もう二日前のことになりますが、ついに首都圏の一都三県に緊急事態宣言が出されました。
新型コロナ感染の爆発的増加を受けて、政府の側としても、いよいよそうせざるをえない状況に追い込まれたというところでしょう。
しかし、効果のほどはいかがなものか……正直なところ疑問です。
大規模なイベントは制限付きながらOK、会社も通常通りに営業という状態で、飲食店の営業時間を短くすることに果たして意味があるのか。
場所や時間帯によっては、むしろより密な状態が生じて逆効果にさえなりはしないかと私は思ってます。
飲食店の側からも、悲鳴があがっているようです。
先日までは
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イートなどといって飲食を推奨していたのが、手のひらを返したように飲食店を悪者扱いし、休業補償はしないが自粛要請に応じなければ店名を公表、なんなら罰則も導入……これでは飲食店側が納得しないのも当然でしょう。
いまさらいってもせん無いことではありますが、やはり去年の緊急事態宣言を解除するのが早すぎたのだと思われます。
一時的なダメージを甘受して、将来の大ダメージを避ける――困難な判断であり、とりわけ日本の指導者には伝統的に欠如している発想ですが、いま求められているのはそういう難しい判断をくだせる胆力でしょう。
ちょっと状況が改善してきたらすぐ緩和して、また悪化し、もう一度引き締め……というのでは、延々同じことの繰り返しになってしまいます。
いったん収束の兆しが見えたら、そこでへたに緩めずに一気に制圧するということが必要なんじゃないでしょうか。“いったん収束”ができたらの話ではありますが……