ＹＳ１１：ラストフライト、定期路線から退役

唯一の国産旅客機ＹＳ１１が３０日、日本エアコミューター（ＪＡＣ、鹿児島県霧島市）の沖永良部－鹿児島便でラストフライトとなり、国内定期路線から完全に退役した。頑丈で、短距離離着陸が自慢の中型プロペラ機。滑走路が短い地方空港を主な舞台に４１年間、日本の空を支えた「名機」だった。

最終便は午後５時４２分、鹿児島空港に着陸。誘導路で消防車の放水のアーチをくぐり、駐機場でプロペラを止めた。「ありがとう日本の翼」と書かれた機体を出迎えた関係者は鹿児島特産の芋焼酎をかけ、労をねぎらった。最後の機長で、ＹＳ１１と共に引退するベテランパイロット、本村栄一さん（６４）は「タッチダウン（着陸）の瞬間、これで国産旅客機が日本の空を飛ぶのは最後だと寂しい思いを感じた。ＹＳ１１はこれで終わるが早く次の国産旅客機が日本、世界の空を飛んでほしい」と、別れを惜しんだ。

ＹＳ１１は全長２６メートル、全幅３２メートル、６４人乗り。政府主導で開発され、１９６２年、試作機が初フライト。６４年には東京五輪の聖火を国内各地に運び、戦後復興をアピールした。６５年から各社の国内定期路線に就航。半官半民の「日本航空機製造」が１８２機を生産し、米国など十数カ国にも輸出したが、約３６０億円もの赤字を抱え、経営に失敗。国産旅客機開発は続かなかった。

（毎日新聞）　


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ヤンキース・王が１９勝 アジア人投手の年間記録更新

ヤンキースの松井はオリオールズ戦に７番左翼で先発出場。２打数２安打１打点で５試合連続安打。打率も３割７厘となり、３割台に乗せた。ヤンキースは３連勝。台湾出身の先発・王建民が今季１９勝目を挙げ、パドレスの朴賛浩がドジャース時代の００年に記録したアジア人投手の年間最多勝の１８勝を、６年ぶりに更新した。


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日本ハムがレギュラーシーズン１位

プロ野球パ・リーグは２７日、日本ハムが、レギュラーシーズン１位を決めた。日本ハムはプレーオフ第２ステージ（３戦先勝方式）で１勝のアドバンテージを得た。（３面に「ひと」、スポーツ面に関連記事）

日本ハムは、札幌ドームでソフトバンクに４－１と逆転勝ち。ロッテを破った西武は勝率で６厘及ばず２位。今季は日本ハム、西武、ソフトバンクの３球団がし烈な順位争いを展開。日本ハムと西武の１位争いは、劇的な終幕となった。

０４年にパ・リーグにプレーオフ制度が導入されて以来、日本ハムがレギュラーシーズン１位となったのは初。来月１１日に札幌ドームで開幕するプレーオフ第２ステージで、第１ステージ（西武対ソフトバンク）の勝者と対戦する。日本ハムがパ・リーグ優勝を果たせば、２５年ぶりとなる。

◇日本ハム・ヒルマン監督の話
信じられない。けれど私たちの夢は、まだ終わっていない。どうか夢を見続けてほしい。選手たちは本当に一生懸命プレーしてくれた。

（毎日新聞）


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訃報 作曲家 市川昭介氏

「アンコ椿は恋の花」などのヒット曲で知られる作曲家の市川昭介（いちかわ・しょうすけ）さんが２６日午前、肝不全のため東京都内の病院で死去した。７３歳。葬儀は近親者のみで行う。お別れ会を１０月１０日午後２時、東京都港区南青山２の３３の２０、青山葬儀所で行う。喪主は長男、昭太（しょうた）氏。

昭和８年、福島県生まれ。歌手や作詞家の付き人を１０年間続けながら独学で作曲法とピアノを学び、３６年に島倉千代子さんの「恋しているんだもん」で作曲家デビュー。その年の第３回日本レコード大賞で作曲奨励賞を受賞した。

「アンコ椿－」「涙の連絡船」「大阪しぐれ」など、都はるみさんとのコンビで数々のヒット曲を生み出したほか、大川栄策さんの「さざんかの宿」や五木ひろしさんの「細雪」などでもミリオンセラーを記録。手がけた曲は生涯で約３０００曲にのぼる。

歌謡番組のレギュラー審査員を長年務めるなど、テレビにも数多く出演した。平成８年に紫綬褒章受章。

歌手の大川栄策さんの話　「『さざんかの宿』の曲を頂いた日の市川先生の姿は、昨日のことのように覚えてます。いつもと様子が違い、自宅の玄関先で小躍りして『いいメロディーが書けたよ』と話されていたのが印象的でした。事あるごとにスタジオなどで会うと、アドバイスをしてくれる先生でした」（産経新聞）


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安倍内閣が誕生

安倍内閣の閣僚名簿が２６日午後に発表され、経済政策の要となる財務相に尾身幸次氏、経済財政担当相に民間から大田弘子氏、金融・再チャレンジ担当相に山本有二氏が就任することとなった。総裁選で２位となった麻生太郎氏は外相と再任なった。

成長戦略を担う投資減税とかかわる経済産業相には甘利明氏、財政再建とも絡む社会保障制度の改革を主管する厚生労働相に柳沢伯夫氏が起用された。（ロイター）

やはり小泉内閣と比べてしまう。小泉さんは古い自民党をぶっ壊すというキャッチフレーズで組閣も派閥にとらわれず小泉流を貫いた。

安倍さんの組閣は世間一般に言われるように論功行賞人事の色合いが強い。これもある意味仕方のないことかも知れないが、女性スキャンダル、暴力団との交際が囁かれた中川幹事長やいつスキャンダルが表面化してもおかしくない松岡農水相などはいただけない。


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桑田が巨人退団の意向

プロ野球、巨人の桑田真澄投手（３８）が２４日、川崎市のジャイアンツ球場で行われたイースタン・リーグの湘南戦での先発登板後に今季限りで巨人を退団する意向を表明し、来季以降の現役続行を希望した。

桑田投手は「６月からスタンバイしてきて（１軍で）登板がないということは、チームの戦力ではないと判断した。まだまだ元気なので、必要とされるところに行くべきだと思う」と話した。桑田投手は昨季０勝で今季も１勝（１敗）。４月２９日から２軍落ちしたままで、来季戦力構想から外れることは確実視されており、他球団でプレーする可能性が出てきた。

これに対し、巨人の清武英利球団代表は「大選手の決断を尊重しなければいけないところもあるが、それを含めて話を聞いてみないといけない。燃え尽きたいという気持ちがあるのだろうし、ゆっくり話を聞くことになると思う」と語った。

桑田投手は大阪・ＰＬ学園時代から清原和博内野手（オリックス）ととともに「ＫＫコンビ」として甲子園をわかせ、２度の全国優勝を果たした。１９８６年にドラフト１位で入団。２年目から主力投手として活躍し、プロ２１年間で１７３勝１４１敗１４セーブ。（SANSPO.COM)

◆巨人・桑田真澄投手の話　

「６月からスタンバイしてきて（１軍で）登板がないということはチームの戦力ではないと判断した。まだまだ元気なので、必要とされるところに行くべきだと思う」

◆楽天・野村監督の話　

「１年でも２年でも長くやりたいのは選手の気持ち。私もぼろぼろになるまで、１２球団から声がかからなくなるまでやろうと決めていた。引き際で言うと、新庄は長嶋型。（桑田は）野村型を選んだんだろう。悔いのないように判断、決断をしてほしい」

２００勝達成が目標ということになれば、登坂機会が与えられる球団に移るしかない。その意味では、楽天が最も適しているだろう。野村監督であれば桑田をうまく再生させてくれるはずだ。石に噛り付いてもあと２７勝、達成してもらいたい。仁志、清水あたりも移籍して再出発すべきではないか。今の巨人は魅力を失ってしまっている。来期以降の展望が全く見えない。


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九国大が福岡大に連勝

＜九州６大学秋季リーグ＞◇第４週１日目◇２３日◇北九州市民

福岡大が九国大に大敗し、開幕からの連勝が６で止まった。ここまで５勝と安定していた白仁田がＫＯされ、４投手で１７安打８失点。打線も散発３安打に抑えられて１点に終わった。九大が西南大から１６得点を奪う大勝、北九大は久留米大に先勝した。

▽１回戦（九国大１勝）

九国大８＝１１３０１１１００
福岡大１＝０００００００１０

【国】○酒井（１勝）安永－星山、徳山
【福】●白仁田（５勝１敗）門脇、榎田、川頭－与那覇
【本】猿渡（国）

▽同（九大１勝）

九　大16＝１１０９３０００２
西南大８＝００２０３１０２０

【九】○藤田（２勝１敗）－佐藤充
【西】●瀬戸口（５敗）吉田幸、山内、御舟－野方、青柳

▽同（北九大１勝）

久留米大５＝００３０００１１０
北九大　11＝２１６１００１０X

【久】一宮、●平山（１敗）、道遊、野田、藤井孔－萱島、村田
【北】○梶野（４勝１敗）－田村
【本】石橋（北）、長渕（久）

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＜九州６大学秋季リーグ＞◇第４週２日目◇２４日◇北九州市民

▽２回戦（北九大２勝）

北九大７＝１１１０２１０１０
久留米４＝００００１０２０１

【北】○岡田（３勝４Ｓ）、梶野－田村
【久】●菊地（２敗６Ｓ）、飯田、道遊－萱島
【本】三嶋、山内清（北）坂井（久）

▽同（九国大２勝）

福岡大２＝００００１０１００
九国大５＝００００１４００×

【福】●藤原紘（１勝１敗）、川頭－与那覇
【国】田中定、○安永（２勝）－星山、徳山
【本】倉冨（国）

▽同（九州大２勝）

西南大４＝０２２００００００
九州大８＝３０１０１０１２×

【西】●山内（３敗）、御舟、白土、吉田幸－青柳
【九】○白石（１勝１敗）－佐藤充
【本】大塚２（九）、西岡（西）


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元阪急投手、梶本隆夫さん死去

プロ野球阪急（現オリックス）の元投手で歴代９位の通算２５４勝を挙げ、９連続奪三振のプロ野球記録を持つ梶本隆夫（かじもと・たかお）さんが２３日、呼吸不全のため、神戸市内の病院で死去した。７１歳。葬儀は２５日午後１時から兵庫県西宮市高畑町２の２５の葬祭会館エテルノ西宮で。喪主は長男雅司さん。自宅は公表していない。

岐阜県多治見市出身。多治見工高から５４年に阪急入団。左投げの速球派として新人で５５試合に登板し、２０勝１２敗の成績を挙げた。５７年７月２３日の対南海戦（西宮球場）で９連続奪三振を達成。三振を奪った相手には当時４番の野村克也・楽天監督もいた。

２０勝以上を４回記録し、６７年からの阪急のリーグ３連覇に貢献。歴代３位の８６７試合に登板し、通算成績は２５４勝２５５敗、防御率２．９８で、奪三振は歴代６位の２９４５。７３年を最後に引退、７４年に阪急のコーチとなり、７９年から２シーズン、監督として指揮を執った。その後、オリックスや中日でもコーチを務めた。温和な性格で選手たちに慕われた。（朝日新聞)


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福岡大学首位固め

台風のため延期されていた九州六大学野球、第３週は１９、２０の両日桧原、春日の両球場でそれぞれ３試合ずつを消化した。

１９日　桧原球場
九国大 ○ ４－０ ● 西南大
福岡大 ○ ４－０ ● 久留米
北九大 ○ ７－０ ● 九州大

２０日春日球場
久留米 ● ３－４ ○ 福岡大
九州大 ● １－５ ○ 北九大
西南大 ● １－20 ○ 九国大


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あきれた裁判長だ

東京地裁の難波孝一裁判長は「国歌斉唱の義務ない」と教職員の訴え認める判決を下した。まさに驚きの判決である。

難波孝一裁判長が日の丸、君が代を「皇国思想や軍国主義思想の精神的支柱だった」と断じ、「現在も宗教的、政治的にその価値が中立的なものと認められるまでには至っていない」と述べたのである。

戦後６１年になる現在、この裁判長の頭の中はどうなっているのか、割って覗いてみたいものだ。

戦後しばらくは敗戦の反動で、共産主義、社会主義にかぶれることがインテリで格好よかった時代があった。現代、国という概念は大きく変わっても、自分たちが帰属する組織の旗や歌に敬意を払わない人間は日本以外にはいない。


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