nabe語録-スペシャルティコーヒー専門ショップ サーカスコーヒー

京都北山にオープンしたスペシャルティコーヒーショップ「サーカスコーヒー」の熱い日常をご案内します!

バーチャル東ティモール⑫コーヒー生豆の乾燥

2020年05月19日 08時54分47秒 | 東ティモール関係
今朝のサーカス家のコーヒーは

バリスタブレンドです。



深煎りブレンドですが

苦すぎず心地よい後味がくせになります。

昨晩から朝方まで

京都では結構激しい雨が降っていました。



ちかくの久我神社さんへ。

歴史は古く

「大宮通り」の「大宮」はこの久我神社のことだそうです。





ヤタガラスとの関わりが深く

航空神社として有名です。

こちらから



さてさて、

今日は、コーヒー生豆の乾燥です。

東ティモールのこのロビボ集落では

今まで基本的にはこのように

「地べた」に

精製のおわったパーチメントを広げて

天日乾燥されていました。





「トンボ」でならせて

乾燥ムラがおきないようにしています。

ただ、

より品質向上を目指して

この数年で

「アフリカンベット」と呼ばれる

通気性のいい乾燥用の棚が作られています。





このようにネットで地面から浮かせることで

通気性がよく

よりムラなく乾燥することでできます。






今回は4種類の精製方法をテストしたので

こんな感じで4つのブロックに分けて

乾燥を行いました。


果肉を付けたまま乾燥するナチュラル精製
赤い果肉が乾燥して黒っぽくなります。


ミューシレージ(ヌメヌメ)を付けたまま乾燥するハニー精製
ヌメヌメが乾燥して黄色っぽくなっています。




この2つは見た目があまり変わりませんが
水につけてヌメヌメをとる水洗式と
水につけないでヌメヌメをとる水無し水洗式です。
ヌメヌメをとっているので
きれいな色になります。



朝晩は
気温が下がるのですが
昼間は日光も強いので
カバーをかけて
急激に温度が上がらないように
シートをかけてられています。

この乾燥の工程までが

各集落でおこなわれています。

この後は

マウベシの倉庫に

それぞれの集落からパーチメントコーヒー生豆が

集められて

ディリの2次加工場に運ばれます。

続く。