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黛信彦の時事ブログ

福田首相、ダボス演説の評価

2008年01月27日 | 政治・政局
 演説終了後の対談で、手持ち不沙汰にマイクを触ったり、ヘッドホンの扱いが不自然だったり、田舎っぽさを見せた福田首相だが、ブレア前英首相の真似をしてから落ち着きを見せた。

 京都議定書に不参加あるいは後ろ向きなCO2大型排出国である米中印を引きずり込むべく、『日本の石炭火力発電効率を米国、中国、インドの3か国に普及させると、二酸化炭素(CO2)削減効果は、日本一国の排出量に相当する13億トンになる』と主張したことは大きく評価される。

今後の日本は、エコテクニカルやイノベーションの伝道師たるべきで、福田首相が「5月のアフリカ開発会議会議(TICAD4)と7月の洞爺湖サミットの結果を、議長として、秋の国連総会で報告して世界にアピールしたい」と演説したことも評価できる。

1月27日TV朝日サンデープロジェクトでも、自民党嫌いの星浩氏(朝日新聞編集委員)と財部誠一氏(経済ジャーナリスト)がそれぞれ65・70点と評価した。

しかし”行うは難し”、読売新聞は、ダボス演説 首相の「構想」を生かすには(読売新聞) - goo ニュース、『地球温暖化対策は、各国の産業・エネルギー政策に直結する。その交渉は、先進国や新興国、途上国がそれぞれ国益をかけるパワーゲームの場でもある。
 首相は、国家間利害の調整役として、日本の国益を確保する一国の指導者として力を発揮してもらいたい。』と、福田首相を激励している。

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