いとうな日々

MLB、プロ野球他野球全般、ニュースなどについて、勝手にコメントさせて頂いてます!

楽天野村監督が「巨人軍論」出版

2006-02-14 | WEBLOG
【ニッカンスポーツ】
ノムさんが、巨人をぶった切る-。楽天の野村克也監督(70)が「巨人軍論」という本を、今月出版することがわかった。長年敵対視してきた球団を徹底的に分析したという。「外の人間が見る巨人だから面白いんだと思うよ」と、自信を見せた。

ノムさんは、著作を連発しているが「しゃべるのは嫌いなんだよ。書くのは時間に制約されないし、ゆったりできるから苦にならない」「出版社にはそろばん勘定があるな。巨人ファンの0・1%が買ったとしても、10万は売れるな」などと話した。関係者からは「100万部目指して頑張ります」と言われたというが、「そりゃ無理だな」と謙虚に笑った。

出版する角川書店「1テーマ21新書」の永井草二編集長(43)によると、昨年1月に、最初に執筆を依頼した際「長嶋さんに頼め」と門前払いを食らったという。しかし、説得を続けていくと、ノムさんは「自分は誰にも負けない巨人ファンだ」と最後は承諾してくれたという。歴代の巨人の戦術や組織のあり方、そこから学ぶべきこと、などが内容だという。

執筆中に、楽天監督就任の要請を受けたノムさんだが、最後のくだりには「巨人よ、日本シリーズで会おう」と書かれている。果たして、ホントに楽天と巨人が日本シリーズで会うことができるか。

「まえがき」より
本書では、巨人に勝ったという自慢話を書くつもりはない。むしろ球団創設以来、空前絶後の強さを誇った巨人軍を、私自身もう一度見直してみたい、と思い筆をとったのだ。

私はかっての「強い巨人軍」からすべてを学んだ。いまもなお、あのV9の時代のリーダー編成、教育、指導、戦略・戦術など参考にしている。

野村ID野球の根幹には、「巨人軍から学んだ思想」が脈々と流れている。そして、巨人軍には、いまもって戦略・戦術のノウハウが隠されていると確信している。


「野村ノート」と本書を読んで思うことは、中心は「人間」だということ。野球は「間」のスポーツであると野村氏は言っている。実際の試合で常に動くのは投手と捕手ぐらいで、その他のものの動きはほとんどないといって言い。それだけ、考える時間が与えられているスポーツでもある。従って、野球はあらかじめ考えておいた確率の高いプレーを選択するスポーツである。そして、頭でするスポーである。野村氏は言う「身体を鍛える前に頭を鍛えろ」と。野球というのはやり方次第で弱者が強者を倒せるところに本来の醍醐味がある。あの投手、肩は強いけど、その上にのっているものがネェ、なんていわれると・・・・。



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