シンガー『ナターシャ』のブログ

関西・東京・名古屋・広島、そして台湾もグローバルに歌うシンガーソングライター、jazzシンガーナターシャのブログです

春の訪れ

2007-03-26 | Weblog
先日、自然派化粧品を探しているときに、「何が入っているかより、何を抜いているかが大切」という文が目に入りました。おお、深い。この二ヶ月、私もたくさん要らない物を抜きました。

おそらく、今から私にはたくさんの大事なお仕事が待っているけど、今のままではまだ準備ができていなくて、私の中の要らない物、トラウマ、恐れ、不安などを解放し、もっとピュアに、もっと地に足をつけ、上と繋がる必要があるのだと思います。

大きなトラウマも何度かでてきては解放し、熱まででたこともありました。3月初め頃から、ほんとに目がくるくる回りだして「貧血かなあ、ちょっと違うな~なんだろう?」と思っていたのですが、実際今から考えたら混乱を極めた時期でした。

今まで会ったことの無いような人に次から次へと出合い、素晴らしいな~と感心する人から、奇天烈な人まで様々で、毎日いろんな惑星旅行をしている気分でした。そして、自分が今住んでいる惑星、世界がどこなのか分からなくなってきたのです。このグラウンディング(地に足がついていない)ができていない混乱状態のときに、友達が読んでくれた本の一文が自分の深いところに届き、ついでに私も地球の深いところまで落ち込んでしまいました。「あなたの弱点は自分の価値を他人の認知から得ようとすること。」

そして、その次の日、ぐんぐん高熱がでました。「どう考えてもこれは内面から出たんだろう。熱まで出して、私の体の外にだそうとするもの、手放すべきものがあるんだな・・」勿論薬は飲まないから、「がんばれ、要らない物外に出ろ~」と、思うもののさすがに熱が9度まできたときには、ちょっと怖くなりました。

ホメオパスに相談してみよ・・と電話相談したところ、熱にいいレメディを紹介されましたが、私が「最近変化が激しすぎて、混乱してグラウンディングできていない状態なんですよ」と説明したら、「う~ん、でもホメオパシーやってたら、どんどん変化してきますからねえ。しょうがないとも言えますねえ」と言うお返事。あ、そう。ま、体内掃除の時期なのね。

熱が下がり始めたとき、ふと手にしたのが、映画「4分の1の奇跡」の主人公、山元加津子さんの本。(「本当のことだから」山元加津子、三五館)そして、大ちゃんという子の詩が目にはいってきました。

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心の奥にすわっている
僕の僕が
考えている

どっちにしようかと
わからんくなったら
すこしやすんで
みみできいて
しずかにみてたら
きっとわかる

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ああ、私はこの答えが欲しかったんだ。だから混乱して熱まで出したんだ。
これからは、私も周りの人でなくて、自分の心の奥に住んでいる自分に焦点を合わせて生きていこうって決めました。

そして、熱が下がった次の日からまた通訳のお仕事がありました。セッションで通訳するということは、そこでたくさんの人の人生を見ることでもあります。ヒーラーとクライアントの間に立って通訳するには、できるだけ自分の偏見、エゴなどを出てこないようにできるだけ無の状態でいることがベストなわけですからね。

この熱が出た後から、私はやっとグラウンディングの感覚が分かってきました。そして、体のセンター、体軸も「これのことかしらん」という感覚を感じ始めました。これからの体の変化が楽しみです。

ほんと宇宙のタイミングは完璧です。見事としか言えない。

勿論、要らないものを手放すプロセスは一生続くけれど、大きなものが取れたこの二ヶ月。どんどん体も心も軽くなって嬉しいな。春になって、心ももっと軽くなって、細胞も息吹く感じで・・嬉しい春の訪れです。