シンガー『ナターシャ』のブログ

関西・東京・名古屋・広島、そして台湾もグローバルに歌うシンガーソングライター、jazzシンガーナターシャのブログです

ビオ市

2006-10-23 | フランス
初めてパリらしいトピック。

今日は近くの日曜日にやっているビオロジックマルシェ(ビオ市)に行ってきた。有機農法でやっている野菜、果物をはじめ、肉、チーズ、パン、花、石鹸、エッセンシャルオイルなどなど盛りだくさん。市場に来るたびに元気をもらえるが、今回は大好きなものがたくさんで興奮してしまった。

プロバンスに住んでいたころは、毎日のようにどこかで市場があり、新鮮な野菜を買うのが大きな楽しみだった。そして、この野菜が本当においしい。肉にもいえることだが、味がしっかりしている。見た目は日本のようにきれいではないが、野菜のパワーがすごく強い。だから、焼いたり、茹でたりするだけで、十分おいしいのだ。今日買ったビオトマトはいつもマルシェで買うトマトよりももっと形が崩れていた・・味が楽しみ。

他に探していた南仏の手作り石鹸も買った。これが肌にいいのだあ。フランスに来たころ「あれ?洗顔石鹸ってないの?」と疑問に思ったのだが、特にないようだ。日本でいろんな洗顔石鹸を試すのが好きな私はちょっとがっかりしたのだが、マルセイユ石鹸を使い出したら、そんなもん要らないやというのがわかった。初めはスーパーで売っているマルセイユ石鹸を買っていたが、そのうち市場に売っている手作り石鹸を買うようになった。成分は一緒らしいが、この手作り石鹸は見事私の肌に合う。オリーブやラベンダーや蜂蜜や熊笹やと選ぶのもとっても楽しい。

日本に帰っていた間、日本の洗顔石鹸が必要以上に洗い流しているような気がした。佐伯チズさんの本(佐伯チズ メソッド 肌の愛し方育て方」講談社)に書いてあった「日本人は洗いすぎ」というのが分かる気がした。マイルドな手作り自然石鹸に慣れていた私の肌にはきつかった。たくさん洗い流してしまうから、また化粧水や乳液やクリームが必要になるんだるなあ。私はこっちでは、この手作り石鹸の後は、薬局で売っているビオデルマのスプレーとアヴェンヌのクリームのみで肌はすこぶる快調。乾燥と強い日差しに気をつければOKというのがわかってきた。

ビオ市の話に戻るが私が一番うれしかったのは、ビオのフラワーエッセンスのお買い物。フラワーエッセンスは、花のエネルギーを転写したものでそれぞれの花の持つエネルギーが人間の心と体のバランスの乱れを整えてくれるもの。フランスに来て嬉しかったことは、このエッセンスが薬局に普通に売られていることだった。だいたいはバッチ博士(こちらではバック)のシリーズだが、今日ビオ市で売られていたのは、薬局のと違ってアルコールが入っていないものだった。ちょうどミムラスとウオールナットが欲しいなと思っていたところだったので、嬉しいお買い物だった。

そういえば、そのおじさんが、「日本人は胃が悪い人おおいだろ。それって熱いものを飲んだりするからだよ。」と言っていたが、これってこっちにきてよく聞く。確かにお茶やうどんのおつゆ、熱燗など熱々でいただくもの多いもんなあ。

ちょっと気をつけようっと。


おかいもの 1

2006-10-21 | フランス
フランスに戻って「ああやっぱりいいよなあ」と思うものはいくつかあるけれど、その一つが洋服と靴。日本に居るときはまったく欲しいと思う服も靴もなかったけれど、こっちに戻ると「欲しい欲しい欲しい」と思うものがいっぱいで困ってしまう。

デザインや色などが日本のものはどうしても「無難」な線をいっているからかなあ。靴は特にそう感じる。南仏に居ると特にそうだったが、「こんなきれいな色の靴日本でみたことない」っていう緑やオレンジやピンクの靴やブーツが売っていた。

日本に帰ることが決まったし「買い物でもすっか」と毎日家の周りのお店をうろうろしているが、買い物で洋服や靴をみるだけでなく、買い物しているお洒落なパリジェンヌのファッションを見ることも楽しみのひとつ。「おっしゃれー」と思った人のお洒落をちらちら、彼女が何を買うのかもちらちらみながら、店をうろうろする私は怪しい人かもしれんが。昨日もコートの紐の面白い結び方をしているひとを発見した。

しかし、洋服屋さんも大変だろうなあと思うのが、客の洋服の扱いが荒くてきたない事。「どうやったらこんなにきたなくできるねん?」とつっこみを入れたくなるほど、試したもの、見たものを元のところに戻さず脱ぎ散らかしている。これは、飛行機を降りるときの感想と一緒。後ろの座席だった場合、出口にたどり着くまでに結構距離がある。そのときに見る景色・・「どうやったらこんなにきたなくできるねん?」と毎回思う。座席の上、下、ところかまわず食べ散らかし、飲み散らかし、毛布もむちゃくちゃ。この人らは小さいときに「おかたづけ」というのを習わなかったのだろうか・・と不思議に思う。こういうときはやっぱり日本人でよかったって思うなあ。

帰ってきましたパリ

2006-10-20 | フランス
久しぶりに帰ってきたパリは日本より一足早い季節で、もうコートの季節。せっかく「ふらんす日記」とブログを始めたが、いろいろあってフランスでの滞在許可証が切れる前にフランスに戻ってこれなくなり、日本に一度引き上げることになった。今回はそのための残務処理。

帰ってみれば、テレコムからたくさんの請求書が・・。最後通牒は「これ以上払わなかったら裁判じゃ」というのまで入っていた。勿論、私はパリを出る前にテレコムに行って、支払いはあるかと尋ねたら、「大丈夫大丈夫。全部引き落としになっているから問題なし」と言われた・・やっぱり信用した私が甘かった。アパートを引き上げるので電話線をクローズしないといけないのだが、電話線が開通しないことには閉じられないらしい。勿論すぐに支払いをしたが、一週間近く経ったがまだ電話がつながらない。帰るまでにちゃんとクローズできるんかい・・と不安がまた一つ。

昨日は学校に受講をキャンセルしたのでその返金を取りに行った。ちゃんと電話で前もってアポを取り、向こうが現金を用意できるという日時に行ったにかかわらず、担当者はどうもアポを忘れていたらしく不在。他のスタッフも今日中には無理だと言われる。「私は体調が悪いのにわざわざ来たんじゃい。また来いってことかい」と体力を振り絞り怒ったら(怒り度最高を5とすると2くらい)「日本の銀行に送金する」という結果になった。それなら、はじめからそうせえよ。しかし、またアポ同様「送金も忘れた」となりかねないから要注意。

「ああ、パリに戻ってきたんだなあ」と実感する出来事がまだまだ続く。しかし、あんまり怒ると体に悪いのでこっちも真面目に取り合わないことにしようと思う。なるようになるし、ならなかったらその時また怒ればいいっか・・てことで。