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黛信彦の時事ブログ

「給油」「北」…深刻なミゾ

2007年11月06日 | 政治・政局
日米同盟 異質な冷却化 「給油」「北」…深刻なミゾ(産経新聞) - goo ニュース
日本のインド洋海上給油離脱決定から、外交レーダーが劣化し、米国からの軍事情報に入手に疎漏が出てきている。共同作戦に参加しない者に対して、機密情報を提供することはありえないという、極めて常識的な結果だ。このことは、インド洋を航海するタンカーの安全に直結する。
又、米国の北朝鮮に対する「テロ支援国家指定」についても、その解除に向かっている。
そもそも、テロ支援国家指定は日本のためではなく、米国が米国のために行ったもので、北朝鮮の拉致問題を日本政府の要請で、その要因の一行に加えたに過ぎない。
日本は、先にインド洋から撤退したのだから、テロ支援国家指定を解除されても文句を言うべきではない。
拉致被害者家族会の方々には大変お気の毒であるが、まもなく北朝鮮はそのレッテルを剥される。
そして、北朝鮮は「拉致問題は解決済み」を永遠に繰り返し、国連は事務的・定期的に非難声明を行うものの実効はない。拉致問題は日本一国で解決するしか道がなくなった。福田総理は対話優先の圧力をかけるというが、今後は対話が困難となり圧力も効果が半減する。米朝が国交を開けば、日本の対朝政策自体が国際の舞台で非難の対象となる可能性すらある。
これらは、「米国の言いなりになっている」と主張する民主党に託して、国民自ら選択した愚かな道である。
米国は、従軍慰安婦問題でも下院に続いて上院での対日非難決議を行う可能性が出てくる。さらに、一年後、米国大統領選挙で民主党の大統領が誕生すれば、日米関係は更に冷え込み、同盟は有名無実なものとなるであろう。
対米、対朝のみならず、これから外交は難しくなってくる。
大変な選択をしたものだと、いまさら思う。
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