今回の旅、ちょっと格好よく言えば、「過去と未来を繋ぐ旅・・」だったかなって思います。
台湾に前回来たのは・・
はるか昔、アメリカから日本に帰国し「今度はアジアの国で仕事をしてみたい」と思ってた頃。私の中で「台湾、香港、シンガポールのどこにしようかな？」と考えていたので、その下見も兼ねてたまたま家族旅行で来ました。
台湾の街で日本語学校の看板を見た途端、「あれ？私そういえば誰かから紹介されたのか、台湾の日本語学校に問い合わせたことある・・」と普段忘れきってたことを思い出しました。おそらく条件がひどかったのでそこは断って、結局英語の通じるシンガポールにしたのでした。
今回、台湾に着き、見る景色が漢字になって、中国語が聞こえてきた途端、シンガポール時代のことを思い出しました。
見るもの、聞く音でその引き出しが開いたみたい。普段、私には３つ前の前世のような感覚なのであまり思い出す事がないのですが・・。
まず思ったのは、あの頃の私には感謝が無かったなあってこと。
その時なりに家族に対してはしてたとは思いますが、それくらいかな。
あれじゃあなあ、幸せにはなれないよな・・て思います。
勿論、自分で努力して働いてお金ためて、一生懸命仕事探して、たくさんのチャレンジしたのは私。でも、それができたのは色んな目に見える周りの人や目に見えないいろんなことのお陰。そんなことは分からなかったなあ。
「私、私が！ がんばって道を切り開いているのよ！」っ思ってた気がする。
自分の思う夢は全て実現させてきたけど、でも必死だった。
今みたいな心が穏やかなことなんてなかったし、いろんなことが辛くて泣いてた。
結局、自分、私、我があればあるほど苦しいってことだな。
全てを感謝に変えるようにしていくとそんなに必死にならないでいいんだよね・・ま、２０代でそんなことわかるはずがないけど。
今なんて感謝や感動でしか涙でないもん。
そう思うと私も成長したねって思えました。
きっと２０年先、２０年前に比べたらだいぶ成長したねって思いたい。
そして、この旅をきっかけに面白い事がまた始まります。
過去を見つめて、未来に繋ぐ旅。
これも有り難い、「ありがとう」です。
旅の〆は空港でのヌードル定食。
spicy dumplingって書いてあったけど大当たり～美味しかった。
かなり辛かったけど、ピーナッツソースも入ってたのでこの混ざり加減が絶妙でした。人参やらキュウリやらの野菜もいっぱい入った汁なしヌードル。
スープは豚とコーンが入ってた。この出汁が効いてる～スープ。透明で美しい・・ってことは、かなりコトコト長時間煮込んだスープですね。
空港でこれだけレベルの高いご飯が食べられるのって絶対アジアの特権。西洋だったらパサパサのサンドイッチとかですよん。美味しいものあっても高いし。
