5月24日は、ディランの誕生日です。
というのを、ここ何年かやってきましたが……
先日のジュンスカの記事と同様、gooブログの終了により、それも今年で最後ということになりました。
このブログで迎える最後のディラン生誕祭。
ということで、ディラン特集をやろうと思います。ディラン本人ではなく、ほかのアーティストによるカバー動画で、まあ以前同じようなことをやってはいるんですが……しかし今年は、なにしろファイナルなので、錚々たるメンツがそろいました。
ディランといえば、最近の話題はなんといっても伝記映画『名もなき者』。
この映画で若き日のディランを演じたティモシー・シャラメは、当然ながらディランの歌をいくつも歌っています。そのなかから、「時代は変わる」。
A Complete Unknown | “The Times They Are A-Changin'” by Timothée Chalamet
Beckによる、Leopard-Skin Pill-Box Hat。
ボスニア紛争に苦しむ子供たちを支援するチャリティ・アルバムに収録された一曲です。
Leopard-Skin Pill-Box Hat
このアルバムでは、趣旨に賛同したレジェンドたちから指名を受けた若手ミュージシャンがその曲をカバーするというユニークなシステムがとられました。ここでベックを指名したというのは、ディランのセンスが光るところです。
比較的最近のアーティストとして、マイ・モーニング・ジャケットのジム・ジェームズがソロでカバーした If Not for You。
If Not For You
ジョージ・ハリスンやオリビア・ニュートン=ジョンのカバーでも有名な曲。
ディランとほぼ同時代のロックンローラーとして、ジョー・コッカー。
ウッドストックでの I Shall Be Releasedです。ディランの歌というより、ザ・バンドの曲として知られているかもしれませんが……
I Shall Be Released (Live At Woodstock 1969)
ボス、ブルース・スプリングスティーン。
最近トランプ大統領とのバトルでも注目されているスプリングスティーン。ごく最近のライブ音源がアルバムとしてリリースされていますが、そのなかにディランのカバー「自由の鐘」がありました。
Chimes of Freedom (Live in Manchester, May 14, 2025)
以前からちょくちょくライブでやっているようですが、今このタイミングでは、また違った響きがあります。裸の王様を撃つスタンスは、まさにロックンローラーの鑑。トランプ大統領とはとことんまでやりあってもらいたいところです。
シェールによる All I Really Want to Do。
いまの時代にこそ響くという意味では、この曲もそうかもしれません。
Cher - All I Really Wanna Do (The Cher Show, 04/27/1975)
「見張り塔からずっと」。
このブログではいくつかのカバーを紹介してきましたが、ここではPlaying for Changeのバージョンを。
世界中のミュージシャンが参加するプロジェクトで、この動画にはウォーレン・ヘインズや、ドアーズのジョン・デンズモアといった人たちの姿があります。日本からは、パーカッショニストのはたけやま裕さんが参加しました。
All Along The Watchtower (Bob Dylan) feat. Warren Haynes | Playing For Change
PFCは、日本のACのような啓発的意味合いをもつプロジェクトです。
先ほどのベックが登場したチャリティアルバムもそうですが、ボブ・ディランはそういうところでもよく取り上げられるアーティストなのです。
最後に、ストーンズ。
Like a Rolling Stone のカバーです。以前MVを紹介しましたが、今回はライブの動画を。
The Rolling Stones - Like A Rolling Stone (Bridges To Bremen)