ロック探偵のMY GENERATION

ミステリー作家(?)が、作品の内容や活動を紹介。
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立憲民主党代表選

2021-11-30 21:39:09 | 時事


立憲民主党代表選で、泉健太政調会長が新代表に選出されました。

ひとまず、立憲民主党の再出発ということで……今後に期待したいと思います。
課題山積の険しい道のりではありますが、政権交代が普通に起こりうる、まともな議会政治を目指して頑張っていただきたい。

何度も書いてきたことですが、政権交代がほとんどまったく起こらないの異常であって、新陳代謝がないために機能不全に陥っているというのが日本政治の現状でしょう。これをなんとかするためには、ともかくも野党第一党が存在感を示すことです。政権交代を目指すという気概をもって、ビジョンを提示してもらいたいと思います。

ジミ・ヘンドリクスの誕生日

2021-11-27 17:33:39 | 日記


今日11月27日は、ジミ・ヘンドリクスの誕生日ということです。

誰もが知る、不世出の天才ギタリスト……

その1968年のライブ音源が、ジミヘンの公式Youtubeチャンネルで公開されています。

1968-12-01 | The Jimi Hendrix Experience: Live In Chicago '68

ジミヘンについては、以前このブログで書きました。
近々、振り返り記事でもまた登場してもらう予定です。いつものように動画を載せるのはそちらにゆずるとして……今回は、ジミヘンの名言をひとつ。

  愛の力が「力への愛」に打ち勝ったとき、世界は平和を知るだろう

先日フレディ・マーキュリーの記事でも書いたように、一見ワイルドだったり挑発的だったりするアーティストも、その仮面の奥に素朴でピュアな心を隠して持っているのです。ジミヘンもまた、そんな一人ということでしょう。



フレディ・マーキュリー没後30年

2021-11-24 21:19:52 | 日記

今日は11月24日。

これが何の日かというと……クイーンのボーカルだったフレディ・マーキュリーが1991年にこの世を去った日。
そう、今日はそれから30年ということになるのです。

今年は何それが30周年という話がいくつかありましたが……フレディが死去したのも1991年だったと。なにげに大きな時代の転換点だったんでしょうか。
ともあれ、今回はこのロック史における偉大なスターを讃え、名曲の数々とともにその軌跡をたどってみようと思います。


まずは伝説のはじまり、クイーンにとって最初のシングルとなった「炎のロックンロール」です。

Queen - Keep Yourself Alive (Official Video)


そして、セカンドアルバムのラストを飾る「輝ける七つの海」。初期の代表曲の一つです。
MVには、来日時の映像がふんだんに使われています。よほど日本での歓迎が嬉しかったんでしょうか。

Queen - Seven Seas Of Rhye (Official Video)


サードアルバム Sheer Heart Attack より、Killer Queen。
これも代表曲でしょう。

Queen - Killer Queen (Top Of The Pops, 1974)


4thアルバム『オペラ座の夜』より、Love of My Life。
ブラジル公演の動画。映画『ボヘミアン・ラプソディ』で使われていたのもこの動画でしょうか。

Queen - Love Of My Life (Official Video)  


8thアルバムThe Game から、クイーンにとって初の全米No.1ヒットとなった「愛という名の欲望」。

Queen - Crazy Little Thing Called Love (Official Video)


9thアルバム Hot Space から、 Life Is Real。
非業の死を遂げたジョン・レノンに捧げる歌です。

Queen - Life Is Real (Song For Lennon) (Official Lyric Video)

自身もジョン・レノンとそう変わらない歳で世を去ることになるとは、フレディも思っていなかったでしょう。


同じアルバムには、デヴィッド・ボウイとのコラボもありました。

Queen ft. David Bowie - Under Pressure (Official Lyric Video)


ライブ・エイドでの「悲しい世界」。
これは、クイーンとしてのステージとは別に、フレディとブライアン・メイの二人組で歌ったもの。
曲の内容が、まさにライブ・エイドの趣旨に合致しています。

Freddie Mercury & Brian May - Is This The World We Created? (Live Aid 1985)

紛争、飢餓、貧富の差……「これが僕らのつくった世界なのか?」と問いかける歌。
多くのロックスターがそうであるように、道化師の仮面の奥にあるのはピュアな心なのです。先に出てきたジョン・レノンへの追悼の歌もそういうことでしょうし、デヴィッド・ボウイとのコラボ曲もそうでしょう。Under Pressure では、「愛にもう一度チャンスを与えることはできないのかい」と歌っていますが、これはジョン・レノンが「平和にチャンスを」と歌ったことに重ね合わせられるのではないでしょうか。


ここから、クイーンを離れて活動していた時期の曲を二つ。
まずは、「バルセロナ」。

Freddie Mercury & Montserrat Caballé - Barcelona (Original David Mallet Video 1987 Remastered)

そして、ソロ曲 Made in Heaven。
フレディの死後、遺されたクイーンのメンバーたちが伴奏をつけてクイーン版を制作。そしてそれをタイトル曲としたアルバムが制作されたのは周知のとおり。

Freddie Mercury - Made In Heaven (Official Video Remastered)


そのアルバムMade in Heavenは、フレディの余命という時間的制約があったために、フルアルバム一枚分の曲を作ることができませんでした。
そこで、先ほど紹介したタイトル曲がそうであるように、遺された音源やソロ曲などを“クイーン版”に仕上げるという形をとらざるをえなかったわけです。
そういう事情で、このアルバムのために作られた純粋な新曲は半分ほど。そのなかの一曲が、Let Me Live です。

Queen - Return Trip (Let Me Live)

クイーンというバンドはフレディのほかにブライアン・メイとロジャー・テイラーもリードボーカルをとる場合があるわけですが、一つの歌の中で3人が順番にリードをとるというのは意外にありそうでなくて、全作品中この一曲のみといいます。そういう意味でも、クイーン史の終幕を飾るにふさわしい曲といえるでしょう。


あの曲やこの曲がないじゃないかと思われるかもしれませんが、クイーンに関してはこれまでにも何度か取り上げたことがあり、今回は、これまでに紹介しなかった曲を集めています。ご了承を。

クイーンはその後も別のボーカリストを迎えて断続的に活動しているわけですが、やはりフレディ・マーキュリーは唯一無二の個性です。その輝きが色あせることは今後もないでしょう。




S・キングの名作を振り返る

2021-11-22 22:06:46 | 過去記事

スティーヴン・キング『ザ・スタンド』

もしアーティストなど役に立たないというのなら、隔離の期間を、音楽も本も詩も映画も絵画もなしに過ごしてみろスティーヴン・キングが、ツイッターでこんなことをつぶやいていました。もっとも......


過去記事です。
スティーヴン・キングの『ザ・スタンド』について書いています。

最近知ったんですが、この作品は去年テレビドラマとして放送されていたんだそうです。
三十年ほど前に一度映像化されているんですが、新型コロナのパンデミックという事態を受けて、これはタイムリーだということでリメイクされたのでしょう。まあ、悪く言えばコロナ禍に便乗ということにもなりますが……

で、その日本版DVDがつい二週間ほど前にリリースされていました。
下は、その予告動画。

「ザ・スタンド」2021年11月10日(水) DVDリリース!

まあ、新型コロナはここまでひどくはありませんが……
しかし、世界全体で見ると、すでに統計上の死者は500万人を超えています。統計に表れていないぶんも含めると死者はその2、3倍にのぼるという推計も。となると、やはりスペイン風邪以来の大規模パンデミックということになるわけです。
日本では感染が収束しつつあるかにも見えますが、世界の状況を考えれば、まだ安易な楽観は禁物でしょう。混迷が続く世界ですが……『ザ・スタンド』に描かれるようなダークサイドに落ちないようにしていたいものです。



立憲民主党代表選、告示

2021-11-19 16:23:36 | 時事


立憲民主党の代表選が告示となりました。

泉健太政調会長、逢坂誠二元首相補佐官、西村智奈美元副厚労相、小川淳也元総務政務官という4人の顔ぶれです。
小川さんは、今回の立候補は難しいともみられていましたが、どうやら推薦人を確保することができたようです。

野党第一党のなかで政策論争が深まるのを期待したいところです。
そのうえで、来夏の参院選にむけて与党としっかり対峙できる体制を構築してもらいたいと思います。

そして、マスメディアにもしっかりこの代表選を取り上げていただきたい。

いまのきわめて不健全な一強体制は、マスメディアの報道姿勢が一つの要因であることは否定できないでしょう。
野党だから、実際に政権を運営していないから報道しないというのでは、野党がどのような活動をしているか、何を主張しているかが有権者に浸透せず、結果として与党を利することになるわけで、これが実質的に与党一強体制を下支えしていることはほとんど疑いようがないと思われます。

今日、FRIDAYの電子版で民主党代表選の記事がありましたが、大手メディアも、自民党総裁選の場合と同様に、これでもかと立憲民主党の代表選を取り上げてもらいたい。いろいろ横やりが入るのかもしれませんが、そんなものは突っぱねる。そうであってこそ、ジャーナリズムの矜持を示せるというものでしょう。