シンガー『ナターシャ』のブログ

関西・東京・名古屋・広島、そして台湾もグローバルに歌うシンガーソングライター、jazzシンガーナターシャのブログです

I'm back!

2009-07-26 | お知らせ
アメリカから帰ってきました。

蒸し暑い湿気のお陰で、乾燥して象の肌のようだった私の手もすべすべになりました。体が水分必要としているのか、まだいつもほどこの湿気が嫌じゃないや。


今回は旅を決めた時から、いつもとは違う感覚でした。
いつもなら「私は!どこどこへ行きたい」と思って手配するのだけど、今回は私でない何か大きな力が私を連れて行ってくれたという感じです。

去年行こうかなと思ったときは、アイダホフォールズまで3回か4回の乗継便しか見当たらなかったけど、今年6月にスタートした成田ーソルトレークシティのお陰で乗継も2回でそれも待ち時間が全て2時間ほどという完璧タイミング。ホテルも私から言う前にディスカウントしてくれたし。うまいことスムーズに運んだのでした。

こういうのって結構大事でスムーズに行かないときって、タイミングが違うのか、何かに執着しているのか・・そういうことが多いです。もがけばもがくほど無茶苦茶になっちゃう・・私がパリで全ての家財道具の荷物を郵便局に無くされ探し回った時はまさにそう。物への執着とればすぐにハッピーなれたんだけど。ま、後から分かっていい勉強になるのですけどね。

さて、この2週間、世界中からきた人たちとシータヒーリングを学んできました。アメリカの様々な州はもとより、イタリア、スペイン、イスラエル、オランダ、リトアニア、ポーランド、インド、日本・・これだけ世界中に広まっているとは正直驚きでした。

私にとって一番居心地のいいのは、こうやって世界中の人が集まるところかな、やっぱり。

私はいつも海外に行ってカルチャーショックを受けることはほとんどないけど、日本に帰ってくると「なんでなん・・」と泣きたくなっちゃうことが多い。

成田について一秒でも早く我さきに出ようとする人たち、人にぼんと当たっても平気な人たち、自分の知り合いと知らない人との境界線を強く引く人たち・・

ただただ青い空が広がり、ショッピングモールの隣の店が歩いて5分くらいかかるアイダホに居て、エネルギーが広がるだけ広がっていたからかもしれないけど、成田空港ですでに「私なんで日常生活でこんなイライラさせられるところにいるんだろう」と考えてしまった。

向こうで私がアメリカやシンガポールやフランスに住んでいたことを話すと、「なんで今は日本にいるの?」と聞かれた。「そうだなあ、歌っているからかな」と口から出てた。人からの質問って自分の気づいてないことを教えてくれる。面白い。

そして、もうひとつ。関空についたとき、予定外だったんだけど父と母が迎えにきてくれていた。二人が私を見た時に本当に本当に嬉しそうな顔をしてくれた。

そうだ、ここには私にとって大切な人たちがいるんだったって思い出した。

家に帰ったらベランダの野菜の水やりを頼んでいた友達からの手紙があった。適当でいいよ・・て言ったのにほぼ毎日来てくれていた。そして、「明日食べてね」って美味しいパン屋さんのパンと野菜と果物を置いてくれていた。

感動しちゃった。

ここには私が大切に思う人たち、私のことを大切に思ってくれる人たちがたくさんいるんだよね。

日本に居ると私には理解できないこと、奇異に感じることが山ほどあって、でもそれは彼らの文化だから私はそうは考えない、そうはしないけど彼らの文化を他の国の文化と同じように尊重しようって決めてから、日本で生活するのがそんなに大変じゃなくなった・・と思っていても、やっぱりもっと居心地のいいところを再体験し帰ってくるとハテナがででくる。

でも、そんなことよりもっと大事なことがあったなって思いだしました。

そういえばアイダホで日本の人たちの夢を見た。知っている人たちはみんな一回くらいでてきたんちゃうかっていうくらい。それが答だよね。文化や考え方が違ってももっともっとそれより大事なことがあるってこと。ふつうはこれは外国行った時に感じることなんだろうけど・・。

さて、今回の2週間は人生のイニシエーションとも言えるくらいの出来事でした。うすうす分かりながらも飛び込む勇気がなかった本当の人生の目的、魂の仕事をしていくエンジンがかかりました。ここまで来るのに長い間かかった気もするけど、人生で起こった全てのことがここへ連れてきてくれたんだろうって思います。悲しいことも楽しいことも出来事がすべて必要なことだったんだと実感しています。

さて、これからどうやってアクセル踏んでいくかだな。ま、自分を信じて自分の思う成功に向かって高速スピードでぶっとばしていきたいと思います。日本にベースを置きますが必要があればどこでもびゅんびゅん飛んでいくようになるでしょう。

ほんと楽しみ楽しみ。