key person

「どうする日本!」

右と左の真ん中で日本と世界を眺める

黛信彦の時事ブログ

民主マニフェストと映画「十戒」

2009年08月04日 | 政治・政局
●民主党マニフェスト、“身内”から批判
板橋区選出の民主党現役都議・土屋敬之氏が、民主党の偶像崇拝を戒めたという。
民主党の重要政策をまとめた「政策集」に書いてあることが衆院選マニフェストに抜けていることについて、土屋都議は「ふざけるなマニフェスト! 本心をひた隠し」「そんな政策を掲げて選挙をやれば民主は『第二社会党』だと批判を受けるからだ」と書いているとのこと。
民主マニフェスト“身内”から批判(yahoo)

●民主マニフェストは偶像崇拝
モーセは、ヘブライ人を連れてエジプトを脱出するが、紅海の手前でエジプト軍に追い詰められる。しかし神は、雲の柱でモーセたちを導き、火の柱でエジプト軍を退け、紅海を真っ二つに割る。紅海は、ヘブライ人たちが渡り切ると元に戻り、エジプト軍を壊滅させる。
さて、モーセは約束の地「カナン」を目指すのだが神は、その前にヘブライ人の信仰を試す。
モーセは、そのための十戒を授かるべく、シナイ山に40日間籠る。
シナイ山の麓で待つヘブライ人にとって、40日は長い。
「モーセが山から下りてこない。カナンに行けないのではないか?」
不安な彼らはついに、アロンに金の子牛の像を造らせ拝み出す。

05年の郵政選挙は、まさしく、日本国民が紅海を渡ったシーンだった。改革というカナンの地を目指し始めたのである。
しかし、シナイ山の40日間と相似するかの如く、それから4年、日本国民はヘブライ人のように神の試練を受けた。
派遣切りであり、ワーキングプアであり、格差である。
そして、ヘブライ人が不安に思ったように、日本国民も「改革は間違いだった。エジプトの方が良かった」と騒ぎ出した。
これに目を付けたのがアロン・民主党である。

試練不要の根拠無きばら撒き内政や、憂慮はゼロと言わんばかりの外交政策で、政権交代という偶像を拝ませる。
自民党のマニフェストは国民に辛い「十戒」のようなものと分かっていた。しかも、発表が遅い。
甘い言葉で試練無、誘惑的な金の子牛像を崇拝させる民主党のマニフェストが受けは良い。
日本国民は本当に「カナン」にたどり着けるのだろうか?

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 無能な100議員を内閣に送... | トップ | 浜矩子語録(72)ここが凄い... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

政治・政局」カテゴリの最新記事