key person

「どうする日本!」

右と左の真ん中で日本と世界を眺める

黛信彦の時事ブログ

中国の野望ー④台湾国民投票日は「Xデー」

2007年09月07日 | 中国
台湾が「台湾」名義による国連加盟申請をしたのに対し、潘基文国連事務総長が、「国連は一つの中国政策を維持している」として申請書を受理しなかった。これに対し日本政府は次の理由で「解釈不適切」を米国に続いて国連に申し入れた。

日本政府の台湾帰属問題及び一つの中国に対する認識は以下のとおりで、一つの中国政策は国連の政策ではない。
①日本は、サンフランシスコ講和条約で台湾を放棄したが、どこに帰属すべきかはいうべき立場ではない。
②1972年の日中共同声明で大陸中国が主張する「一つの中国」については、その考え方を「理解・尊重する」が中国に「同意を与えていない」。

さて、
国連加盟で住民投票実施 台湾総統が重ねて主張(sankei web)
中国が国連常任理事国でいる限り台湾の独立は不可能なことを充分承知しているはずの台湾が、敢えて国民投票をするという。
このことは、中国にとってクーデターと同じである。台湾を実質的自国の領土にしたい中国にとって、反乱は軍事的制圧の正当な根拠になる。
中国はこの時を待っているのだ。国民投票はやらせておいて結果には拘らず、間髪を入れずに侵攻する。米艦隊も出動するが、どうだろう。米中の全面戦争を避けたい米国は、国民投票の結果が「独立反対」なら、沖縄に戦火が及ばない程度のことしかしないと思われる。
ただし、国民投票の結果が「独立賛成」なら、民主主義は台湾を見捨てはしない。

私は、陳総統の英断を応援したい。この機を逃せば永遠に独立はありえない。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 民酒(民主)党は「拉致問題... | トップ | 盧武鉉(ノムヒョン)乱心、... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

中国」カテゴリの最新記事