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黛信彦の時事ブログ

西欧を徘徊した≪妖怪≫その後

2008年03月25日 | 中国
●妖怪のその後
≪一つの妖怪がヨーロッパを歩き回っている。――共産主義という妖怪が。
旧ヨーロッパのすべての権力が、この妖怪を狩りたてるという神聖な仕事のために、同盟を結んでいる≫
マルクスの共産党宣言の序文に、このように書き初められた妖怪は、アジアの大国『中国』に棲息し、目ざましく成長して、ドラクエⅢのゾーマのようだ。

バラモス(総書記)を影で操り、闇の世界を支配しようとする。
立ち向かうものには、無力の布衣の僧侶であっても、人民軍を操り、「マヒャド」という武力攻撃で容赦はしない。
攻撃、守備、マジックのパワーを高め、莫大な外貨をヒットポイントとして蓄積し、北京五輪をレベルアップの最終段階の機会と捉えている。

●聖なる炎
とうとう、聖火がオリンピアの遺跡で採火され、妖怪の意志で東へと向かった。
この『聖なる炎』は勿論日本でもリレーされ、北京を目指す。
北京五輪メイン会場である『鳥の巣』に棲む、『竜の口』から炎が吐き出されるとき、『邪悪の火』と変わり、オリンピックが生け贄として妖怪に供えられる。

『自由の神の怒りを、降雨で表そう』としている事を察した妖怪は、「人工消雨」という魔術で、これをかわすとも言われている。ますます面妖な!

人類が、自由とか人権を失う日かもしれない。

●立ち上がる勇者たち
運悪く、各国の元首達は、妖怪の金と力に圧倒され、それを狩り立てようとする気概をなくし、善悪を見失っている。

しかし、人権弾圧を非難して拘禁された勇者たちの行動を、無謀とは思わない心ある者たちが、解放を求めるなどの動きを高めつつある。

『自由の女神』像をリバティ島に贈ったフランスでは、国民の55%以上が、北京五輪ボイコットを訴えている。

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