シンガー『ナターシャ』のブログ

関西・東京・名古屋・広島、そして台湾もグローバルに歌うシンガーソングライター、jazzシンガーナターシャのブログです

仙台到着

2009-11-26 | 
春の陽気の関西から来たら確かに寒いけれど、でも涼しくて気持ちいい。

仙台って都会なのね・・LOFTもタワーレコードもMARUZENもカリス成城もな~んでもあるんだ。うちの近所のショッピングセンターで長蛇の列になるアイスクリーム屋さん COLD STONEもあった。

でも大阪と違って人がそんなに多くないので私には気持ちよく歩けます。そして歩けば牛タンに当たる。「牛タンあります」という店があちこちに。

3週間いるから3枚くらいは食べようかな。しかし、不思議なのは、なんで牛タンだけの産地なんでしょう。牛は舌だけでなくいろんな部位があるのに舌だけが有名ってなんで? ま、誰かが作り上げたんだろうけど。

調理師学校時代に牛の舌を見たときは、あまりの大きさにびっくりした。あれから牛タン薄切りは何枚とれるのだろう?

知らない街に行くのはやっぱり楽しいなあ。東北は生まれて初めてです。
同じ日本だけど聞こえてくるのが東北弁。同じ日本語といっても音が全然違う。音の周波数がこれだけ違うって面白いなあ。

明日から20日間お世話になる街です。朝から晩までセミナーで週2日休みという規則正しい生活なので、普段規則正しいという言葉から縁遠い私にはいいのです。空いている時間に色々できる。するべきことの時間が自然と作れるって有り難い。とりあえず個人練習できるスタジオはチェック済み。時間がなくてまだ見れていないDVDも持ってきたりと規則正しい生活を満喫したいと思います。

規則正しい生活の第一歩として今日は早く寝ます。


映画5本

2009-11-26 | 映画、本、劇など
パリで夜は音楽を聞きに行きたかったのだけど、いまいちいい情報をゲットできなかったので2夜連続で映画をみました。

まずはRAPT。
http://green.ap.teacup.com/ledoyen/1958.html
昔あった誘拐実話を元に現代風にアレンジしたもの。しかし、えげつない場面がいっぱいだし、フランス語もちんぷんかんぷんで全然分かりませんでした。一緒にみた友達に後で筋を解説してもらって「ふううん」て感じ。ま、私一人だったら絶対選ばない映画。

そして、最後の夜に見たのはLe concert。http://www.youtube.com/watch?v=C7FcUp39bA4

オーケストラのいい映画でした。コメディだけどぽろっと涙がでそうな感じ。私、結構フランスのコメディ好きなんです。この映画は私でもげらげら笑えたから、日本語字幕があればもっと堪能できるかも。

パリ最後の夜にいい映画で締めくれてよかった。最後のオーケストラの場面は心にぐっときました。そして、音楽っていいなあ・・映画っていいなあ・・と心から思いました。

そういえば、その日は朝から地下鉄でサックス吹きのおっちゃんが乗ってきて私の前で止まり、その次に乗った地下鉄ではまたしてもアコーディオン弾きが乗り込んできてまた私の前で止まって演奏してました。パリはアコーディオンが似合う街だなあとつくづく思う。

4日居ても他の日には全く起こらなかったのにこの日は目の前の演奏だったから、夜のオーケストラのコメディに繋がったのかも。

そして、帰りの飛行機では3本みました。
不思議なものでパリの映画館では日本語字幕無しでも見るのに、飛行機に乗ったら字幕のあるものしかみない。

3本ともアメリカンコメディ。Le Concertを見てやはりコメディはいいなと思ったのです。

Julie & Julia(12月日本公開予定)http://www.julie-julia.jp/
メリルストリープがでているから見たけど、う~んいまいち。せっかくメリルストリープを出すならもっといい映画にしてほしいよな。

でてくるのがフランス料理の基本ソース&料理なので調理師学校を思い出しました。活きたオマールエビを茹でるのに大騒ぎしていたけど、日本人にはそんなにたいそうなことではないと思う。エビの踊り食いするんですから、私たちって。南仏時代に行ってたお料理クラスでもアメリカ人が魚の頭をつぶすスープをつくるのはいやだ・・と青い顔していた。私は「いやあん、いい出汁でてるわあ」て思ったけど。それより、肉屋さんに吊り下げられている「うさぎの干物」の方が私はイヤ。

2本目は秋に日本でも上映していた「男と女の不都合な事実」。
3本目はGhosts of girlfriends past(日本で上映するのかは不明なので日本語タイトル分からず)。1800円払ってまでは見ない映画だけれど、飛行機の中できゃはははと笑えて楽しかった。

コメディ立て続けに見ると、う~ん私って暗い人間だわって思った。もっとおちゃらけたコメディ人生送りたいもんです。




ビオマルシェのおじさん

2009-11-26 | カラダとこころ
ラスパイユのビオマルシェのお話つづき。

3年日本に帰る前、このビオマルシェに行きました。そこであるおじさんがビオのフラワーエッセンスや内蔵の名前が書いた液体(今思えばマザーチンクチャなのかも)売っていました。おじさんと話しているうちに私の話になって「これから手術するから日本に帰るの」と言いました。

するとおじさんは、「ホメオパシーは試したの?試してだめだったら手術をしたら・・」と言ったのでした。

「そうか、そういうものを試すの忘れていた」と私には今までうまく流れなかったものがす~っと流れた感じがしました。

その頃、検査に関わるお医者さんすべてが私にはハテナマークの人ばかり。

「簡単簡単。さっさと切っちゃったらいいんです。」て言うけど人間は機械じゃないよね、切ったり貼ったりすることってそんな手軽に考えていいものなの?

という疑問は泡の様にぷくぷく浮いてくるものの、病院に居たら私の考えはどうも可笑しいと思われるようだし、疑問の泡は浮上しまた底に沈むの繰り返し。

でもこのビオマルシェのおじさんが思い出させてくれたのです。私の違和感はOKだったんだって。

日本帰国後ホメオパシーを含め、自然療法をいろいろ調べました。そうこうするうちに「自分で病気を作ったなら自分で治さなあかんのちゃう?」という疑問が日に日に大きくなりました。

そして、怖くて怖くてぶるぶる震えながら「手術やめます」と電話しました。

3年経って私はこんなに元気。手術をしないと心不全になるって脅されたけど。。。怖かったなあ。でも明らかにあれから私の人生は大きく変わりました。

確かに血は薄いから階段はしんどいけど、でもそれは意味があって、私の体になんらかの都合がいいから血が薄いのです。それを無視して造血剤ガンガンいれるっていうのは、なんか変。

人間は機械じゃないから数値で決められないものだと思う。だって一人一人顔が違うしDNAが違うんだもん。体も心もすべてホリスティックに見てこそ、問題解決できるのだと思う。

そして大事なのは自分の体の感覚。数値よりも自分の感覚の方が大事なのは当たり前だけど、その感覚さえほとんどの人たちが鈍感になって分からなくなって、自分の体を数値にしてもらって安心したり不安になったりする。

私が何よりも嫌だったのは造血剤を毎日打ったり、ホルモン治療したときに「自分じゃない」て思ったこと。言葉ではうまくいえないけど「これって私じゃない」って思った。その感覚が一番つらかったかな。

今、そういった恐れから解放されたのもホメオパシーの考え方に出会ったから。そして、それに出会ったのはあのビオマルシェのおじさんのお陰。

さすがに今回はいなかったけど、こうやって一生に一度しか会わない人でも人生でとても大事なことを教えてくれる人がいるんだよね。

明日からシータヒーリングの直観解剖学アナトミーのクラスに仙台に行ってきます。2年前からず~っと受けたかったクラス。私も体の痛みや病ってほんとにつらかったから、少しでもそういう人のお役に立ちたい。

来年はアメリカで資格取ってこのコースも教えたいなと思っています。http://thetajapan.com/home/anatomy

私の内臓にどんな思考パターンが溜まっているのかしらん、楽しみでたまりません。帰ってくるころにはどれだけ内臓軽くなっているんだろう。。楽しみ楽しみ。

写真はノートルダム。