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「どうする日本!」

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黛信彦の時事ブログ

資源外交、遅ればせながら進行

2007年11月17日 | 政治・政局
日本は資源が不足しているにも関わらず資源外交への取り組みが遅かった。中国は自国の資源は温存しながら、中東・アフリカ地域への巨大な無償ODAを通じて資源の確保に努める外交を展開している。
日本も、10月20日にはアンゴラ共和国へのODAを取り決め、石油安定調達の道を切り開いた。

又、本日付産経新聞によれば、アフリカ南部を訪問中の甘利利明経済産業相らは南アフリカ共和国とボツワナ共和国との間で、日本の衛星写真の解析センターを共同設置し、レアメタル(希少金属)の存在拠点を探し、日本企業が優先的に地質調査を行うことを優遇されることで合意した。
又南アフリカ共和国とは、JOGMECと産総研がレアアースの抽出方法の調査研究を、JOGOMECが銅の効果的抽出方法の共同研究を、伊藤忠がプラチナ開発の情報提供を受けるなどの覚書を交わした。

日本のハイテク産業にとって、Ni・Cr・W・Mo・Co・Baなどのレアメタルは不可欠であるが国家備蓄は2ヶ月分程度と言われ、これらの不足は致命的である。

更に大切なことは、これらが安全に日本に輸送されることであり、新テロ特措法によるインド洋の海上給油活動は、シーレーン防衛にとっても決議されなければならない。
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