いとうな日々

MLB、プロ野球他野球全般、ニュースなどについて、勝手にコメントさせて頂いてます!

福岡大 2季連続V 46度目

2008-05-28 | 九州六大学野球
九州六大学野球の春季リーグ戦(西日本新聞社など後援)最終日は27日、北九州市の北九州市民球場で3試合を行い、福岡大が北九州大に6-4で競り勝ち、2季連続46度目の頂点に立った。3打点の岳野竜也(4年・九州産業)が好リードで投手陣をもり立てた。MVPは坂井貴大主将(4年・西日本短大付)。福大は6月10日からの全日本大学野球選手権(神宮球場など)に出場する。2位は北九大、3位には九国大がつけた。

最後の打者のバットが空を切ると、マスクを空高く放り投げた。岳野は猛ダッシュでマウンドへ。歓喜の輪に加わった。優勝に王手をかけた前日に逆転負け。連敗なら北九大に逆転で優勝をさらわれるピンチだった。
そんな修羅場で昨秋MVP男が躍動した。押し出し四球で1点を先制した後の3回、1死満塁で2点目をたたき出す右前適時打。2点差の7回にも2死二、三塁から左越えに2点二塁打を放つと、守っても左ひじ痛のため痛み止めを飲んで先発した榎田を好リードでもり立てた。「完ぺきに抑えるのは難しい。最少失点にしのごう」と緩いカーブを多投させるなど、打ち気にはやる相手を幻惑した。

今季のチームは前途多難の船出だった。開幕前、昨秋5勝を挙げて優勝の原動力となった藤崎真一郎(3年・鳥栖)が右ひじ手術のため戦列を離れた。投手力が不安視される中、開幕戦は西南大に3年ぶりに敗退。樋口修二監督が「やりくりが苦しかった」と振り返った投手事情を支えたのが岳野だった。

22度目の出場となる6月の全日本選手権。樋口監督は「投手陣をつないでいく。全国に名前が知られていない分、意外とやれるのでは」と大暴れに自信を見せた。岳野は「2年前は代打で1打席立っただけ。三振だったので借りを返したい」と鼻息を荒くした。

現在の4年生14人のうち、岳野ら3人を除く11人が就職活動などのため今春で一線を退く。「このチームでどこまでも勝ち進みたい」と言う岳野。全国の舞台でも大事な仲間を引っ張っていく覚悟だ。
×      ×

 (1勝1敗)
福大 003000300=6
北九 000100300=4
▽勝 榎田2勝1敗
▽敗 山内裕2勝1敗
▽本塁打 麻生▽二塁打 山下、岳野▽失策 榎田、小宮▽盗塁 橋本


 (1勝1敗)
久大 200100000=3
西南 000000100=1
▽勝 楠原1勝2敗
▽敗 山内1勝3敗
▽二塁打 藤崎▽失策 牧山、豊岡、能勢、猪口▽捕逸 野方2▽盗塁 岡崎2、田中憲、牟田、中野

 (1勝1敗)
九国 110511000=9
九大 000001000=1
▽勝 木下渉1勝
▽敗 滝沢1勝2敗
▽本塁打 松尾浩▽二塁打 永松、脇谷、杉原▽失策 永松▽盗塁 鍬本、工藤




北九大が逆王手
九州六大学野球春季リーグ戦(西日本新聞社など後援)の最終週第1日は26日、北九州市の北九州市民球場で3試合を行った。北九大がエース山内裕喜(4年・直方)の力投で、福岡大に4-3の逆転勝ち。両校は首位に並び、きょう27日の直接対決の勝者が全日本大学野球選手権(6月10日から、東京・神宮球場など)の出場権を得る。このほか九州大、西南大が勝った。

●エース山内裕が粘投

負けたら終わりの土俵際で北九大が踏ん張った。必勝のマウンドを託されたエース山内裕が完投勝利。「絶対に勝つつもりだった」。強打の福岡大打線を相手に先制されても粘り強く投げ抜き、逆転劇を呼び込んだ。

腸に原因不明の潰瘍(かいよう)が多発する病気にかかり、開幕前から約2週間入院。「悔しくて仕方がなかった」。体重は3キロ落ちた。めげそうになる気持ちを奮い立たせたのは優勝争いを演じる仲間たちの姿だ。

最終週で迎えた天王山。右打者のひざ元にシンカーを多投し、活路を見いだした。今春限りで野球に別れを告げる。「最後に優勝して、みんなと一緒に神宮に行きたい」。右手に握りしめたウイニングボールが誇らしげだった。

●継投の時期悔やむ

「もう少し早めに代えておけばよかった」。福大の樋口修二監督は継投のタイミングを悔やんだ。7回までリードを奪いながら、ここまで無傷の4勝を挙げていた先発左腕の門脇が8回につかまった。「調子が悪く7回から球が浮き出した」と今季初黒星。試合後、最終戦の先発を告げられた左腕榎田は「負けられない。熱くなりすぎずにゲームをつくりたい」と力を込めた。

    ×      ×

 (北九大1勝)
北九 000000130=4
福大 020000100=3
▽勝 山内裕2勝
▽敗 門脇4勝1敗
▽三塁打 麻生▽二塁打 吉次、弓削、山下、片山▽失策 大原隆、山内拓▽盗塁 向井、甲斐

 (西南大1勝)
西南 000001000=1
久大 000000000=0
▽勝 川本2勝3敗
▽敗 千代島1勝3敗
▽二塁打 岡崎、田原▽失策 猪口▽盗塁 岡崎、中野、小八重

 (九大1勝)
九大 140000000=5
九国 002000000=2
▽勝 藤田3勝2敗
▽敗 宮脇大1敗
▽三塁打 鍬本、岩崎慎▽二塁打 清水、木之下▽失策 加藤、永井▽捕逸 木之下▽盗塁 鍬本、岩崎慎、加藤

優勝をかけ対戦 福大VS北九大

2008-05-25 | 九州六大学野球
九州六大学野球春季リーグ戦は福岡大と北九州大が優勝をかけ最終週(26,27日・北九州市民球場)で対戦する。

これまで6勝2敗で単独首位の福岡大が1勝すれば秋春連覇を達成する。5勝3敗で2位の北九州大が2連勝すれば逆転優勝、1勝1分の場合は28日に大谷球場で優勝決定戦が行われる。

福岡大は左腕の門脇康太(3年・中津工)が無傷の4勝で主戦格に成長。優位は動かないが、樋口監督は「スキを見せたらやられる」と初戦必勝の姿勢で臨む。

北九大は病気で戦列を離れていたエース山内裕喜(4年・直方)が復帰。4勝の小宮尚士(3年・宮崎北)との2枚看板がそろった。福岡大の強力左腕攻略がカギになりそうだ。


北、「障害」の日本人拉致問題

2008-05-24 | 北朝鮮・拉致問題
北核問題をめぐる6カ国協議関係諸国がすでに北朝鮮の核申告内容を非公式ながら肯定的に評価している状況で、米議会に対し相当な影響力を持つ日本の反対がどの程度かが最後の決め手に働きうるからだ。

北朝鮮が米国との交渉テーブルにテロ支援国解除問題を載せて以来、日本人拉致被害者問題は山場ごと浮き彫りになった。朝米国交正常化を目指すテロ支援国解除問題を協議しはじめた2000にもそうだった。

日本は拉致被害者と北朝鮮にとどまっている元赤軍派メンバーの引き渡しを強く求めた。米国は日本の圧力を受け入れ、同年4月25日に国務省ブリーフィングを通じて「米国は北朝鮮とテロ支援国解除を扱うことにあたって、同問題の解決を重要な措置に見なす」と明らかにした。

北朝鮮・平壌(ピョンヤン)を訪問した当時のオルブライト米国務相も金正日(キム・ジョニル)国防委員長に「日本人拉致問題は日本だけでなく米国にとっても重要なことだ」と話した(米議会調査局・CRSの韓半島専門家ラリー・ニクシー氏の『CRS議会報告書』)。

もちろんクリントン大統領の訪朝の取りやめなどが、その後、朝米間の交渉が決裂した契機だった。だが日本の拉致問題提起も、2000年末、韓半島情勢の流れに大きな影響を及ぼした。ブッシュ政府がスタートした後も日本の圧力は続き、04年4月、米国務省は北朝鮮をテロ支援国に指定する理由として日本人拉致問題を公式に明記し、発表した。しかし▽北朝鮮の核実験▽米共和党の中間選挙での惨敗――以降、米国が北朝鮮への接近方法を抜本的に変えて以来、状況は変わった。

特に昨年1月、ドイツ・ベルリンで行った朝米協議以降、米国はテロ支援国解除と日本人拉致問題を分離し取り扱いはじめた。5月に安倍晋三首相が米ホワイトハウスを訪問した当時、ライス国務相は「米政府に、日本人拉致問題をテロ支援国解除問題に結びつける法的義務がない」と話したという。

昨年末、米国が北朝鮮に対して核施設の無能力化や申告を完了する見返りにテロ支援国解除を約束し、日本はテロ支援国解除の阻止に総力をあげた外交戦を繰り広げた。日本は、6カ国協議関係国のうち5国が分担している対北エネルギー支援も、拉致問題の未解決を理由に参加せずにいる。

米国は朝日両国に拉致被害者問題の突破口を作ることを求め、日本政府もそれなりの妙策探しに没頭している。両国の体面を保てる最後の解決策が作りだされるかもしれない、という期待もある。



西武:復刻ユニホームで試合実施

2008-05-21 | プロ野球
西武は20日、球団創設30周年記念イベント「ライオンズ・クラシック」の一環として、前身の西鉄ライオンズの復刻ユニホームを着用し試合を行うと発表した。6月から8月にかけての西武ドームでの計12試合と、7月15、16日のヤフードームでのソフトバンク戦2試合で着用する。

ユニホームは、日本シリーズ3連覇を果たすなど西鉄が黄金期を築いた54~59年に使用したデザイン。西武ドーム内での発表会見では、西鉄の主力として活躍し、イベントのエグゼクティブプロデューサーでもある豊田泰光さんが出席。「涙が出た。僕らの栄光が消えてなくなろうとしている時だったから。(昨年11月に亡くなった)稲尾(和久氏)も天国で喜んでいるだろう」と話した。

6月28日には豊田さんが始球式に登場。7月15日のヤフードームでは、元西鉄のバッテリー、池永正明さんと和田博実さんが始球式を行う。




稲尾和久、追悼チャリティー試合

2008-05-11 | プロ野球
昨年11月に亡くなった元西鉄ライオンズのエース稲尾和久さんの故郷、大分県別府市の市民球場で10日、追悼のチャリティー試合が行われた。

地元のクラブチーム「大分ソーリンズ野球倶楽部」と、歌手の山本譲二さんが総監督、稲尾さんの後輩で元西鉄のエース池永正明さんが監督をそれぞれ務める「山口きららマウントG」(山口県防府市)が対戦。池永さんらが「稲尾さんに恩返しを」と発案し、実現した。

一度雨で延期となり、この日もあいにくの雨だったが約280人が観戦。試合は山口が8-1で勝ったが、池永さんは「今日は勝ち負けは関係ない。雨でも大勢の観客が集まり、稲尾さんも喜んでくれたはず」と目を細めていた。



西南、九国にサヨナラ負け

2008-05-05 | 九州六大学野球
▽九州六大学野球春季リーグ:第3週1日目(福岡県春日市・春日球場)

(第1試合)
九国大が延長10回、鹿田(1年・福島)のサヨナラ2ランで西南大を破って今季2勝目。
(九国大1勝)
西南 0101000000 =2
九国 0001100002X =4

▽勝 阿南1勝
▽敗 川本1勝1敗
▽本塁打 松尾浩、鹿田▽3塁打 山内▽失策 加藤、畑、豊岡▽暴投 阿南▽盗塁 野方、中野

(第2試合)
九大は藤田(3年・下関西)が12回を完投、3-2で福大に競り勝ち今季初勝利を挙げた。
(九大1勝)
九大 002000000001 =3
福大 100000010000 =2

▽勝 藤田1勝3敗
▽敗 今村1勝1敗
▽二塁打 永井、甲斐▽失策 弓削2、吉次、榎田、西本2、石永、小島▽捕逸 佐藤▽守備妨害 佐藤▽盗塁 坂井

(第3試合)
北九大が5-2で久大を下し今季3勝目を挙げた。
(北九大1勝)
久大 000000101 =2
北九 20300000x =5

▽勝 小宮3勝1敗
▽敗 千代島1勝1敗
▽本塁打 片山 山下▽二塁打 片山、塩塚、大田▽失策 麻生、峰下▽捕逸 木村▽盗塁 財津、浜田


清原、2軍で603日ぶり実戦!

2008-05-03 | プロ野球
オリックス・清原和博内野手(40)が3日、昨年7月の左ひざの手術後、初めて試合に出場した。北神戸あじさいスタジアムでのサーパス-阪神戦に「5番・DH」で出場し、2打数1安打1四球2打点。二回にはタッチアップで全力疾走を見せるなど、603日ぶりの試合で、順調な回復ぶりを見せた。

久しぶりに味わう緊張感を堪能した。2軍戦ながら、観衆は異例の多さの5621人。両親と妻子もその中にいた。06年9月8日の日本ハム戦(スカイマーク)以来603日ぶりの実戦。清原が戦場に帰ってきた。

「試合に出られて、ワンランクアップしたことはすごくうれしい。今のボクには満塁ホームランよりも、ゴロを打って走り出したときに、少しでも痛みが少ないほうがうれしいことです」

一回一死満塁では、金村大の直球を捕らえた二ゴロで1打点。第2打席は二回無死一、三塁。伊代野の直球を中前へ適時打。続く相川の四球で満塁となり、一輝の右犠飛で二塁から三塁へ全力疾走した。本屋敷コンディショニングコーチも「びっくりしました。想定外です」とコメント。“うれしい誤算”だった。

4月中旬に現役を引退した前パイレーツの桑田真澄氏(40)と会食したことも明かした。「酒を飲みながら、(桑田は)やり遂げた、スッキリした表情をしていた。彼のように自分の中でも『燃え尽きた』と思えるように頑張りたい」と言葉に力を込めた。

「(1軍復帰の見通しについては)やってみないと何試合かかるかもわからない」。2打数1安打2打点から始まった復活ロード。今後も2軍戦の出場を続けるが、1軍は借金10と低迷。1日も早く、救世主となる。