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イチロー

2009-09-14 21:15:04 | メディアから
普段は全くプロスポーツに関心がない自分でも、イチローの9年連続200本安打の凄さは分る。心からおめでとうと言いたい。
共同通信にこんな記事が載っていたので記念に引用させていただく
 「【大リーグ新記録】貫き通した自分のスタイル イチローの生き様に米国ファンも共感 」

「別人にはなれない。そんな腹の決め方が、マリナーズのイチロー外野手の活躍を支えているのだと思う。野球選手として自分らしくプレーし抜いた先に、大リーグ史上初の9年連続200安打という偉業があった

四球が少なく出塁率が上がらない」「内野安打ばかり」。大リーグ最高の安打製造機でも、足りないところを探すのは簡単だ。大リーグに現れ、1年目から常識外れのペースで安打を打ち続けてきたイチローに向けられる否定的な意見は、いくらでもあった。

 その声に抗うのでなく、かといって耳を貸そうともせず自分のスタイルを貫いた。細やかなバットコントロールと俊足という最大の持ち味を生かし、活躍を続けた。

 わたしは2003年から今春まで米国で大リーグ取材を続けた。分かったのは、大リーガーは自分にないものを求めようとはしないということだ。活躍を続けるほどマークは厳しくなる。持ち味を維持するためだけでも大変な工夫がいる。加えて競争相手は目の前の敵だけでない。毎年千人以上の選手がドラフト指名される米球界で生き残るのに、ないものねだりはじゃまにしかならない。自分のスタイルを知り、それを長年貫いた者だけに、一流という称号が与えられる

米国民から最も尊敬されている野球選手は元オリオールズのリプケンだろう。打率、打点、本塁打のタイトルはないが、攻守に全力プレーを続け、ア・リーグMVPを2度獲得。1982年から98年にかけて達成した大リーグ史上最多の2632試合連続出場は、近年のほかのどんな記録よりも大きな称賛を受けた。

 米国ではちょうどリプケンが活躍した80年代後半から90年代にかけて、〝ヤッピー〟と呼ばれる若きエリートサラリーマンが脚光を浴びた。転職を繰り返してキャリアップし、会社員でありながらときには億単位の年収を稼ぐ。摩天楼をかっ歩するヤッピーの対極にあるヒーロー像として米メディアが取り上げたのが、オリオールズ一筋で毎日試合に出続けた静かな男リプケンだった。

 神から与えられた自分の能力に感謝し、変わらぬ姿勢で日々の仕事に臨む。米国人が理想としてきた古き良きアメリカの労働の形を野球に見出そうとするファンは多い。年間162という試合数。一流なら20年を超える現役生活。最も人生を重ねやすいプロスポーツが野球なのかもしれない。

 78年から大リーグ公式記録員を務めるビル・シャノン氏は「野球で最も重視されるのは継続性」と言い切る。大リーグ移籍から9シーズン。力を疑問視する者はもういない。スタイルを貫き、安打を積み上げてきたイチローに全米が称賛を送るのは当然だろう。(共同通信運動部次長、今春まで米国特派員  神田洋)」
引用終り

このコラムを書いた記者の気持ちなんとなく分ります
英雄にではない、一人のサラリーマンの気持ちが掬えるような気がしました
イチローもさることながら、神田記者の活躍を応援したいような気になりませんか・・・

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