シンガー『ナターシャ』のブログ

関西・東京・名古屋・広島、そして台湾もグローバルに歌うシンガーソングライター、jazzシンガーナターシャのブログです

ジプシー

2008-06-25 | 映画、本、劇など
今日はジプシー・スウイングのコンサートにいってきました。
「チャボロ・シュミットのジプシー・スイングナイト」

春頃、やたら夢にギターやバイオリンなどの弦楽器が出てきた時期に、ちょうどおじさんが一人ギターを弾いているチラシを見てつかさず予約したのですが、実際ステージではバイオリン、ベース、ギター2本と「ああ、私が夢に見た感じに似ているわ」と始まる前からテンション上がる上がる。

チラシにあったジプシースイングの説明、映画「ギター弾きの恋」の音楽・・というのだけを読んで「ああ、あの映画のね、いい感じだったわ」という程度しか知らなかったのですが、と~ってもよかった。

どれくらいよかったかと言うと、私の手のひらから金粉でてました。世の中では「金粉」というけれど、金粉っていうのはちょっと言いすぎで私の言葉では「ラメ」あるいは「きらきら」。

去年の12月ごろから食べ物に気をつけ、野菜を大量に摂り出してからよくこのラメが手のひらから出るようになりました。友達といい話をしていると(だいたい魂の話)キラキラが出て、そういうときはほとんどの場合、一緒に居る人も同じように出ているからキャアキャア言いながら楽しんでいたのですが、最近は心身ともに疲れていたから今日のキラキラは久しぶり。なんと、爪からもでていた・・マニキュア塗らなくても天然のラメだ~い!!

今日のコンサートはホールだったけれど「踊りたいなあ。これ、踊るところがあったらむちゃくちゃ楽しいだろうなあ」と、私の空想、イメージはヨーロッパの踊れる街角のカフェやバー、あるいはリゾート地の高級ホテルで人々がくるくる楽しく踊る図。あ、それからフランスの「音楽の日、fete de la musique」も思い出したなあ。街中が通り夜中じゅう音楽やっている日で飲んだり踊ったり。

とにかくコンサートが始まってからずっと「ああ、いいわああ」と思っていたのですが、どうも会場の人もすごく感動していたようで、終わっても総立ちで盛り上がってアンコールも二回。人と感じ方が違うことに最近は慣れているので「へえ、私がいいと思ったもの、みんなもいいって思うんだ」と妙な感動がありました。

体が変わってくると音楽の楽しみ方も変わってきて、体のどこにエネルギーあるいは響きを感じるか、自分の体がどういう反応するかが面白くって、今日はコンサートの間じゅう、足の裏がビンビン、じりじり一番エネルギー感じていました。考えたらジプシーだから地のエネルギーというのもなんとなく分かるような気がする。そのうち体が深呼吸を求めだし、深く空気を入れるともっと地球に繋がる感じ。今もまだこの感覚は残っているわ・・おお、これぞグラウンディング。

チラシによるとこのジプシースイングってジプシーの音楽とアメリカのスイングジャズをミックスさせたとような音楽とあるのですが、私が驚いたのは会場で買ったCDについていた説明。

「フランスアルザス地方は多くのジプシーたちの通過地点だったが、ここに定住する人々(マヌーシュ)も多く居た。彼らはオリエンタルなリズム、ハンガリー風な哀歌、ミュゼット、ジャズ、ボサノバなどを絡み合わせて独自の音楽を発展させた・・・」

何がびっくりしたって、私はアルザス地方がそんな場所だとは全く知らなかったのでした。フランスの中で南仏と同じくらい好きなのがアルザス(ドイツとの国境近く)。もともとアルザスワインがだ~いすきで、あそこに住むならアル中覚悟というくらい好きなのですがアルザスの中心地ストラスブールに降り立った瞬間に「この空気、この土地大好き」と一目ぼれした場所であり、そのまま住もか?!とまで思ったくらいでした。

そんなアルザスが私の手のひらからキラキラを出してくれるジプシー音楽と深く関係しているなんて、なんだか繋がっていて嬉しい。基本的に「ジプシー」とか「ノマド」とかいう言葉があると飛びついてしまう私でありますが、そうはいいつつ、ヨーロッパを旅していてジプシーたちがお金をせびりに集団でやってくると「くるなあああ」光線をしっかり出しますが・・・・だってきりないからね。

というわけで夢のメッセージをヒントに行動すると面白いことに繋がるということが体験できました。ちなみにケーシーによる夢解釈では、弦楽器は女性を表すらしいのですが、う~んこれからどう繋がるのでしょうかねえ。

しかし、人の体からキラキラだす音楽するってすごいよなあ・・とだいぶ少なくなってきた手のひらのキラキラを見ながら思うのでした。