ロック探偵のMY GENERATION

ミステリー作家(?)が、作品の内容や活動を紹介。
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原寸大νガンダム立像

2022-04-30 21:52:13 | 日記


最近新たにオープンした商業施設ららぽーと福岡に行ってみました。

ガンダムの原寸大立像があるということでも話題になっています。
こちらが、その画像。


恥ずかしながら、私はV(ブイ)ガンダムだとばかり思ってました。

一応、ブイはブイで存在するのです。
Vガンは、私がガンダムシリーズ中唯一リアルタイムで観ていた作品。おそらくシリーズのなかでもさほど人気があるわけでもないだろうそのVガンが地元に建立されるとは奇縁……と思ってたんですが、現地にきて、Vではなくギリシャ文字のν(ニュー)だということに気づきました。
まあ、ガンダムに関する私の見識はその程度のものということで……

しかしせっかくきたので、いろいろ見ておくことにしました。


夜はこんな感じにライトアップされています。



また、隣の建物の壁面に動画を映写する演出も行われていました。
動画にあわせて、ガンダム像も動きます。
動くのは頭部と腕ぐらいのものらしいですが……下の画像は、右腕をあげたところ。



映写されている動画は、おそらくクライマックス的な部分だと思われます。
オリジナルのガンダムをきちんと通しで観たことがないのでよくわからないのですが……

Vガンダムもそうでしたが、ガンダムシリーズはしばしば戦争の話になっているようで……Vガンの終盤は重い展開が続き、それもあって、その後ガンダムシリーズを敬遠してました。

まあ、しかし戦争というのはそういうものでしょう。
この間までともに生活していた人と敵として戦場でまみえる。昨日まで話していた友人が戦闘で死亡する……戦争ということになれば、そんな悲劇がいくつも生まれるわけです。ガンダムで戦争を理解した気になるのも問題かもしれませんが……






サンフランシスコ平和条約発効記念日

2022-04-28 21:28:14 | 日記


今日4月28日は、サンフランシスコ平和条約発効記念日ということです。

70年前、敗戦後の日本が主権を回復し、国際社会に復帰した日……

最近はずっとそうですが、こういった記念日が露宇戦争に結び付けて考えられてきます。
今日の場合は特にそうで……というのも、いまのロシアをみていると、まるでかつての大日本帝国だと思わされることがたびたびあります。
まあ戦争となったら子供じみた負け惜しみや強がりみたいなことをいうようになるというのは、どこの国でもあるんだと思いますが……それにしても常軌を逸している。
第二次大戦中に連合国側が日本に対して抱いていたのはこういう感覚なんでしょう。
これは、憲法で軍備をもたせないようにして戦争放棄ぐらい謳わせておかないと安心できない……というのも無理ないことです。

日本にそういう憲法ができたことに関して賛否はあるでしょうが……9条云々といったことは別として、日本がサンフランシスコ講和条約で国際社会に復帰したのは、大日本帝国との訣別が前提であるはずです。ここは、はっきりさせておいてもらいたいと私は思ってます。

私にいわせれば、むしろそっちのほうが重要です。
かつての大日本帝国の価値観とは完全に切れていて、戦前の日本を美化したりはしないし、ましてそこに戻ろうなどとは考えていない……ここさえしっかりしていれば、正直なところ正式な“軍隊”を持っているかどうかということはさして大きな問題ではない、と。

ところが、最近のいくつかのニュースをみていると、どうもその断絶が不十分らしいということが見えてきます。

大日本帝国を賛美し、そこに回帰したいと考えている人が、この国には少なからず存在しているらしいのです。

その崩壊から70年以上を経てなお……というよりも、むしろ時が経つにつれて増えているかもしれません。

この状況で、軍備増強論ばかりが声高に唱えられるのは、きわめて危険といわざるをえないのです。




リメンバー・チェルノブイリ・デー

2022-04-26 21:19:35 | 日記


今日4月26日は、「リメンバー・チェルノブイリ・デー」ということです。

1986年のこの日、旧ソ連のチェルノブイリ原発で大事故が発生しました。
チェルノブイリといえばウクライナ侵攻でも再び大きな注目を集めましたが……そんななかでのリメンバー・チェルノブイリ・デーということで、今回はこの事故から得られる教訓について考えてみたいと思います。


先月にはスリーマイルの日というものがありましたが……チェルノブイリ、スリーマイル、フクシマと、これらの重大事故に共通しているのは、予期していなかった事故が突然起きたわけではなく、なんらかのかたちで事前に予期しえた、回避しようと思えばできたはずだった、ということです。
スリーマイルの場合は、その事故にいたるプロセスが起こりうる可能性に思い当たり、事前に警告していた人物がいたということです。
福島第一原発の場合は、巨大な津波がきたら耐えられないと事前に警告されていたことは、日本の原発問題に関心をもっている人には周知のとおり。
チェルノブイリの場合は、もっと直接的で、事故が発生する前にアラームが鳴っていたといいます。そのアラームで作業員が運転を停止していれば、あの事故は起きなかったかもしれません。しかし、作業員はアラームを無視して作業を続けてしまったのです。
ものの本によれば、そのときチェルノブイリ原発では「原子炉を停止して慣性だけでタービンを回し続けたらどの程度発電できるか」という実験をやっていたといいます。原子炉は停止しているのだから大した事故にはならないだろう……と、作業員たちは考えたそうです。そして、アラームを無視したら、大事故になってしまいました。

この、「事前に警告されているのに、きちんとそれに対処しない」というのが、原発の安全に関する大きな落とし穴なんだろうと私は思ってます。

おそらく、原発という巨大なシステムにおいては、その種の危険に関する警告が日常的に大量にあるのだと想像します。そして、そのひとつひとつに対処していたら、とても原発を稼働できない。だから、警告を無視する。結果、警告されていた事態が生じたときにそれを防ぐことができず大事故にいたる……そんなところじゃないでしょうか。

アラームを切る類の話は、あの福島第一原発の事故を経験したあとでさえ、ちらほら聞こえてきます。
汚染水タンクの水位センサーとか、外部から原発敷地内への侵入者を感知するセンサーだとか、そういった警報が切られていたという報道がありました。そして、これらに関する原発運営側の釈明は、「ちょっとしたことで反応するセンサーにいちいち対応していたらきりがないから切った」なのです。

今次のウクライナ侵攻で、「原発が武力による攻撃を受けた場合」というのが、一つの大きなリスクとして浮上してきたわけですが……これに対しても、「そんなことあるわけがない」とか「対応してたらきりがない」といって無視するとしたら。そうした姿勢の先には、また次の大事故が待っているということになるんじゃないでしょうか。



ウクライナ侵攻開始から二か月

2022-04-24 23:27:02 | 時事


ロシアによるウクライナ侵攻開始から、二か月が経ちました。

ウクライナ側はひとまず首都陥落を回避し、粘り強い抵抗を続けていますが……ロシア軍は南東部に戦力を集中させ、この方面ではかなり優勢なようです。
この戦争は年単位で続くのではないかという見方も出てきていますが……
そうなってくると、各種の経済制裁が効いてくるかもしれません。先日の記事でも書いた債務の問題で、ロシアは「潜在的なデフォルト」状態ということになっていて、戦闘が長期化すれば経済的な問題が徐々に顕在化してくるでしょう。それによって、ロシア側が手をひかざるを得なくなる……というのが、今のところもっとも期待できるシナリオと思えます。

そこにむけて、制裁の継続・強化を望みたいところです。



カーペンターズの日 カバー特集

2022-04-22 16:30:01 | 日記


今日4月22日は、「カーペンターズの日」ということです。

カーペンターズが正式に活動を開始した日だとか……
というわけで、今日はカーペンターズ特集でいこうと思います。今年「ビートルズの日」「ローリング・ストーンズの日」の記事でやった趣向にあわせ、数ある名曲のなかから、カバー曲を集めてみました。
カーペンターズの場合、最近この系統の記事でとりあげているような時事性をもった歌はあまりありませんが、どこか本田美奈子に通じるイノセンスやピュアといったところはあるんじゃないかと思います。ある種、時事性を超越した普遍性というか……


まず、ハンク・ウィリアムズのカバー「ジャンバラヤ」。

The Carpenters - Jambalaya (On The Bayou) (Live in 1974) • TopPop


ビーチボーイズ「リトル・ホンダ」から、スキーター・デイヴィス「この世の果て」。
音源は、武道館公演のもの。「リトル・ホンダ」をやったのは、日本向けのサービスということでしょうか。

Little Honda / The End of the World (Broadcast 1974)  


ビートルズのカバー「ひとりぼっちのあいつ」。
ウィキ情報によれば、日本における海外アーティストのセールスランキングにおいて、カーペンターズはビートルズに次ぐ第2位なんだそうです。

Nowhere Man (Demo)


イーグルスのカバー「ならず者」。
私にとっては特別な一曲です。“時事性を超越した普遍性”ということでいえば、この曲はまさにそういうことじゃないでしょうか。

Desperado


ハーマンズ・ハーミッツのカバー「見つめあう恋」。
これもまた、素朴であるがゆえの普遍性をもった歌といえるでしょう。

There's A Kind Of Hush