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黛信彦の時事ブログ

献金競争、人格はカンパ額

2008年05月20日 | 中国
四川大地震哀悼の日の黙祷で、日本の国際緊急援助隊に、「帽子を脱げ」「こう並べ」など指示して演出したCCTVは、カンパ競争を煽る番組を放送した。

産経新聞は、四川大地震の募金活動が過熱して、カンパ額の競争が拡大していると報じた。

●CCTVで煽る
中国国営中央テレビ(CCTV)の特番で、香港のTV局TVBのCEO夫妻が1億元、CCTVが5千万元などの寄付発表があったあと、芸能人の番になり、毛阿敏・王菲・李連傑などが100万元の寄付をした。

ところで、俳優や歌手などは殆どが50万元以下だったが、事情を知らなかった人気歌手の孫楠は、5万元寄付したあとに”強く空気を読まされて”、5万元追加する羽目になった。

●カンパ少ないと批判
他方、不動産会社「万科」の王石総裁は個人で200万元とし社員には10元以内とした。

又、ITの草分け「アリババ」の馬雲会長などはたったの1元だったという。
馬雲氏は、「企業も個人も多額の納税をしており、救済は政府の責任で、個人が災害のつど、生活に響くような負担を負うべきではない」としている。

●カンパ額でスターの人格評価
こうした中、ネットではカンパ額で人格のランク付けがされ、孫楠・北京五輪芸術監督の張芸謀氏などは批判の的だという。

●募金活動に民間の社会参加
過熱なカンパ競争の煽りは賛否両論あるが、募金活動を通じて人民の社会参加が進み、共産党の社会活動への支配力が弱まったことは確かだ。
中国、一皮剥けたか?

中国中央TV、校舎倒壊現場の黙とうで日本隊に「演出」(読売新聞) - goo ニュース

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