いとうな日々

MLB、プロ野球他野球全般、ニュースなどについて、勝手にコメントさせて頂いてます!

九州六大学 秋季リーグ 第3週

2007-09-30 | 九州六大学野球
◆2日目(30日)
福岡大が大量得点で勝利
福岡大が11安打8点で快勝し、首位を守った。前日の1回戦は延長12回、4-5で敗退。失策絡みで決勝点を献上し、樋口監督は「福大のユニホームを着ているというプライドを持て」とゲキを飛ばした。これに奮起した打線が序盤に爆発。初回と2回に小島が2二塁打で3打点を挙げるなど3回までに7点を奪い、前日に3回KOされた藤崎も9安打を浴びながら2失点で完投した。それでも、6回からは1安打無得点。樋口監督は「首位? そんな意識はみじんもありません」と厳しい表情を崩さなかった。(西日本スポーツ)

▽2回戦(九州大1勝1敗)
福岡大8=133010000
九州大2=001010000
【福】○藤崎(3勝)-岳野
【九】●佐藤(1勝1敗)、西山-佐藤充

久留米大が勝利
久留米大が今季2勝目を挙げて3位争いに踏みとどまった。3回に田中憲の二塁打を足がかりに打者11人で5点を先制。5回にも金子の適時打で1点を追加し、エース飯田が9安打2失点の完投で逃げ切った。第1週で昨季覇者の九国大を破ったが、その後4連敗。全勝チームがない混戦模様に佐多監督は「全部勝てば(九州大学選手権の出場権を得る)3位になれる」と意気込んだ。(西日本スポーツ)


▽2回戦(久留米1勝1敗)
西南大2=100000100
久留米6=00501000x
【久】○飯田(1勝3敗)-野方、田崎
【西】●川本(0勝3敗)、山内-菅島
【本】中野(久)

九国大が終盤に勝ち越し
九国大に2連敗した北九大は首位から陥落し、4勝2敗で九国大と同率2位となった。1点を先制されたが、その裏に逆転。だが、2回にタイムリーエラーが出て逆転を許した。再び追いつく粘りを見せるも最後は競り負けた。岸之上監督は「あと4試合、全勝でいくしかない」と前を向いた。(西日本スポーツ)

▽2回戦(九国大2勝)
九国大6=120000201
北九大3=200001000
【九】酒井、安永、○畑智(1勝0敗)-星山
【北】●梶野(3勝1敗)、岡田-小野



◆初日(29日)
九国大3ラン2発で大勝!
九国大が北九大に大勝した。初回に2点を先行された九国大はその裏、脇谷の適時打で1点差。5回に猿渡の3ランで逆転。6回には松山の3ランなどで一挙6点を奪って試合を決めた。

▽1回戦(九国大1勝)
北九大 2=200000000
九国大10=10003600x
【北】●岡田(1勝1敗)浜本-小野、木村
【九】○酒井(1勝1敗)安永-星山
【本】猿渡、松山(九)

福岡大が九州大に敗れる
開幕4連勝していた福岡大が九州大に延長12回、5-4で敗れ今季初黒星を喫した。3-3で迎えた12回1死一、三塁、投手前のスクイズで一塁への送球がそれて一気に2者生還。その裏、山平の右中間への適時二塁打で1点差に迫るが届かなかった。

▽1回戦(九州大1勝)
九州大5=111000000002
福岡大4=010001010001
【九】○藤田(1勝3敗)-佐藤充
【福】藤崎、門脇、木村智(1敗)-岳野

西南大が久留米大に逆転勝ち
西南大が久留米大に逆転勝ちし、今季初白星を挙げた。3点を追う西南大は6回、1死から中野の遊撃内野安打を足場に連打と四死球などを絡めて一挙5得点で試合をひっくり返した。7回以降は1安打しか許さず逃げ切った。

▽1回戦(西南大1勝)
久留米 4=000022000
西南大 7=00001501×
【久】藤井、千代島、●水上(1勝1敗)飯田-萱島、古賀
【西】川本、山内、○牧山(1勝)八木-野方

【ニッカン九州】

修猷惜敗、 沖学園に逆転負け

2007-09-29 | アマチュア野球
◇準決勝◇九州地区高校野球福岡南部大会>◇久留米球場

東福岡と沖学園が勝ち進み、南部決勝は今夏の福岡大会決勝の再現となった。沖学園は修猷館に4-3で逆転勝ち。東福岡は福岡一を終盤に振り切って4-2とした。

沖学園4=000100210
修猷館3=001200000

【沖】大石-野口
【修】永尾-森平
【本】北嶋(修)

福岡一2=010100000
東福岡4=00110020x

【福】伊藤、土井、福山-法本
【東】水落、小原-飯田

【ニッカン九州】
沖学園が東福岡にリベンジ

<九州地区高校野球福岡南部大会決勝:沖学園3―2東福岡>◇30日◇大牟田延命

沖学園が東福岡を破り、初の福岡南部大会優勝を決めた。今年夏の大会の決勝と同じ対戦となったが、沖学園がリベンジを果たした。今大会初先発の五十嵐京志郎(2年)から大石勇亮(2年)へのリレーで、東福岡を2失点に抑えた。先発ほとんどが今夏甲子園経験者という東福岡を破り、前田浩一監督(50)は「まさか勝てるとは思いませんでした。東福岡を目標にやってきたのでうれしいです」と喜びをかみしめていた。来月6日に行われる順位決定戦で北部優勝の自由ケ丘と福岡1位をかけて対戦する。

【ニッカン九州】

正面、至近から長井さんを銃撃 ミャンマー男性が目撃

2007-09-28 | ニュース
ミャンマー軍事政権治安部隊による反政府デモ制圧を取材中に死亡した日本人映像ジャーナリスト、長井健司さん(50)が銃撃された際、治安部隊員は至近距離で正面から銃を撃っていたことが明らかになった。事件を目撃した親族の話を聞いたミャンマー人男性(34)が、共同通信に語った。

男性によると、長井さんは現地時間の二十七日午後(日本時間同)、ヤンゴンのスーレ・パゴダ(仏塔)付近でのデモを取材中、治安部隊の正面に立って小型カメラを部隊に向けて撮影。それに気づいた兵士の一人が発砲した。

親族の家と男性の実家は現場となった仏塔のすぐ近く。一般市民は流れ弾を恐れて家の中からデモを見守っていた。ミャンマー国営テレビは長井さんを含む九人が死亡、十一人が負傷したと伝えている。しかし、親族は男性に「もっとたくさんの人が倒れていた。遺体はデモ制圧後、治安部隊が運び去り、放水車が血を洗い流していた」と話したという。

また親族は「デモに乱射している治安部隊の話すビルマ語は分かりにくい。やみくもに乱射しており、統率が取れていないようだ。肩に担いで使用するロケット弾のような武器も使われた」と当時の状況を語った。

【中日新聞】

山拓無役の一因? 詐欺女・二瓶絵夢とは…

2007-09-27 | 北朝鮮・拉致問題
東京・表参道の一等地をめぐる約11億円の詐欺未遂事件が永田町を騒然とさせている。逮捕された31歳の女性ジャーナリストは、自民党の山崎拓元副総裁などに接近して、その仲を週刊誌記事に取り上げられたこともあった。

「福田康夫内閣が正式発足した日に、東京地検特捜部が容疑者逮捕に動いたのは何か意味があるのか。福田支持の派閥領袖で、山崎氏だけが要職を得られていないが、身体検査などで少しは影響しているのかもしれない」。永田町の関係者はこう話した。

東京地検特捜部は26日、詐欺未遂と有印私文書偽造・同行使の疑いで、フリージャーナリストでコンサルタント会社「ワクマック」取締役の二瓶絵夢容疑者と、同社社長の市川和久容疑者(45)ら4人を逮捕した。市川容疑者は元自民党衆院議員秘書だった。

調べによると、二瓶容疑者らは表参道沿いの約1000平方メートルの土地を巡り、総額110億円という架空の地上げ話を都内の投資ファンド会社の社長らに持ちかけ、内金名目で約11億円をだまし取ろうとしたとされる。

二瓶容疑者は雑誌記者からフリーに転身し、週刊誌や雑誌に寄稿していたが、数年前から北朝鮮の拉致問題に関与し、永田町では有名人だった。

拉致被害者の家族に接触しただけでなく、山崎氏や平沢勝栄衆院議員が2004年4月、中国・大連で、北朝鮮の鄭泰和・日朝国交正常化交渉担当大使らと会談した際は同行した。

当時の二瓶容疑者の行動について週刊文春は「山崎拓補佐官の籠絡を狙う北朝鮮『女性協力者』」「謎の日本人女性の正体」といった記事を掲載し、日本の公安当局や他国の諜報機関が二瓶容疑者の動向を監視していたとの指摘もある。

今回の逮捕を受け、山崎氏の事務所では「ジャーナリストということで最初は少し信用したとこもあったが、後で勝手にこちらの名前を使っているという話も聞いた。週刊誌の記事が出てから全く接触はない。今回、こういう形で名前を聞いてビックリしている」と話している。

平沢氏も「実は警察から『彼女が私の名前を使って色々やっているので気をつけてください』と警戒警報が出ていた。彼女には虚言癖があるとも聞いたが、自分を大きく見せるため、人の名前を使っていたのではないか。こちらは被害者で迷惑な話だ」と憤りをあらわにした。

二瓶容疑者を知る人物は彼女の虚言癖について「自分の話すウソを本当と思ってしまう性格。父親がトルコに住む画家で、母親の実家が大病院だと話していたが、そんな経歴は全くのウソだった」と語る。

ある政界関係者も「週刊誌が大手企業の給与明細を集めて記事にした際、彼女が明細を偽造していて大問題になった。今回、二瓶容疑者らが委任状などを偽造したと聞いて、やっぱりと思った」と話し、雑誌編集者も「最近、麻生太郎前幹事長の醜聞があると売り込んできたが、あまりに怪しいネタだったので無視した」と明かした。

一緒に逮捕された市川容疑者との関係だが、「かつて拉致議連にいた自民党の米田健三元衆院議員の秘書を市川容疑者がしていたときに知り合い、それから2人で怪しいことをやっていた」(永田町事情通)

昨年末にも自民党幹部との接近情報が週刊誌に取り上げられ、「金銭トラブルでの告訴ざたになりそうと聞いた」と話す政界関係者もいる。「虚言」にやけどを負った“被害者”の輪はさらに拡大する可能性もありそうだ。

【ZAKZAK】

今回分かったことは、山崎や平沢が三流政治屋だということだ。山崎拓、「破れた金魚すくい」だ

米、6カ国協議控えて北の企業に制裁措置

2007-09-26 | 北朝鮮・拉致問題
米政府が26日、北朝鮮の中距離ミサイル「ノドン」と推定されるミサイルを取り引きした北朝鮮とイランの企業に対し、制裁措置を発表した。同措置は、6カ国協議の開催を1日後に控えた時点に発表されたものであることから、6カ国協議にどのような影響を与えるか、注目される。

米国務省はこの日、官報を通じて「北朝鮮の朝鮮(チョソン)鉱業・産業開発会社(KOMID)、イランのシャヒード・ヘンマット・インダストリアル・グループ(SHIG)とエアロスペース・インダストリーズ・オーガナイゼーション(AIO)に対し、行政命令第12938号などに基づき、18日から制裁措置が課された」と発表した。

北朝鮮の主要貿易会社・KOMIDは、弾道ミサイルや通常兵器関連製品・装備を主に輸出するといわれており、イランの2社は、北朝鮮のノドンミサイルを基に作ったイランの「シャハブ」ミサイルのメーカーとされている。

北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議で米国首席代表を務めるヒル国務次官補も26日夕、北京で北朝鮮の金桂冠(キム・ケグァン)外務次官と会談した後「シリアと北朝鮮の核取引説について話しあわれたか」という記者の質問に「核拡散問題は6カ国協議の主要議題の一つ」と述べた。

ヒル次官補は「たくさん話しあったが、内容詳細には触れたくない」としながらも「(金次官と)6カ国協議で議論できるすべての議題について話しあった。明日会談が開催されれば、さらに具体的に協議するだろう」と語った。北京の外交消息筋は、ヒル次官補の同コメントについて「北朝鮮が核リストを申告する過程でシリアへの核移転疑惑が浮き彫りになる場合、状況が悪化しうることを示唆したもの」と分析した。

【韓国:中央日報】

修猷館 南部大会 ベスト4

2007-09-25 | アマチュア野球
第121回九州地区高校野球福岡南部大会、24日の準々決勝で修猷館が強豪柳川を3-2で下し、9月29日:午前10:00、大牟田延命球場の沖学園との準決勝戦に進んだ。

秋の福岡市長杯で優勝した修猷館は、好調を持続し、シードされ1回戦不戦勝、2回戦は黒木・輝翔館に8-1コールド勝ち、3回戦九州産業大学附属九産高校に4-1、そして準々決勝は柳川を3-2で下し準決勝に進出しました。

ご承知のように秋の九州大会は春の選抜出場校を決める大会。準決勝で沖学園に勝てば、南部地区2位以内が確定し、北部の2校と併せて4校の内3校(準優勝校同士で3位決定戦)が九州大会に進みます。

21世紀枠の条件は満たしているようなので、是非九州大会に出場して、修猷館野球部の悲願である、「甲子園出場」を手中にしてほしいものだ。

◆南部大会組み合わせ

◆南部

▽準々決勝(24日)

沖学園  3-0 福岡工

福岡第一 5-1 三池工

修猷館  3-2 柳川

東福岡  9-0 香椎工

九六 秋季リーグ戦 第2週2日目 春日球場

2007-09-24 | 九州六大学野球
【第1試合】福岡大・藤崎が2勝目

▽2回戦(福岡大2勝)

福岡大 3=000021000
久留米 2=000000200

【福】○藤崎(3試合2勝)、門脇-岳野
【久】●飯田(4試合3敗)-古賀
【本】小島(福)


【第2試合】九大1勝!九国大を逆転

九大が九国大を逆転し、今季初勝利を上げた。4回までに4点のリードを奪われる苦しい展開だったが、5回裏、3連打と5番山田の適時打などで4-5の1点差。6回には鍬本の中越え適時三塁打で追いついた。8回裏は1死満塁の好機をつくり、九国大4番手藤田の暴投で三塁走者鍬本が勝ち越しの生還。先発藤田を6回からリリーフした佐藤昌が、4イニングを3安打無失点の好投で勝利投手となった。

▽2回戦(九大1勝1敗)

九国大 5=210200000
九州大 8=10003103×

【国】酒井、占部、●小松(2試合1敗)、安永-星山
【九】藤田、○佐藤昌(3試合1勝)-佐藤充
【本】猿渡(国)


【第3試合】北九大逃げ切って4戦全勝

北九大が主軸の活躍で1点差勝ちし、全勝を守った。クリーンアップで11打数5安打3打点。チームの安打すべてを3、4、5番が放った。4回は3番山下、4番山内清の連続二塁打で先制。6回には5番片山の左前適時打などでリードを広げた。梶野が8安打されながらも完投で3勝目。西南大は8回に5安打を集中し3点を返したが、なお2死一、二塁で3番牧山が三振に倒れ、追いつくことができなかった。

▽2回戦(北九大2勝)

北九大 4=000102100
西南大 3=000000030

【北】○梶野(3試合3勝)-小野
【西】●山内(2試合1敗)、川本-野方

【ニッカン九州】

自民、重鎮布陣 (派閥の親玉連合?)

2007-09-24 | ニュース
自民党の福田康夫総裁は24日、党運営の要となる幹事長に伊吹文明文部科学相(69)、政調会長に谷垣禎一元財務相(62)を起用し、二階俊博総務会長(68)を再任した。総裁直属の「選挙対策委員長」を新設し、古賀誠元幹事長(67)を充てた。総裁選で福田氏を支持した4派閥領袖(りょうしゅう)を処遇し、政策通とされる伊吹、谷垣両氏を前面に立て、逆転国会の政策論争に挑む布陣だ。

福田氏は当初、古賀氏を総務会長に充てる考えだったが、古賀氏が選挙対策にかかわるポストを希望したため、選挙対策総局長を総裁直属の選挙対策委員長に格上げし、党四役として扱うことにした。

「逆転国会」の運営を担う国会対策委員長には大島理森氏(高村派)、幹事長を補佐する幹事長代理には細田博之氏(町村派)を再任した。

一連の党役員人事は24日に開かれた臨時総務会で承認された。その後、記者会見した伊吹幹事長は、党勢の立て直しについて「即座に国民の支持を回復するマジックがあるわけではない。着実に政策を実行し、謙虚な姿勢で国民に説明する」と述べたうえで、参院で第1党となった民主党との話し合いを重視する姿勢を示した。


安倍首相、病院で会見 「体調悪化」で辞任決意

安倍首相は24日夕、入院先の東京・信濃町の慶応大病院で記者会見し、辞任を決断した最大の理由を初めて健康問題と認め、「この1カ月、体調が悪化し続け、自らの意志を貫くための基礎となる体力に限界を感じた。もはや首相としての責任を全うし続けることはできないと決断した」と語った。所信表明演説直後の辞任表明について、自ら「最悪のタイミング」と認め、国会や国政に支障をきたしたとして「国民に多大なご迷惑をおかけしたことを深くおわびする」と陳謝した。

首相が公の場に姿を見せたのは、13日の入院以来初めて。首相は25日の内閣総辞職を決める閣議と首相指名投票をする衆院本会議には出席する。

首相は12日の記者会見では辞任理由を、海上自衛隊によるインド洋での給油活動の継続に向け、「局面を転換するため」とだけ説明していた。健康状態に触れなかったのは「首相は在職中、自らの体調について述べるべきではないと考えていた」と説明。「私の真意が正確に伝わらず、非常に申し訳ない。率直にはっきり申し上げるべきだった」と語った。

また、首相は実現しなかった民主党の小沢代表との党首会談に関連して「会談を申し入れた段階で辞任する決意を固めていた。その上に立って、(給油継続に向け)関係をつくってもらえないかとお願いするつもりだった」と述べた。

【朝日新聞】

善戦に胸張る麻生陣営 福田陣営、喜びも半分

2007-09-23 | ニュース
福田康夫氏麻生太郎氏の一騎打ちとなった二十三日の自民党総裁選は「福田氏の圧倒的勝利」の予想を覆す結果となった。百三十三票差に縮めた麻生陣営は善戦に胸を張り、票を固めきれなかった福田陣営は喜びも半分の様子。党内は軽い驚きに包まれたが、多くの議員の関心は早くも次の党役員・閣僚人事に移っている。

「麻生太郎君百九十七票」。開票結果が読み上げられると、党本部八階の両院議員総会の会場には「えっ」というどよめきが起きた。二十三日昼の麻生陣営の出陣式に集まった国会議員は四十四人。「地方票を足しても九十票程度」と悲観的な読みを口にする陣営幹部もいたのが実情だったからだ。

麻生陣営の選対本部長を務めた鳩山邦夫法相は「二百票という目標をひそかに抱いていた。大満足だ」と総括。得票を伸ばした理由を「派閥の足し算では党が大変なことになると訴えたからだ」と得意げに分析してみせた。甘利明経済産業相は「自民党は麻生氏という最強のカードを温存できた」と、次の総裁選に望みがつながったと強調した。

一方、同日昼に都内のホテルで開かれた福田陣営の決起集会。必勝を期してカツカレーを食べた国会議員は代理出席を含めて衆参二百四十二人に上った。実際に福田氏に投票した議員は二百五十四人と出席者を上回ったが、選対幹部は「票読みではもっと取れるはずだった…」と唇をかんだ。

投票結果を受け、福田氏を支持した伊吹文明文部科学相も「麻生氏はかなり善戦した。バランス感覚が働いた。今回の票の出方を含め、党内一致協力できる体制を考えるべきだ」と指摘。中堅議員は「民主党の小沢代表に対抗するのに福田氏だけでは不十分。麻生氏も要所に配して“二枚看板”で戦うことになるだろう」と話す。

福田氏支持を表明した派閥では、人事も絡み水面下で責任のなすり合いも始まっている。津島派幹部は「わが派は結構まとまった。悪いのは伊吹、高村、山崎の各派だ。ひどいところは半分こぼれたんじゃないか」と批判。別の津島派幹部は「うちも歩留まりは良くない。入閣希望者は福田氏側に既に伝えてあるが…」と言葉を濁した。

党本部で開かれた福田陣営の当選報告会。万歳三唱の音頭を取った津島派の津島雄二会長は挙党態勢を強調しつつも「福田新総裁誕生に汗をかいたわれわれの責任は一層重い」と声を張り上げ、暗に支援議員の処遇を求めた。

【中国新聞】
態度未定議員が麻生氏へ? 福田氏、地方票伸びず

自民党総裁選は23日、8派閥の支持を集めた福田康夫新総裁が国会議員票の65・6%を獲得したのに対し、麻生太郎幹事長は地方票で46・1%を得て、福田氏(53・9%)に7・8ポイント差にまで迫ったことが善戦の要因となった。福田陣営への「派閥談合」批判に加えて、一般党員の間の「麻生人気」が得票を押し上げた。

福田氏は国会議員票254票、地方票76票の計330票を獲得。麻生氏は議員票132票、地方票65票の計197票を得た。共同通信の自民党国会議員を対象とした事前調査では、福田氏約260人、麻生氏約70人、態度未定が60人だった。態度未定者の多くが麻生氏を支持したほか、福田氏支持を決めた各派で一定数の「造反」が出たとみられる。

麻生氏が総裁選で「古い自民党と、小泉改革以来の新しい自民党との再試合だ」と、派閥主導の福田陣営を批判した戦術が当たった。麻生氏に、次期総選挙の「顔」としての役割を期待する議員心理も働いたようだ。

(共同通信)
テロ支援国指定解除に慎重 米国務長官が町村外相に

訪米中の町村信孝外相は22日午後(日本時間23日午前)、ニューヨーク市内のホテルでライス米国務長官と会談した。ライス氏は北朝鮮の核・拉致問題に関連し「北朝鮮との関係を発展させるために日本との関係を犠牲にすることはない」と述べた。北朝鮮のテロ支援国家指定解除問題では日米関係に考慮し、慎重に対応する考えを伝えたものだ。

またライス氏は、日本を含めた海上阻止活動参加国への「謝意」が盛り込まれた国連安全保障理事会決議採択について「国際社会の明確な意思表明だ」として、インド洋での海上自衛隊による給油活動継続に強い期待感を表明した。

北朝鮮対応に関し、町村氏は「新政権の下でも、核問題とともに拉致問題を含む日朝関係を進展させる立場に変更はない」と強調。両氏は27日から北京で再開される北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議で、核施設の年内無能力化に向けた作業手順の具体化など進展に向け、日米が連携を図っていくことを確認した。

【ニューヨーク共同】

九州では麻生氏圧勝

2007-09-22 | ニュース
自民党総裁選前日の22日、九州でも6県連で予備選が行われた。西日本新聞が各県連分を独自集計した結果、実施を見合わせた福岡を合わせた九州7県の地方票(計21票)は、麻生太郎幹事長が13票、福田康夫元官房長官8票で、麻生氏が圧勝する見通しとなった。最終結果の福田氏優位は動かない情勢だが、九州の地方票では福岡県選出の麻生氏が一矢報いることになりそうだ。

九州で党員による予備選を実施したのは佐賀(投票率57.28%)、大分(同68.61%)、熊本(同25.9%)、宮崎(62.64%)、鹿児島(同約57%)の5県連。長崎は県連幹部らによる予備選を実施。結果を公表したのは佐賀県連だけだった。麻生氏の地元・福岡県連は予備選を取りやめ、麻生氏に3票で一本化している。

7県連のうち麻生氏優勢は5県連。長崎県連は同日午前、長崎市内で総務・支部長会議を開き、158人が投票。関係者によると、結果は麻生氏が103票、福田氏54票、無効1票で麻生氏が2票を獲得した。県連会長の谷川弥一衆院議員は「予想とは違ったが、九州出身者ということが大きかったのではないか」と指摘した。

総取り方式の大分でも麻生氏が3票を獲得。県連幹部は「麻生氏が大きく引き離した。地元意識もあったが、入閣をにらんだ派閥中心の国会議員の動きは、地方党員の思いと懸け離れているのかもしれない」と語った。

ドント式の佐賀では、6445票のうち麻生氏が7割以上の4629票を獲得し、福田氏を圧倒。宮崎でも麻生氏が約4500票で、福田氏の約2900票を引き離した。佐賀では1年前の総裁選予備選より投票率が3.29ポイント上昇。石井秀夫県連幹事長は「参院選大敗と突然の首相退陣で党が危機的状況にあり、党員の関心も高かった」。

一方、熊本、鹿児島両県連では福田氏が麻生氏を上回った。ただ、総取り方式で福田氏3票を決めた鹿児島県連の本坊輝雄幹事長は「小差とは言えないが、相応の結果が出た」。関係者は「麻生さんが意外に多かった。過去に総裁選に出た知名度があったからではないか」と明かした。

=西日本新聞=