妖艶なエコノミスト・浜矩子は11日、NHK・BS1の新番組:ワールドWaveトゥナイトに出演した。
“世界経済揺るがす東日本大震災”というタイトルに答えた浜矩子語録は以下Aである。
Q~・~ 電力の使用制限をどう受け止める?
A~・~ それは、逆に電力供給の制約を踏まえた設計にすれば良いわけですよね。
NHKの建物の中だってどんどん暗くなって行く感じがありますけれども、別にそれでも放送はちゃんとできる、そういう意味でも小振りで小ぢんまりと打たれ強い日本経済を作って行く、そこがしっかりしていれば新しいイメージをつくる機会として受け止めることができるのではないでしょうか。
Q~・~ 世界経済が安定に向けて動き出したや否という今、日本経済が震災で影響を受けることで世界経済の不安定要因になる、それを世界はどう見ている?
A~・~ それは不安定要因ですよね。
サプライ遅延の問題もありますし、色々な面で一蓮托生のグローバル経済、そういうことが原発問題あるいは、日本で何かが起きると為替市場が荒れる、そういう格好で影響を受けるという事を改めて世界が目の当たりにした、という感じです。
Q~・~ 週末、G20の会合が開かれますが、そこではどういった議論に?
A~・~ まさしく、一蓮托生をどうやって上手く支えて行くか?この辺に集中力を持って議論・対応して行くというふうになれば良いと思います。
まさに、一人は皆のため皆は一人のため、それをG20の合言葉にするくらいの感じで議論が進むと、これ(東日本大震災)は世界的な大惨事ですけれども、そこから地球経済に相応しい協調体制ができて来ることになればなかなか良いことだと思いますが、皆な自分のことばかり考えてばらばらになっちゃうのか、その辺が見ものです。
Q~・~ いずれ、日本でも復興バブルというか、復興需要が出てくることになると思いますが、これを日本経済の中でどう位置付け、世界はどう見る?
A~・~ 復興に伴う需要が成長を下支えするのは良いですけれども、やっぱりバブルになって行く、それが原油価格や国際商品の急騰・高騰、金利の高騰、為替市場の大霍乱、というようにならない様にして行く発想がポイントになって来ると思います。(了)
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