シンガー『ナターシャ』のブログ

関西・東京・名古屋・広島、そして台湾もグローバルに歌うシンガーソングライター、jazzシンガーナターシャのブログです

下戸ゲコ

2007-04-16 | Weblog
昨日、寝る前に胃がしんどいな~と感じたときに、気づきました。あ、そういえばこの前まで辛かった胃痛が治っている~。やっぱり怒りを出したら治ったのだ。すごいなあ、人間の体って。昔なら私胃が痛い時は胃薬飲んでました・・えらなったなあ・・と自分を褒めつつ、なんで今日胃がしんどいんだろう?と考えれば・・考えられるのはただ一つ。お酒を飲んだのでした。

しかし、以前の私の酒量を知っている人はびっくりしますよ。ビールグラス一杯と日本酒をおちょこ3杯くらい。この間も大好きなフレンチのお店でシャンパンも一口、口にしただけで飲めなかったのです。

確かに去年、ヘモグロビンが半分になっていた頃、そんなことになっているとは露知らずでしたが、お酒を飲むにも「これ以上飲んだら死ぬぞ」という体からのメッセージがあり、酒量が減っていました。後で考えたら「体ってすごいなあ~。いつもどおり飲んでたらほんとに死んでたかも」と感心していたのですが、今はもう本当に元気いっぱい。なのにお酒が飲めないって、体がほんとに変わってしまったんでしょうね。人間ここまで変わるもんか・・と我ながらびっくりします。

基本的に私がアホほどお酒を飲んでいたのは、全部日本に居る時代だったので、お酒でも飲まなやってられへん・・ストレスがあったのでしょう。アルコールの力を借りて殻を破らないと自分を表現できなかったのだと思います。今はもうだいたい素の自分で居られるからアルコールがそんなに必要ないとは思うけど、でもだからって食事の時に飲むくらいは飲めてもいいと思うんですけどねえ。

元々アルコールには弱くはないけれど自分の体に合ったものかといえば、そうでなかったような気がします。きっともう私一生分のアルコール飲んだのかな。だから、もう体が要らん!て言っているような気がします。よく、ベジテリアンの人で肉若いときに食べ過ぎてもう欲しくないっていう人いますけどね。アルコールはあまりきいたことないや。

昨日もお鮨を食べたので、ちょこっとだけ日本酒飲みたいとは思ったけど、目の前のビールとかは必要なかったのに飲んでしまったからな。本当に自分のハートが欲しいと思うもの、思う量だけ摂り入れていたらいいのかなって思います。

しかし、こんな時代が来るとは・・人生何が起こるかわからないから面白いです。昼真っから飲みすぎて駅で倒れていた人と同一人物とは思えない。(夜はしょっちゅうでしたけど)でも、私は酔っ払いのお世話をするときにいつもpay forward という言葉を思い出します。

映画でありましたよね。善意の先送りとでもいうのでしょうか。自分が散々、色々な人に酔っ払って迷惑をかけ、お世話してもらったので、その人たちにありがとうの感謝をこめて「私もお世話してもらったもんな」と酔っ払いをお世話するのです。

そして、今になるとちょっとはお酒を飲めない人の気持ちもわかります。色んな体験ができて、ありがたいことです。とりあえず、よっぱらってその辺で倒れる体験はもうないと思うとそれも有り難いことです。