気ままな日々を 思いつくままに

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崇礼門(スンレムン)(南大門)消失

2008-02-12 23:14:41 | メディアから
ソウルへ行ったことが無いので、その威容とか有難味を実際には知らないのだが、あのかわらが崩れ落ちる音には衝撃を受けた。韓国のメディアに言わせると、秀吉の朝鮮出兵でも、日本統治時代、ソウルを守る外周が崩されても、あの朝鮮戦争の時ですら守られてきた、国宝第1号の崇礼門(スンレムン)(南大門)が5時間かけてほぼ焼け落ちたという。午後9時前に出火して焼け落ちたのは午前2時とか3時とか言うのだから、どんな消火活動をやったのだという声だ出るのも無理は無い。焼け落ちてからいろいろなことが言われている。どうも消防は、文化財を管轄する役所の許可が無ければ、いくら火が出ていても消火活動が出来ない仕組みになっていたらしい。しかし担当者がおらず(あるいは決断できず)初期消火を一時間近く放置したといわれている。何でもこの門に関して消防マニュアル的なものは全く存在せず、まして消防訓練なぞ一度も行われなかったという。今は消防と文化庁(?)がその責任を押し付けあっているという。こんな中、文化庁(?)の長官が奥様を帯同し、航空会社のあご足つきでヨーロッパ招待旅行に行っていたことが発覚し、長官は今日辞任したと伝えている。さらにはこの門に9500万ウオンの保険金がかけられていたことが発覚。日本円にすると一千万円ですよね。さすがにこの金額は何だと問題になっているらしい。もし復元するためのお金だとすれば、一般民家よりも安く出来ると文化庁では思っていたのでしょうか。この100倍あっても足りませんよね。むしろ、民族の誇りをかけた建物であるのなら、絶対に火が出ない対策を徹底するべきだと思うのですが、韓国のお役人は、もし火が出ても少しは助かるとおもって保険をかけていたのでしょうか。自分たちが勤務しているビルにはいったいいくら保険をかけていたのでしょうか。知りたいものです。さらに面白いというか健全だと思うのですがメディア、特にTVがその対応を批判されていることです。KBSや、その他の局が現場から中継を始めたのは午前零時を過ぎていたといいます。その時放送していた3つの局はお笑いとドラマ、それにトークショウだったといいます。テロップはそれぞれ3回くらいは流れたといいますが、中継映像はいずれも3時間以上経ってからだったといいます。自分は今まで韓国は北朝鮮と国境を接し、北朝鮮軍が国境を越えれば2時間以内にソウルに達すると北の金何がしに脅かされていたと記憶していました。だから、非常放送の体制なども日本とは比較にならないほどシステム化されているものだと思っていました。もっとも、ミサイルが発射されれば、地球上のどこに居たって、30分以内に原爆が爆発するのですからどうしようも無いか・・・ 勿論戦争と火災は違います。しかしNYの9.10のテロだって、ある意味火災ですよね。中国だって共産党幹部の腐敗が全く止まらず、地方の民衆の不満は大変高くなっているといいます。権力を持つものが腐敗すると国がおかしくなる。たった一つの放火からですら、天井を覗くことが出来ます。如何思われますか・・・・
コメント
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