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黛信彦の時事ブログ

民主・藤井税調会長、返り討ちに

2008年02月24日 | 政治・政局
  2月24日のTV朝日サンデープロジェクトの第3部で、自民・与謝野馨税調会長と民主・藤井裕久税調会長が予算・予算関連法案の審議入りなどについて討論。藤井氏は「来週、対案というかたちでなく、要綱を出す」と明言した。

●藤井氏、仇討ちならず、返り討ち!
  今回、番組に藤井氏が登場した理由は、10日の同放送に出演した民主・古川元久税制副会長が「民主党はいつ(暫定税率の)対案を出すのか?」と田原総一郎氏に問い詰められ、どぎまぎするばかりで浮き足立っていたことの仇討ちと見られる。
  しかし、田原氏に「対案はいつ出すか?」と聞かれた藤井氏は、「要綱を来週出す。対案ではなく骨子では駄目だと言うのは子供のけんかだ」と開き直った。
徹底的に田原氏の攻撃を受け、また、塩ジイ”こと塩川正十郎前財務相の乱入で、藤井氏は、絵の具で塗ったように顔を真っ赤にして興奮。インサイダー編集長・高野孟氏が救出した。
  藤井氏には「民主党は平成15年からマニュフェストで約束しているから、数字の妥協のための修正協議には応じられない。」との、意味不明発言もあったが、最終的には「政策協議に応じる」と述べた。
『仇討ちに来たのに返り討ちに遭った』格好だ。
●民主党の法案創造力
  しかも、子供のけんかに例えて、骨子しか出せないことの弁解を、番組中に二度もした藤井氏が述べた要綱の骨子3点
  ①特定財源は一般財源とする
  ②暫定税率は廃止する
  ③国家事業の地方負担金を廃止する
来週提出約束の要綱ができても、数字的根拠が煮詰まらないことでは困る。そもそも民主党の発案は「高配当法案」で、一瞬国民を喜ばすが、当たる確立は宝くじ並みである。民主党の法案創造力が益々不安になる。
●数字の妥協は堕落
  与党案の修正協議に応じるか?について、藤井氏は「協議と言っても、修正協議には応じません。本件は民主党にとって国家の根幹との考えで、数字の妥協は堕落である」と述べたが、予算と金額は一体のもの。生徒会の予算でも交渉と妥協があるのに、数字の妥協を堕落と言うのは、民主党の意固地な言い逃れの現われだ。
●政局にしたい民主
  アナウンサー・小川彩佳氏は最後の一言で、「党利党略ではなく、本質的議論をして欲しい」と、政策協議を嫌って政局にしたい民主党を一刺しした。

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