シンガー『ナターシャ』のブログ

関西・東京・名古屋・広島、そして台湾もグローバルに歌うシンガーソングライター、jazzシンガーナターシャのブログです

心をこめる

2007-04-15 | Weblog
最近、久しぶりに(といっても2年ぶりやら半年ぶりやらですが)会った人から、「若返ったなあ~」「同じ人とは思えないくらい元気だねえ」とか言われちゃって嬉しい限りです。確かに。私ほんとに元気です。昨日も薄着で出かけたので夜になって「さむ~」と駅を降りた瞬間思ったのですが、次に「寒いから家まで走ろう~」と走りました。こんなことって私の人生では、小学生のとき以来です。マンションの8階に住んでいるのですが、階段で上がったりしますからねえ。

元気であるとか、細胞が若返る、イキイキするというのは、「心の感動」の影響が一番大きいんじゃないかな。今日は5歳から10歳は細胞が若返ったというくらいの感動体験をまたさせていただきました。

今日はオペラ歌手であり大学でも教えてらっしゃる堀江秀一先生の声のワークショップに行ってきました。彼のお話はすごく面白くて笑い転げましたが、声の出し方もすごくかんた~んに説明してくれて、「自分は世界一うまい」「何が?」「心を伝えることが」という人になってみんなで歌ってみました。

「この広い野原いっぱい」を最初は、「1000人入っているホールで2階席の後ろに自分の好きな人がいて、彼・彼女に対する公開愛の告白」のつもりで歌いました。そして、後半になって今月のお誕生日の人を一人前に出だして、彼・彼女に対して

この広い野原いっぱい咲く花を
ひとつ残らずあなたにあげる
赤いリボンの 花束にして

をみんなで歌いました。その時、私は全部で30人ほどの中で1番前の列だったのですが後ろからくるみんなの想いのエネルギーに胸がつまってきました。涙がぼろぼろこぼれました。それから今日の主催者・場所提供者・・が順番に前に出て、彼らに私たちは歌い続けました。

心をこめるということ、それを表現すること、それも自分の声を、体を通して・・このエネルギーは人の心を溶かすのです。みんなと一体になるワンネスを感じ、自分のエゴも溶け涙になって流れていくようでした。

私も前に出てその愛のエネルギーを受けましたが、ただただ涙が流れるばかり。でもこれって私が生きている中で一番気持ちがいい瞬間・・。

自分の家族・友達の枠を超え、今日出合ったばかりの人です。お話もしたことない人。でも、その人の為に、その人に自分のありったけの想いを伝えるって・・神様が降りてくる瞬間です。

こうやって歌っていると、私はだんだん目の前の人たちが着ぐるみを着ているように感じだしました。人間って魂に神様からもらった「体」という「着ぐるみ」を着ているわけです。どんな顔しているとか、太っているとか、そういうのを「そういう着ぐるみ着てるんや」と感じるわけです。

普段、どうしても視覚優先になるので、「美人とか面白い顔している」とか、感覚として自分に入ってきます。しかし、そういうのを越えて外見が着ぐるみに思えるときというのは、つまり相手の魂の部分を自分が感じているんだと想うのです。そういうときは、きっと自分も魂の部分が作動しているんでしょうね。これ、最近ときどき出てくる現象です。

こういうのって「体験こそがすべて」なんで言葉で表すのは不可能ですが、想いを声を、体を使って伝えるあの感動、あの体験でどれだけ私たちは癒されるでしょうか。人間に生まれてきてよかった~って思える瞬間ですね。

本当に人が癒されるのって、自然の中に居たり、歌ったり、踊ったりすることじゃないかなって思います。太古の昔から続いてきた人間の本能。

今日のイベントはこちらのHPの4月のところにあります。http://www.npo.co.jp/santi/events/event_index.html

でも、最初に目にするのは、じゃ~ん、私たちがやるキネシオロジーのワークショップのお知らせですので、是非よんでみてください。