2014年6月24-25日に開催されたACIPにおいて、2-8歳に対するインフルエンザワクチンに関して、経鼻生ワクチン(LAIV)と不活化ワクチン(IIV)どちらも有効かつ安全性が高く推奨されるとしながらも、両方の製剤が利用可能であればLAIVを優先することとした。喘息の既往や卵アレルギーではLAIVが推奨されない等の詳細な検討の他、推奨の追加による社会や需給への影響についても話し合われた。
P . . . 本文を読む
the full report of the SAGE meeting of April 2014
百日咳の報告数は再増加しているか?オーストラリア、ポルトガル、イギリス、アメリカでは無菌体ワクチン導入後に増加
無菌体ワクチンでは5年程度で予防効果が低下
ただし、無菌体ワクチンを使用していても報告数が増加していない国もある
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Benefits from Immunization During the Vaccines for Children Program Era — United States, 1994–2013Weekly April 25, 2014 / 63(16);352-355
背景予防接種は最も効果的な公衆衛生上の介入手法である。小児に対するワクチンプログラムThe . . . 本文を読む
要旨:英国のワクチン諮問機関が条件付きでB型髄膜炎菌ワクチンの定期接種化を推奨、そのプロセスではワクチン価格、予防接種方法、関連する現在の定期予防接種プログラムの変更を含めた議論が行われている。
the UK Joint Committee on Vaccination and Immunisation (JCVI)は独立した専門家が英国保健省に特定の科学的助言を行う国 . . . 本文を読む
百日咳は予防接種歴があっても高い割合でブレイクスルーが生じうるが、 入院などの百日咳の重症化を予防することを示した報告
2010年から2012年のポーランドにおいて、生後6週間から18歳までの百日咳と確定診断された624人のワクチン接種歴と重症度を調査。45%にあたる286人は国の推奨する予防接種を完了しており、27%にあたる167人は1回以上の接種歴があるが予防接種を完了していなかっ . . . 本文を読む
生ポリオワクチン株由来のポリオウイルスの同定に関する実績
Reference: 21 March 2014, vol. 89, 12 (pp. 117–132) Vaccine-derived polioviruses detected worldwide, July 2012–December 2013 . . . 本文を読む
製薬会社が実施した13価結合型肺炎球菌ワクチン(PCV13)の85,000人の65歳以上の高齢者を対象とした肺炎球菌性市中肺炎の予防効果の調査(CAPiTA: Community-Acquired Pneumonia Immunization Trial in Adults)
結果PCV13を接種した65歳以上の高齢者群でプラセボ群と比較して13価の肺炎球菌による市中肺炎を46%減少(P=0.0 . . . 本文を読む
オランダにおける流行性耳下腺炎の流行疫学調査を実施。
2009年9月1日から2012年8月31日にかけて流行がみられた1557例の流行性耳下腺炎患者を評価。
流行のピークは春と秋にみられた。
半数以上(59%)が男性で、18-25歳の割合が67.9%と最も高く、2回のMMRワクチン接種歴があるものが67.7%をしめた。
半数近くの症例が大学生または大学生に接触した人であった。
2回接種を . . . 本文を読む
2013年11月時点での予防接種率は18-64歳の労働人口にて34%、小児での41%、高齢者での62%と比して接種率が低かった。
2012-2013年の流行期に予防接種は労働者人口においてインフルエンザに関連した入院を61%、死亡を62%予防したと推計
医療機関受診に対する予防効果
Wisconsin, Washington, Michigan, Pennsylvania, Texas5 . . . 本文を読む
February 3, 2014 / 63(Early Release);1-2
ACIPによる2014年における0-18歳の予防接種推奨の見直し
推奨接種スケジュールはウェブサイトを通じて入手でき、医療従事者用(成人の接種スケジュール・小児の接種スケジュール)と一般の方用の啓発資材など(それぞれ0-6歳用、7-18歳用、19歳以上用)が用途に合わせて各3段階の大きさで用意されている。またラミ . . . 本文を読む
インドは2009年には世界のポリオの報告の半数が報告されていたが、2014年1月13日で3年間ポリオの報告がなく、同年3月にもWHO南アジア事務局の排除宣言が検討されている。2012年2月25日にはポリオの発生が1年以上ないことからWHOの流行国のリストから外された。現在のところ、最後の報告は2011年1月13日に西ベンガル地方のHowrahで報告された麻痺を生じた2歳の少女である。(India . . . 本文を読む
February 3, 2014 / 63(Early Release);1-4 予防接種の前の問診事項として、健康状態、ライフスタイル、職業、渡航歴を聴取する 成人には高い接種率を実現することが困難であることから、患者教育を含め日常診療における最新の予防接種の適応を考慮することが重要であり、適応があれば予防接種医に紹介する必要がある 予防接種を推進する方法として、定期的な接種対象 . . . 本文を読む
百日咳の無菌体ワクチンは百日咳の発症と感染を十分に予防できないことを示したFDAによる研究。
方法:
生後2, 4, 6か月のヒヒに百日咳の無菌体ワクチンまたは全菌体ワクチンを接種、生後7か月にBordetella pertussisに感染させた。
評価者は動物の症状と鼻咽頭洗浄液の保菌状態を評価、感染についてはワクチンを未接種のヒヒを同じ檻に入れて観察した。
結果:
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SAGE in Immunizaion on 5-7 November, 2012
11月5-7日に開催されたSAGE会議でワクチンの10カ年計画としての国際的なワクチンのアクションプランの初年度の報告について議論。集中的に取り組むべき課題として下記の項目を推奨、今後数年間にワーキンググループの最優先課題として扱われる。・データの質を改善すること・予防接種率を高めること・麻疹・風疹・先天性風疹症 . . . 本文を読む
SAGE meetingによる推奨事項 WHO Stragetic Advisory Group of Experts in Immunization(SAGE) on Nov 2013(スライドはWHOのHPより引用)
定期接種において3-4回のOPV接種に加えて、IPVの1回接種を生後14週以降に行う
現地の疫学情報を勘案してスケジュールは流動的に計画でき . . . 本文を読む