」
「スーツないので新調する」
「出馬要請は公示3日前」
「街頭演説はたった2回」
これらが大小取り混ぜた見出しとなっていて、なんとなく雰囲気が伝わってくるが、念のために全文を、東京新聞夕刊(WEB版)より引用する。
「バイト一転、民主比例東海で当選 負け組の星になれ 2009年9月2日 夕刊」
「衆院選の民主党比例東海ブロック最下位の四十一位で出馬、初当選を果たした無職磯谷香代子さん(43)。半月前まで「夢にも思っていなかった」という国会議員になることが決まり、戸惑いつつも、「ゼロから勉強」と意気込んでいる。これまでアルバイトやパートを転々とした自称「脱力系」だが、周囲は「負け組の代表、引きこもりの希望になれ」とエールを送る。

 「腰が抜けそうだった。青天のへきれき」。知人の参院議員から出馬要請を受けたのは公示三日前の朝。「選挙運動を手伝ってくれと言われるかと思っていた」と振り返る。

 愛知県立大文学部を一九八八年卒業。感銘を受けた本は河合隼雄さんの「こころの処方箋(せん)」、趣味は「性格占い」という。

 アパートでの一人暮らしが長く、今は友人のデータ整理を手伝っているが、愛知県豊田市の実家で看病していた母が昨年亡くなり、仕事が手に付かない時期もあった。「将来にリアルな不安を感じている私が、当事者として声を上げていきたい」と抱負を語る。

 三十日夜からの開票は、事務所でわずか十人余りのスタッフらとテレビで見守った。定数二一のうち民主党候補が十二議席を獲得した東海ブロック。自分より上位の候補者が次々当選を決め、徐々に最下位の自分の番が近づいてきた。「心臓に悪い」とつぶやき「落ち着け落ち着け」と言い聞かせた。

 「まさか自分まで議席が回るとは…」。三十一日午前二時、当選の知らせが入った。周囲の大歓声に包まれる中、急きょ用意された小さなだるまに震える手で墨を入れた。

 「一般人を国会へ!」をキャッチフレーズにした二週間弱の選挙戦で、街頭演説に立ったのは二回。スタッフから「代議士」と呼ばれると、照れ笑いを浮かべ、「両親が天国でひっくり返っとるわ」と三河弁でおどけた。

 あいさつ回りにと、当選直後にジャケットを購入。憲法や国会法の勉強も始めた。「一着も持っていない」というスーツは新調するつもりだ。「この人が議員になってよかったと言ってもらいたい」と口元を引き締めた」 
引用終り

この東京新聞の記事には出ていないが JCASTニュースによれば、磯谷香代子氏の議席は「「みんなの党」が獲得した当選枠。「みんなの党」の重複立候補者が小選挙区の得票で比例復活要件を満さなかったため、民主党に議席が割り当てられたのだ。いわゆる「棚ぼた当選」だった」という。
さらに、「磯谷さんを誘ったのは愛知選挙区の谷岡郁子参院議員。谷岡議員は公示3日前の8月15日、小沢一郎代表代行から「今日中に比例候補者を上げてくれ」との連絡を受けた。比例候補が不足しそうだからで、候補者の選抜の条件は仕事を辞める必要がなく、立候補に必要な住民票などをすぐに出せる人。谷岡議員は複数の人に声を掛けたが、最後に残ったのが「愛・地球博(愛知万博)」の市民プロジェクトで知り合った磯谷さんだった。磯谷さんは市民活動に熱心で、谷岡議員は「人に迎合しないところが政治家向き」と評している。」
「磯谷さんは自分が当選したことについて、「私なんかが議員をしていいのか」と戸惑っているようなのだが、当選してしまった以上、「私のように看病や介護で安定した生活を送れない人の力になりたい」「負け組側の一人として現状を変えたい」との決意を示しているという」引用終り

現場で苦労した人が、国会でどんな活躍が出来るか、気を長くして見守ってあげたいと思う。
そしてこのことは、民主党全体にもいえることだと思っています




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