52 Crescent Street

東京目黒から山梨へ育児のためにお引越し。40代高齢出産ママの雑記帳です。

上人湯@鉄輪

2014年01月03日 | 散歩・旅のこと
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。


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今年初めのエントリーは昨年末から続く別府旅行記です。

最終日のランチ後は、悔いのないようできるだけたくさんの温泉に入るために、鉄輪温泉の共同浴場をはしごすることにしました。メインストリート「いでゆ坂」の上のほうから順番に攻めることにし、まず初めに訪れたのは金龍地獄が源泉の上人湯です。組合員以外の人は、上人湯の向かいにあるまさ食堂で100円を払って入浴札を借り、入浴中は札たてに札を入れておき、入浴後に札を返すというシステムです。右手に男湯、左手に女湯の入り口があります。中に入るとすぐにこぢんまりした脱衣所があり、右手に浴室があります。



ここも脱衣所と浴室が一体となっており、段差もほとんどありません。脱衣所の窓枠に入浴札を入れる札入れがあり、この日はすでに1つ札が立ててあり、若い女性の先客が1人いました。日当たりがとても良い建物で、白っぽい壁や床の浴室はとても明るく、3~4人ほどが入れる浴槽には透き通ったお湯がいっぱいに張られ、少し緑がかったタイルの底がゆらゆら揺れて見えました。浴槽の右手に加水用の蛇口があるようで、そこで先客のお姉さんは水を流しながら、髪を洗っている最中でした。私はというと、その反対側からお湯に入ろうと思い、まずはお決まりのかけ湯をしようと桶ですくったお湯を膝に掛けると、めちゃめちゃ熱く思わず「あっつ!」と声を漏らしてしまうほどで、その声に先客のお姉さんが振り向き「ここら辺のお湯はみんな熱いから、たくさんかけ湯したほうがいい」とアドバイスをしてくれましたが、お姉さんは北九州からの旅行客で、鉄輪の共同浴場をすでに何軒か回ったのだそうです。その後何度もかけ湯しましたが、ちっとも慣れず、片足を浴槽に入れては引っ込め、入れては引っ込め、最終的には湯船に入るのを断念しました。後からやってきた地元客は、数回かけ湯しただけで、するりと湯船に入り肩までつかっておられました。恐るべし上人湯、恐るべし地元客、なのでした。