北朝鮮、対抗措置のつもりか？

大人げないというか、いつになっても変わらないやり方です。うんざり！！　日本が辛光洙を国際手配したことに対しての対抗措置らしい。アメリカの金融制裁がかなり効いているようで、ここで日本に強気に出られては万事休すとなりかねない。そこでいつもの手ということだろう。

NGOの４人の幹部とは、「北朝鮮難民救援基金」の加藤博事務局長と野口孝行さん、「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」の山田文明代表そしてご存知「救え！北朝鮮の民衆／緊急行動ネットワーク」（ＲＥＮＫ）の李英和代表です。

日本政府も対抗措置として、辛光洙のほかよど号犯の小西隆裕、安部公博、若林盛亮、赤木志郎の４名の引渡しを即要求すべきである。

北朝鮮、日本ＮＧＯメンバーに逮捕状　国民拉致容疑で（朝日新聞）

北朝鮮の警察に該当する人民保安省の報道官は２７日、同国民の誘拐、拉致に関与したとして日本のＮＧＯ（非政府組織）のメンバーら４人に対する逮捕令状を出し、外交ルートを通じて４人の引き渡しを日本政府に要求した、と明らかにした。朝鮮中央通信が伝えた。日本人拉致に関与した容疑で日本政府が元北朝鮮工作員、辛光洙（シン・グァンス）容疑者を国際手配したことなどへの対抗措置と見られる。

北朝鮮は先月の日朝政府間協議で「我が国民の誘拐・拉致問題に関する犯人の引き渡しを提起した」として日本の脱北者支援団体幹部ら７人の引き渡しを求めており、今回の４人もその中に含まれていた。報道官は「我が主権の及ぶ領域と協力が可能な地域で、その執行のために必要な措置を講じるだろう」とした。

◆交渉に出かける飛行機代が出せない北朝鮮の悲惨。（勝谷誠彦の××な日々）

ＮＧＯ幹部に北が逮捕状
安倍長官「問題外」

「公民の誘拐や拉致を背後で操ったり、直接関与した」として、北朝鮮は日本人妻の帰国や脱北者の生活を支援する日本の非政府組織（ＮＧＯ）の幹部四人に、北朝鮮の刑法、刑事訴訟法に基づき逮捕状を出したと発表。身柄の引渡しを要求した。これを受けて安倍晋三官房長官は２8日の記者会見で、「このような要求は問題外で、受け入れることは出来ない。こうした要求を行うこと自体、拉致問題の解決に向けた北朝鮮側の誠意を疑わせるものだ」と強く批判した。

北朝鮮から逮捕状を出された非政府組織「救え！北朝鮮の民衆/緊急行動ネットワーク（ＲＥＮＫ）」代表の李英和関西大教授は「私に逮捕状を出すならば、その前に辛光ス（容疑者）らを逮捕して引渡すべきだ。悪ふざけも度が過ぎる」と話した。

（平成18年3月29日：産経新聞：朝刊）

　
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