気ままな日々を 思いつくままに

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「あたご」 誰の為の軍隊か

2008-02-20 13:19:30 | メディアから
「あたご」の衝突までの様子がだいぶ明らかになってきている。要するに「清徳丸」は一隻でその海域にいたのではなく、一緒に出航した漁船団(何隻いたか記事では明らかではない。図では3隻の航跡を示している)と共に三宅島方向へ向かっていたらしい。「あたご」は衝突の2分前に漁船を発見し、1分前に後進をかけたという。何隻も漁船がいることを分かった上で、相手が避けるものと思い上がり、そのまま突っ走っていたとしか思えない。おそらく航海責任者には、見張りから、漁船団の存在は伝えられていたであろう。艦橋にいた航海士か艦長か通常で言えば、こんな時間に最高責任者が艦橋にいるわけも無いから次席か三席が艦橋にいて、見張りからの報告を無視したとしか思えない。(TVなどでは、午前4時は当直引継ぎの時間であり、あるいは誰も見張りや、発令が出来ない状況にあったのではないかという意見もあるが、イージス間の一分はミサイルにすれば、どれほど重要な時間なのだろう) ここで今日の朝日新聞の報じ方に大きな疑問がわく。一面・二面それと社会面三十九面の落差だ。三十九面には同じ海域にいた同僚船の話として次のようなことが書かれている・・・・・・・・ 
 本当はこの記事の目的は、周囲には8隻の船が居り、「あたご」はそれらを無視して突っ走ってきたことに対する、朝日新聞の、危機感の無さを追求すべく、このBLOGを欠き始めたのですが、いろいろと調べていると、ことの本質は、海上自衛隊そのものの体質にあるのではないかと、思いはじめました。すなわち、直前に「あたご」の前を横切った漁船がいます。その漁船に対して「あたご」は全く警告を与えていません。そのあとも、「清徳丸」と衝突するまで、一切の警告は無かったそうです。その船が直前を横切ってから、すこしたち突然サーチライトが点灯され、その後探索用の強力なライトが点灯されたといいます。すなわち衝突するまでは何もしなかった・・・ さらに停船した後も、救助艇を下ろしたという証言が全く無いことです。なだしおの時も、乗組員が甲板に出て何もしなかったと強烈に非難されましたが、今回も同じことをやっていたようです。評論家と称する人達は、海上自衛隊を守るべくいろいろなことを言っている人がいます。その典型は、「あたご」も悪かったかもしれないが、漁船にも過失があったのではないかと論じている人がいます。名前は忘れましたが、なだしおの時にも潜水艦の艦長の弁護に立った人が読売新聞に書いていました。イージス艦も悪かったかもしれないが、漁船にも見落としがあったと 今朝の読売新聞が報じていました。海上衝突予防法には軍艦の優先航行なぞ規定されていないようです。少なくとも、平時においては、軍艦も、漁船といえども、同じ規則で航行しているはずです。繰り返しますが「清徳丸」は一隻でその海域にいたのではありません。ある情報によると8隻の漁船と船団を組み、航行していたようです。イージス艦といえども絶対に気が付かないなどというレベルではありえません。さらに「あたご」は妙な事を言っています。2分前に「清徳丸」の「緑」の航海灯を見つけ後進をかけたと言っているそうです。緑の航海灯であれば何をしなくても、そのままにすれば、何事も無く両船はすれ違えるはずです。何のために後進をかけたのでしょう。自衛隊の人はどこか浮世離れしていませんか、海上のことは自分たちしか知らないと思っているのでしょうか、自分たちが話すことだけを、世間は真実と認めると思っているのでしょうか。船を破壊して二人を殺した時、僚船が7隻、自分の言うことだけを支持してくれると思っているのでしょうか。それとも、アメリカ海軍が、海上自衛隊のために、虚偽の証言でもしてくれる当てがあるのでしょうか・・・・自衛隊という組織は、誰を見つめているのでしょうか、国民の支持がない軍隊なぞ存在する意義はありません。自衛隊は日本国民のみのためにあることを、真剣に証明してください。自分にとってアメリカを通じた世界平和なぞ全く信じません。自衛隊とやらが一刻も早く日本の自衛隊になることを願うばかりです。
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