今日は「1/4の奇跡」という映画を見ました。2月に見た人たちが、ただただ感動し涙が溢れ、これをできるだけ大勢の人に伝えたい・・と活動している中、私もおくればせながら見てきました。
感動を文字にするって難しい・・・。
この映画は、全くの素人の入江富美子さんという方が「かっこちゃんこと、山本加津子さんの映画を創る」と決め、2月11日の最初の上映会の前日まで編集を重ねできあがったドキュメンタリー作品です。山本加津子さんは、養護学校の先生。子供達の素晴らしさを伝える講演や本などを書かれています。
多発性硬化症という時間がたつにつれ体が硬化していく病気になった雪絵ちゃんが最後に言った言葉が「ひとりひとりがちがっていいんだって言ったよね。それを世界中の人が知っている世の中にして」でした。それ以降かっこちゃんは前よりも精力的に子供達の素晴らしさを伝えていこうとします。
映画の中でペルーのインカ帝国の遺物を紹介している博物館の理事がでてきます。インカ帝国の出土品の中に、6本の指が真ん中、その周りを5本の指が描かれた図柄や、現在の言葉でいう障害者の土偶などがたくさんみつかっていることから、その時代は彼らは宇宙と繋がっている存在だと人々が信じ、崇めていたのだろうとおっしゃっています。
実際、かっこちゃんがペルーに行ってびっくりしたのが、インカ帝国の出土品が生徒の作品にそっくりなこと。ナスカのように地上絵を描く子供がいることから、「それ、知ってるよ。それは、きっと心を空に飛ばすのよ」と言ってみんなからびっくりされたり。
子供達を通じて、宇宙の不思議、考古学、科学を通して病気や障害そのものにも意味があること、そしてみんなが大切な存在であることなどを伝えています。
私の言葉では十分に伝えられないので、会場で買った講演録に載っていたお話を一つ紹介しますね。
きいちゃんという手足が不自由な子がいました。ある日、お姉さんの結婚式に出るんだと喜んでいたのですが、その後結婚式には出ないでとお母さんに言われ泣いていました。「私のことが恥ずかしいのよ。お母さんは私なんか生まなきゃよかったのに」って。かっちゃんは、何を言ってあげていいのかわからず、お姉さんへのプレゼントを一緒に作ろうと提案します。
さらしの生地を夕日の色に染め、浴衣を縫うことにしました。きいちゃんは、手が思うようには動かないから手にいっぱい血豆をつくるくらい大変だったのですが、一生懸命ほとんど一人でそれを仕上げ、お姉さんに送りました。
するとお姉さんから、「先生も一緒にきいちゃん、結婚式に出て」と言われました。式場ではきいちゃんを見てヒソヒソお話している人もいたので、「来なかった方がよかったんじゃないか」と思ったりもしたのですが、お姉さんはお色直しにあのきいちゃんが縫った浴衣を着てでてきたのです。
そして、お姉さんはスピーチをしました。「この浴衣は私の妹が縫ってくれました。妹は小さいときに高熱がでて、手足が不自由になりました。家族から離れて暮らさなければならず、私のことを恨んでいるじゃないかと思ったこともありました。でも、そうじゃなくて私のためにこんなに素敵な浴衣を縫ってくれたのです。私はこれから妹を大切に誇りに生きていこうと思います」と。
そして、きいちゃんはその後、お母さんに「おかあさん、私しあわせ。生んでくれてありがとう」と言ったそうです。それからきいちゃんは、とても明るくなり、和裁を習いたいと言って、それを一生の仕事に選びました。
この映画を見るとこの感動を伝えたくなります。一人でも多くの人がこの映画を見て、人間って生きているだけで素晴らしいんだっていうことがもっと広まったらいいのにって思います。
詳しい上映日程などHPに載っていますので、見てみてください。
http://www.ee-pro.net/ 東京・名古屋などが載っていますが、今日5月の大阪での上映も決まりました。NASAにまで広がったようです。私もこの素晴らしい感動を一人でも多くの人に、世界中に広まるようにお手伝いしていきたいと思います。
感動を文字にするって難しい・・・。
この映画は、全くの素人の入江富美子さんという方が「かっこちゃんこと、山本加津子さんの映画を創る」と決め、2月11日の最初の上映会の前日まで編集を重ねできあがったドキュメンタリー作品です。山本加津子さんは、養護学校の先生。子供達の素晴らしさを伝える講演や本などを書かれています。
多発性硬化症という時間がたつにつれ体が硬化していく病気になった雪絵ちゃんが最後に言った言葉が「ひとりひとりがちがっていいんだって言ったよね。それを世界中の人が知っている世の中にして」でした。それ以降かっこちゃんは前よりも精力的に子供達の素晴らしさを伝えていこうとします。
映画の中でペルーのインカ帝国の遺物を紹介している博物館の理事がでてきます。インカ帝国の出土品の中に、6本の指が真ん中、その周りを5本の指が描かれた図柄や、現在の言葉でいう障害者の土偶などがたくさんみつかっていることから、その時代は彼らは宇宙と繋がっている存在だと人々が信じ、崇めていたのだろうとおっしゃっています。
実際、かっこちゃんがペルーに行ってびっくりしたのが、インカ帝国の出土品が生徒の作品にそっくりなこと。ナスカのように地上絵を描く子供がいることから、「それ、知ってるよ。それは、きっと心を空に飛ばすのよ」と言ってみんなからびっくりされたり。
子供達を通じて、宇宙の不思議、考古学、科学を通して病気や障害そのものにも意味があること、そしてみんなが大切な存在であることなどを伝えています。
私の言葉では十分に伝えられないので、会場で買った講演録に載っていたお話を一つ紹介しますね。
きいちゃんという手足が不自由な子がいました。ある日、お姉さんの結婚式に出るんだと喜んでいたのですが、その後結婚式には出ないでとお母さんに言われ泣いていました。「私のことが恥ずかしいのよ。お母さんは私なんか生まなきゃよかったのに」って。かっちゃんは、何を言ってあげていいのかわからず、お姉さんへのプレゼントを一緒に作ろうと提案します。
さらしの生地を夕日の色に染め、浴衣を縫うことにしました。きいちゃんは、手が思うようには動かないから手にいっぱい血豆をつくるくらい大変だったのですが、一生懸命ほとんど一人でそれを仕上げ、お姉さんに送りました。
するとお姉さんから、「先生も一緒にきいちゃん、結婚式に出て」と言われました。式場ではきいちゃんを見てヒソヒソお話している人もいたので、「来なかった方がよかったんじゃないか」と思ったりもしたのですが、お姉さんはお色直しにあのきいちゃんが縫った浴衣を着てでてきたのです。
そして、お姉さんはスピーチをしました。「この浴衣は私の妹が縫ってくれました。妹は小さいときに高熱がでて、手足が不自由になりました。家族から離れて暮らさなければならず、私のことを恨んでいるじゃないかと思ったこともありました。でも、そうじゃなくて私のためにこんなに素敵な浴衣を縫ってくれたのです。私はこれから妹を大切に誇りに生きていこうと思います」と。
そして、きいちゃんはその後、お母さんに「おかあさん、私しあわせ。生んでくれてありがとう」と言ったそうです。それからきいちゃんは、とても明るくなり、和裁を習いたいと言って、それを一生の仕事に選びました。
この映画を見るとこの感動を伝えたくなります。一人でも多くの人がこの映画を見て、人間って生きているだけで素晴らしいんだっていうことがもっと広まったらいいのにって思います。
詳しい上映日程などHPに載っていますので、見てみてください。
http://www.ee-pro.net/ 東京・名古屋などが載っていますが、今日5月の大阪での上映も決まりました。NASAにまで広がったようです。私もこの素晴らしい感動を一人でも多くの人に、世界中に広まるようにお手伝いしていきたいと思います。