23日のTBS・時事放談は、異色タレントである同志社大学大学院教授・浜矩子(浜)と・元総務大臣・増田寛也(増)を招いて、戦後70年、安倍談話、防衛省で法案成立前提に資料作成し会議、自民党若手議員金銭トラブルで離党、中国経済懸念で株価が一時2万円割れ、などの問題が語られた。 司会・御厨貢(御)、アシスタントアナ・出水麻衣(出)。
以下、番組中の妖艶なエコノミスト・浜矩子語録の抄録である。
●夏の甲子園
(御)熱戦の続いた高校野球が終わりました。 印象に残った選手とかチームは
(浜)あまり集中してみることが出来なくて残念でした。 私、子供の頃イギリスで生活していて日本に帰って一番カルチャーショックというかイメージが違ったのが高校野球でした。 「日本って、地域を大事にする国だな!」と思いました。 色んな地方のすばらしい新聞があったり、そういうイメージと高校野球が重なったりしました。 今年、百年ということですが次の百年も盛り上がってほしいと思っております。
●お茶うけ
(出)今朝は増田さんのお気に入りのひと品をご用意しました。 岩手県久慈市の竹屋製菓の黒豆ケーキと黒豆ゼリーです。 どうぞお召し上がりください。 どちらも岩手特産の黒豆をたっぷり使い、ケーキは小麦粉も岩手県産、ゼリーには岩手名所・龍泉洞の湧き水を使った地域のこだわりの一品です。 ゼリーもケーキも良~く冷やしていただくのが増田さんの好みという、残暑にぴったりのひと品です。
甘さ控えめということですが、浜さんいかがでしょう?
(浜)はいはいは・・そうですね。 惜しむらくはこれがちょっとお酒に浸っていれば抜群だったというところでしょうか。
●戦後70年、安倍談話
(御)どう受け止めた?
(浜)端的に言ってアリバイ作りとしか言いようがありません。 御厨さんが言われたようなキーワードを「ち散り嵌(ば)めましたよ!」ということを言えるために出したという印象しか残らないです。 幕引きのためのアリバイ作りという印象です。
(御)「次世代に謝罪を背負わせない」とはっきり表現したが?
(浜)最後にそれを言わんがためのアリバイ作りでして、これはまずいと思います。 世代を問わず過去に何をやってきたかということは語り継がれ、その認識を時を越えて共有して行くことをしなければいけません。
(御)中国・韓国の反応は?
(浜)両者、大人の対応をしているな、と感じます。 その気になればいくらでも叩くことのできる内容ですが、珍しくサラリと大人っぽく受け流しているなと思いますので、彼らのそういう思いを聞き取る必要があります。
●株価の急落
(御)日経平均が一時2万円を割りました
(浜)もともと、2万円を超えるところまで株価が押し上げられているという状態が非常に不自然だったわけです。 あらゆるタイプの公的資金を総動員して株価を押し上げることをやってきたわけで、そうしなければ上がらない株価ですから、中国ショックこれは中国経済の実態の悪さという意味でのショックでもありますし、それに合わせたパニック的な人民元の引き下げによるショックでもありますが、こういうことがあれば無理をしてあげていた株価が急落するのは極ごく自然体です。
これから本当の意味での(日本)経済の実態が明るみに出るプロセスに入ったと言えます。
●GDP、年率1・6%減
(御)4~6月のGDPが1~3月に比べて-0・4%、年率で1・6%減
(浜)新聞紙上では「経済成長の踊り場」という言い方が使われていましたが、これは「上る間の一休み」という使われ方なのでしょうが実は、下降局面における踊り場というイメージで受け止めるべきなのです。
(以下省略)
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