From Sankei Web
北朝鮮が8月に予定していた国際的芸術公演「アリラン」を中止したのは、7月の大雨被害のためではなく、日本政府による北朝鮮貨客船「万景峰92」の入港禁止措置により、観客動員などが困難になったためだったことが31日、分かった。複数の政府関係者が明らかにした。北朝鮮は公演で約350万ドル(約4億円)の外貨獲得を見込んでいたとされ、日本の制裁措置が効果をあげている証左といえる。
「アリラン」は8月14日から10月中旬まで予定され、平壌市内で連日、大規模なマスゲームなどが行われることになっていた。昨年は海外の観光客を呼び込み約350万ドル(約4億円)の外貨を獲得しており、今年の収益も同額程度とみていたという。
ところが、北朝鮮系ウェブサイト「民族通信」などによると、北朝鮮の国連代表部は28日、在米北朝鮮系団体「在米同胞全国連合会」のユン・キルサン会長に公演の中止を通達。その理由を「7月の豪雨による水害のため」と説明し、来年春に改めて開催する計画を伝えた。
北朝鮮では7月中旬、平安道、黄海道、江原道地域など中部を中心に記録的な集中豪雨に見舞われ、数百人―数千人が行方不明となり、住居や農産物の被害も深刻だとされる。
しかし、複数の日本政府関係者によると、開催地の平壌などでは「アリラン」を中止するほどの被害はなかったことが判明。中止の背景には、万景峰の入港禁止により、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)などからの資金、物資の支援が困難になり、北朝鮮側が見込んだ日本からの祭典参加者や観光客ら約1万2000人の移動も難しくなったことがある。
政府は、北朝鮮が今後も弾道ミサイル発射など日朝平壌宣言に対する違反違反を続ければ、改正外為法に基づく金融制裁などの追加措置に踏み切る方針で、そうなればさらに高い制裁効果が見込まれる。
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北朝鮮が8月に予定していた国際的芸術公演「アリラン」を中止したのは、7月の大雨被害のためではなく、日本政府による北朝鮮貨客船「万景峰92」の入港禁止措置により、観客動員などが困難になったためだったことが31日、分かった。複数の政府関係者が明らかにした。北朝鮮は公演で約350万ドル(約4億円)の外貨獲得を見込んでいたとされ、日本の制裁措置が効果をあげている証左といえる。
「アリラン」は8月14日から10月中旬まで予定され、平壌市内で連日、大規模なマスゲームなどが行われることになっていた。昨年は海外の観光客を呼び込み約350万ドル(約4億円)の外貨を獲得しており、今年の収益も同額程度とみていたという。
ところが、北朝鮮系ウェブサイト「民族通信」などによると、北朝鮮の国連代表部は28日、在米北朝鮮系団体「在米同胞全国連合会」のユン・キルサン会長に公演の中止を通達。その理由を「7月の豪雨による水害のため」と説明し、来年春に改めて開催する計画を伝えた。
北朝鮮では7月中旬、平安道、黄海道、江原道地域など中部を中心に記録的な集中豪雨に見舞われ、数百人―数千人が行方不明となり、住居や農産物の被害も深刻だとされる。
しかし、複数の日本政府関係者によると、開催地の平壌などでは「アリラン」を中止するほどの被害はなかったことが判明。中止の背景には、万景峰の入港禁止により、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)などからの資金、物資の支援が困難になり、北朝鮮側が見込んだ日本からの祭典参加者や観光客ら約1万2000人の移動も難しくなったことがある。
政府は、北朝鮮が今後も弾道ミサイル発射など日朝平壌宣言に対する違反違反を続ければ、改正外為法に基づく金融制裁などの追加措置に踏み切る方針で、そうなればさらに高い制裁効果が見込まれる。
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