いとうな日々

MLB、プロ野球他野球全般、ニュースなどについて、勝手にコメントさせて頂いてます!

弘山、悲願の優勝

2006-03-12 | ニュース
名古屋国際女子マラソンが12日、名古屋市瑞穂陸上競技場をスタート、ゴールとするコースで行われ、37歳のベテラン弘山晴美(資生堂)が2時間23分26秒で初優勝を飾った。

前日本記録保持者の渋井陽子(三井住友海上)は32秒遅れの2位に終わった。

レースはスタート直後に渋井が飛び出して始まった。8キロ過ぎで渋井は一度、集団に吸収されたが、10キロ過ぎに再びスパートして一時は2位に1分近い差を付けた。しかし、後半に失速し、残り1キロで弘山の逆転を許した。【読売新聞】


名古屋国際女子マラソン:弘山晴美が逆転V

名古屋国際女子マラソンは12日午後0時10分、名古屋市瑞穂公園陸上競技場をスタート地点とする42.195キロのコースで行われ、弘山晴美(資生堂)が優勝した。タイムは2時間23分26秒。

世界歴代5位の記録を持つ渋井陽子(三井住友海上)がスタート直後から終始リードして、20キロ地点を大会記録を上回る1時間6分44秒で通過。しかし、残り約1キロの地点で、粘り強い走りで追いかけてきた弘山晴美が逆転してゴールした。渋井は約30秒遅れの2位だった。3位は堀江知佳(アルゼAC)。

弘山は「(私もコーチの夫も)これまで優勝したことがなかったので、初めての優勝はうれしい。トレーナーたちのためにも一度は優勝したかった。ゴールして夫の顔を見たら涙がでた」と喜んだ。

【毎日新聞 2006年3月12日】

◆3大会連続、終盤の逆転
41キロすぎでトップの渋井陽子(三井住友海上)を抜き逆転、ベテラン弘山晴美が劇的な勝利おさめた。前回の原、前々回の土佐に続き三大会連続で終盤の逆転優勝となった。

マラソンの面白さを十分満喫したレースだった。何事も「あきらめたら終わり」「never give up!」。弘山選手は今までは悲運のマラソン人生だったと思うが、努力は必ず報われるということを実証してくれた。長い間、支え続けた夫の弘山コーチにも感謝である。

弘山晴美<ウィキペディア(Wikipedia)>


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野村ノートの一節より

2006-03-12 | WEBLOG
野村氏は著書「野村ノート」のなかで、野球というスポーツの特異性について数々述べている。
最近のサッカー人気で、一瞬一瞬のプレーに個人の判断が重要視されるサッカーの方が野球よりセンスを必要とするというようなことを聞く。確かにプレーに連続性があり、ベンチの指示がすぐに通らないサッカーには、選手に瞬時の判断力が求められるのだろうが、野球というスポーツはひとつひとつのプレーに間があり、そこに考えるという動作が要求される。だからこそセンス、感性が必要となる。自分の好きなように自己中心的なプレーをしている者は、大事な場面でも同じように自己中心的な選択(考え)をしてしまうのである。
野球は確率(probability)を追及するゲームである。自分が動く前には、必ず幾つかのプレーが準備され、選択(考える)する時間(間)が与えられているのである。「考えないより考えた方がいい」「知らないより知っているほうが言い」。チームを強くする方法は「人間(選手)教育」以外特別な方法はないのだと野村氏は語っている。

また、野村氏は、「人間には自分の思うようにならないことがふたつある」と説く。ひとつは、人間はひとりでは生きていけないこと、もうひとつは自分の思うようになることはほとんどないということだ。そのような人間の行動(選手)パターンを理解したうえでチームを組織していくにはやはり「人間(選手)教育」しかないと。そこには心理学的知識が必要である。

しかし、人間(選手)の教育には長期ビジョンが必要となる。従って氏は監督の主たる仕事は、計画・実行・確認(P→D→S)と言い切る。なかでも、計画が特に重要であるということだ。心理学的知識をベースに①リーダーいかんによって組織全体はどうにでも変わる、②リーダーはその職場の気流にならなくてはならない、③リーダーの職務とは「壊す・創る・守る」ということに念頭においていたということである。

日本サッカーを世界レベルに押し上げた名将・ハンス・オフト氏もその著書で同じようなことを述べていた記憶がある。チーム目標を明確(全員に周知徹底)にし、各選手の役割分担を決め(選手同士にお互いの役割を理解させる)、テストマッチでチェックしうまくいかない部分の修正を図る。そして、チームの中核になる選手を英才教育する。オフトが標榜した「アイコンタクト」、「 スモールフィールド」、「トライアングル」、「スーパーサブ」などは野球でも大切なことだ。

サッカーではキャップテン、野球ではエースと4番。そういう人材は育てられないとよく聞くが、それが監督の仕上げの大切な仕事ではあるまいか。肉体的パフォーマンスが優れているからといって、人徳が欠落していては組織の中心になれないのである。

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