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東京目黒から山梨へ育児のためにお引越し。40代高齢出産ママの雑記帳です。

モスクワビザなし滞在

2007年10月13日 | 散歩・旅のこと
過去の旅を振り返る、エストニア―ラトビア編。

前の旅行がエストニアの首都タリンで終了していたので
そこから続きを開始するべく、アエロフロートで出発。
モスクワからタリンまでの乗り継ぎがよくないため、
ビザなしモスクワ1泊滞在をすることになりました。

ビザなし滞在って、犯罪者的に扱われるのでは?ぐらいの
恐怖感がなんとなくあったのですが、実際は見方によっては
これってVIP待遇?と思えるぐらい至れり尽くせり。

まず、通常1時間以上並ぶ入国審査はパス。
空港建物の裏口に、お迎え車両が横付けされ
黒いスーツに身を固めた強面のお兄さんに付き添われ
今夜の宿へ。(もちろんホテルは選べません。)

他の宿泊客には会ってはいけないらしく
専用フロントでチェックイン。がらんとした
広い空間に革張りソファが2つ。強面のお兄さんと
向かい合って座り、軍服を着たほかのお兄さんが
部屋の隅に立って一応こちらを警戒しています。
ホテルのフロント係がやってきて、手続きを済ますと
建物の裏にある秘密のエレベーターへ。
移動はもちろん前後に強面の兄さん2人がつく形。
エレベータが5Fにつくと、受付みたいなデスクがあり
そこで色々説明を受ける。例えば、この階以外には
行ってはいけないとか、食事はルームサービスのみとか。
ほとんど軟禁状態ですね。

部屋でちょっとくつろいだあと、ルームサービスを注文することに。
英語が通じるかなーと恐る恐る電話をすると、「No English!」と
バッサリ。このままでは、2人で飢え死にしてしまうと、だんなさんが
必死になってロシア語を思い出し、なんとか注文成功。
届いた料理も注文通りで、本人はご満悦。

記念に写真を撮ろうとカメラを出したが、この旅行のために
新たに購入したリコーのカメラがなんとぶっ壊れているではないですか!
怒り心頭どうにもならず、今回の旅は写真なしと腹をくくり
2人でふて寝。

次の日のチェックアウトは、やはり強面兄さんに付き添われ
専用フロントで無事終了。空港までも昨日のルートを
そのままビデオで巻き戻したみたいに帰っていった。気がついたら
昨日モスクワに到着したときの状態にもどっていたって感じ。

それにしても、あのままわたしたちが消えたとしても
日本人のカップルなんて存在していませんでしたってことに
なってしまったのでしょうか。