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黛信彦の時事ブログ

米中の絆(温暖化対策)、外交の機微

2007年08月15日 | 外交

 引用、NHK 8/14深夜
米中 温暖化の数値目標に反対
温暖化対策を担当するアメリカ政府の高官が、訪問先の北京で記者会見し、「アメリカと中国は、経済発展を続けなければいけない」として、温室効果ガス削減の数値目標の設定など、経済発展を妨げるような厳しい温暖化対策には、米中が共に反対して行く立場を示しました。』

これは昨夜のNHKTVで、二酸化炭素排出世界No1の米国政府高官がランキング第2位の中国に「いずれは貴国がチャンピョンに!」と讃えながら「米中は、発展を続けなければならないから排出規制を低くしたい」と会見をしたものです。
京都議テ医者から止められたのに、「酒をやめられない」という米中はアル中患者なのだと片付けられません。

日本は来年の洞爺湖サミットのホスト国として、京都議定書を根幹とする環境問題を主要議題に取り上げる予定ですから、この種のニュースは政治家も国民も敏感でなければならないのですが、内政が不安定な今、対応できていません。
その隙を突いて米中が洞爺湖サミットに早くも水を差したということで、サミットでは大きな成果が期待できないことになったわけです。

この出来事から、米中の外交の機微を学ばなければなりません。
何事かあればライスが走りヒルが飛ぶ、フットワークの良い米国。
マイク・ホンダを買収して米国下院に従軍慰安婦決議の強烈なロビーを行いながら1億人の悪人と13億人の善良な民を世界に印象付け、環境問題でも米国と紐帯する中国。

又、両国の軍事戦略も学ばなければなりません。
米国は中国と比・台・韓を結ぶ中間線を対中国境(休戦ライン)とし、日本を城砦と見ています。
中国は今後半世紀で日本省を実現するために、思わぬ方法で既成事実化のための隠密外交をはじめていると観るべきです。

こんな中、特に安倍首相の靖国参拝について、朝・毎・読の記者たちは芸能リポーターに成り下がっています。

 

 

 


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