いとうな日々

MLB、プロ野球他野球全般、ニュースなどについて、勝手にコメントさせて頂いてます!

日本 韓国を6-0で破り決勝へ

2006-03-19 | プロ野球
大塚が韓国の最後のバッター鄭成勲を空振りの三振に討ち取った瞬間、日本のリベンジが成った。また、イチローの「30年」発言も実証されることとなった。前半は一次リーグ、二次リーグと同様緊迫した投手戦となった。日本の先発上原は7回を3安打8奪三振と完璧な投球だった。上原の好投が日本の勝因の第一であることは言うまでもない。上原の国際試合無敗神話ははやり生きていた。

過去「魔の8回」でやられていた日本が、7回に鮮やかな攻撃で勝敗を決めてしまった。その得点経過は、先頭打者の松中がライト線2塁打、しかし続く多村がバント失敗の三振。嫌なムード1死二塁で、今江の代打・福留の右越え2ランで2点先制。さらに1死二塁、里崎の左越え二塁打、2死三塁、代打・宮本の左前打、2死一、三塁からイチローの左前打で1点ずつ追加し、この回5点。さらに8回にも先頭の多村が左中間ソロホームランして韓国に引導を渡した。投手も8回裏藪田、9回大塚と完全なリレーだった。勝因の第二は福留の2ランだ。打撃不振の男にも過去の国際試合での勝負強さは生きていた。

準決勝の韓国戦は、岩村のケガもあり、王監督が今大会始めて打線に手を加えた。ポイントは3番イチローである。このチームであればイチローが中軸を打つのが当然であった。しかし、イチローの意志を尊重してトップバッターに据え続けていた。後がなくなった準決勝で初めて理想のオーダーで臨んだということだ。勝因の第三は、3番イチローだ。3番をイチローにしたオーダーが韓国ベンチに予想外の心理的プレーシャーを与えたに違いない。その意味で今日の勝利がイチローにとってもよい勉強になったのではないだろうか。イチローは3安打2盗塁1打点をその実力を如何なく発揮した。

いよいよ、夢にまで見た世界一が手の届くところまで来た。相手は過去のオリンピックで金メダル3回、銀メダル1回のキューバである。相手にとって不足はない。思いもよらぬ幸運に恵まれている日本。昨年のパリーグのプレーオフでリーグ戦では3位だったロッテが勢いにのってリーグ制覇、そして日本シリーズで勝利した状況に酷似してきた。チャンスは自分たちの前にチャンスの神様がいるうちに捕まえなければすぐに通り過ぎてしまう。

韓国を下した喜びを噛みしめつつ、世界一が実現することを心から祈ろう!

日本 000 000 510=6
韓国 000 000 000=0

【投手】
(日)上原、藪田、大塚-里崎
(韓)徐在応、全炳斗、金炳賢、奉重根、孫敏漢、裴英洙、呉昇桓-趙寅成

【本塁打】
(日)福留2号2ラン(7回、金炳賢))、多村3号ソロ(8回、裴英洙)
(韓)

日本が決勝進出 韓国に快勝

野球の国・地域別対抗戦、第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は18日(日本時間19日)、当地のペトコパークで準決勝2試合が行われ、日本は先発・上原(巨人)の好投と終盤の集中打で6-0と韓国に零封勝ちし、決勝進出を決めた。日本は今大会1次、2次ラウンドで、いずれも1点差で韓国に敗れており、今大会3度目の対戦でようやく白星を挙げた。もう1試合はアテネ五輪優勝のキューバが優勝候補のドミニカ共和国を3-1で破った。決勝は20日(日本時間21日)に行われる。

日本は1番青木(ヤクルト)、3番イチロー(マリナーズ)と打順を変更。両チーム無得点で迎えた七回、代打・福留(中日)の右越え2点本塁打や里崎(ロッテ)の左越え適時二塁打、イチローの左前適時打など打者一巡の集中攻撃で5点を挙げ、均衡を破った。八回にも多村(横浜)のソロ本塁打で1点を追加。上原は緩急を駆使する粘りの投球で7回を3安打無失点に抑え、八回以降を藪田(ロッテ)、大塚(レンジャーズ)のリレーで締めくくった。韓国は1次ラウンドから6戦全勝で準決勝に臨んだが要所で投手陣が崩れ、決勝進出を逃した。

【写真特集】日本決勝進出

以上 毎日新聞 2006年3月19日


勝つべきチームは僕ら

イチロー外野手(マリナーズ)が、野球人の誇りを懸けた戦いに完勝した。試合前の練習で告げられた初の3番で3安打、2盗塁、1打点。そして、これまでの2度の苦い思いを晴らすような6-0の勝利。しかし自らも含め、日本の選手が感情をあらわにして、韓国ベンチに向けてガッツポーズをすることは一度もなかった。

「当然でしょう。野球はケンカではない。そんな気持ちでした」。しかし、今大会における韓国選手たちの振る舞いには闘志をかき立てられていた。

例えば2次リーグで日本に勝利した後、太極旗をマウンドに突き立てた者がいた。この日、5打席目の邪飛を捕球した三塁手は、そのボールを打者のイチローに向かって投げつけた。それ以外にも敬意を欠く行為が連続。大好きな野球が冒とくされた、と強く感じていた。

本当の強さやプライドは、プレーそのもので表現すべき。少なくとも、イチローの固い信条は日本野球で培われたものだ。「勝つべきチームが勝たなくてはいけない。そのチームは当然、僕らだと思っていた。きょう負けることは、日本のプロ野球に大きな汚点を残すことと同じ」。

絶対に負けられない韓国との3度目の顔合わせは、イチローにとってアスリートの尊厳を守る“聖戦”でもあった。

そんな志に、日本代表のメンバーは完全に同調している。「本当にいい仲間ができました」。チームリーダーが、やっと満足げに笑った。

以上 共同 2006年 3月19日


米メディアが上原を大絶賛

上原が世界を震撼させた。ワールドベースボールクラシック(WBC)準決勝で、日本が6-0で韓国に完勝! これを受けて、完ぺきな投球を披露した先発の上原浩治投手が米メディアからの注目を浴びている。

現地時間18日、米国のペトコパークで行われた韓国戦に先発した上原は、7回を投げ、3安打、8奪三振、無四球の快投を見せた。米大リーグ公式ホームページ(HP)は19日、『上原は日本の武器であり続ける』と題した特集を掲載し、大舞台で結果を残した日本のエースを称賛。さらに冒頭で、「上原は日本代表が必要としていた不屈の精神をもたらした」と賛辞を送り、メジャーを代表をする豪腕ロジャー・クレメンス投手の愛称「ロケット」を引用しながら、最高のピッチングだったと大絶賛した。
 
また同HPは、韓国代表のキム・インシク監督の試合後のコメントも掲載し、「上原は素晴らしい。フォークとスライダーの両方を持ち合わせ、直球とフォークを投げ分ける。韓国打線が苦戦するのも無理はない。私たちは彼を打ち崩すことができなかった」と伝えた。

韓国戦の86球中68ストライクと驚異的なコントロールに加え、上原特有の伸びるストレートとキレのあるフォークやスライダーを交えた投球術が、改めて世界に認められたといっても過言ではない。

以上 スポーツナビ 2006年3月19日
◆世にも珍しい試合方式で消えた優勝(スポーツ朝鮮)

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