ここ2~3日、春を飛び越えて初夏を思わせる陽気である。気がつけば2月も残り僅か、3月は卒業、そして新しい世界への門出の季節です。
日本経済新聞に別折されるNIKKEIプラス1に「忘れられない門出の言葉」という記事がありました。1月下旬に行ったインターネット調査の結果のようです。
●高校の校長先生が朝礼で「人生は負けることが多い。泣いたところが“竹の節”だ。己が強くなる」(30才代男性)
●上司から「習慣は人をつくる」と言われた。努力していた上司が出世したのをみて、本当にそのとおりだと思う(30才代女性)
●大学を卒業するとき恩師が「希望しない部署も『随所に主たれ』の気構えで仕事をする」と書きおくってくれた(60才代男性)
●結婚して家を離れるとき「明日から家族ではない。親せきになるんだ」と言われ、もう帰れないんだと思った(50才代女性)
●社会人になるとき、父から「他人の肉体的特徴を笑うな。笑われた人は必ず覚えている」と厳しく戒められた(60才代男性)
人生の中で忘れられない言葉というものがある。座右の銘、人生の指針とする言葉である。自分を顧みてみると福岡相互銀行に入行した当時の四島一二三会長の言葉が思い浮かぶ。
九十六歳の天寿をまっとうされた四島一二三会長は、毎朝一番電車で出勤されたり、直接お客様行脚されたり、生前には平尾霊園にユニークな格言のお墓を建てられたり、思いつかれたことは実行された地元福岡での有名人でした。⇒ (25)格言社長と発願文:(26)長男の死と一番電車:(29)90歳過ぎまで顧客行脚:(30)「二宮佐天荘」
平尾霊園の入口正面に見えるユニークな石碑に多くの名格言が刻まれています。「満足は腐敗なり。希望なきは死なり」。私の忘れられない言葉です。